2020年5月13日
コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。
〈2005年1月1日〉
北海道からの帰路の途中、新潟県直江津駅近くの「ホテルα-1上越」で新年を迎える。昨年12月25日に出発した今旅もいよいよ最終日。明日からは出勤なのでこの時点でかなりブルー。
9時30分頃ホテルを出て直江津駅に向かう。昨日湿り雪が積もった道路を歩いてきたので靴がベシャベシャ。まだ完全に乾いてない。あ~気持ち悪い。
直江津から普通「妙高4号」に乗車。まずは長野へ。行きとほぼ逆ルートでの帰路。行きはウキウキ気分だったけど、寄り道しながら帰りの今は自分が北海道に行ってきたことを忘れてしまいそうな感覚。やはり帰りは寄り道しない方が自分にはいいらしい。旅の風景を回想しながら寝台特急で一気に帰ってくるのがベストと認識した今旅。
途中の牟礼で数分停車。気分転換にホームに降りる。雪化粧した「あさま」カラーの189系、かっこいい。
行きはほとんど雪が無かったけど、年末で一気に降ったのか、この辺りも雪景色で社会復帰前の憂鬱さを軽減してくれる。
12時前に長野に到着。行きの長野駅で食べた駅そばがすごく美味しかったので、帰りもここで昼食。しかし、行きに食べた蕎麦とは何か違う。失礼ながら至って普通。そうか、確か行きのそば屋さんは「ナカジマ会館」という名前だったと思うけどここは違う。ホームによって異なるのか。という訳で、こちらの蕎麦を食べ終えてから跨線橋を渡りナカジマ会館へ。あ~この味。やっぱり美味い。しかし無理矢理の2杯目だから胃がきつい。
続いて篠ノ井線の普通列車に乗車し西条で下車。ここから徒歩15分ほどの所にある「西条温泉 とくら」へ。内湯のみながら硫黄のいい匂いがするなかなかいい温泉。すっかり気に入って、こちらにはその後もちょくちょく来るようになる。
温泉を出て西条駅へ。あとは本当に帰るだけ。ここ長野の山間部を歩いていると、これは北海道紀行ではなく信州紀行だったのかと錯覚してしまう。やはり寄り道は行きだけにした方がいい。
西条から普通列車に乗り松本へ。
松本からはE257系「あずさ」。たしか17時18分発の「30号」千葉行きだったような。それにしても松本にも雪が積もっている。やはり年末は結構な降雪があったらしい。雪景色が社会復帰へのブルー感を薄れさせてくれる。
定刻に松本を発車し、ビールを飲みながら今旅を回想。体調不良に見舞われ、さらに函館では耳の激痛で病院のお世話になるなど結構なドタバタ振りだった。こうして普通にビールが飲める健康のありがたさを感じる。
その他にも、
①カプセルホテルは神経質な自分には合わないので避けた方がいい
②保険証は必ず携行すべし
③雪国に行く時はしっかりした防水靴を履いた方がいい
④帰りは寄り道せず一気に帰った方がいい
反省点としてはこの4点。今もこの4点を守って旅の計画・準備をしている。たまに経済的事情で不眠覚悟でカプセルホテルに泊まることはあるけど。
19時34分、八王子に到着。ここで下車。これで2004‐2005冬の北海道遠征終了。
「あずさ」→「妙高」→「トワイライトエクスプレス」と今考えると夢のような行程も、今はもうできないかと思うとやるせなくなる。
それにしても、やはり帰りの寄り道でやっちゃった感が半端なかった…。