Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

秋の北陸ぶらり紀行2021③【氷見 海の上の宿】

2021年12月27日 21時19分02秒 | 鉄道旅

2021年11月21日(日)

 

 

 

 

 

富山県の魚津で迎える朝。

 

 

 

 

 

やがて山から日の出。昨日より雲が少ない。

 

 

 

 

 

なので日が高くなると、おっ、今日は山が見える。逆光なのでコントラストは出ず。

 

 

 

 

 

午前10時40分、スカイホテル魚津アネックスをチェックアウト。

設備的には年代を感じるものの、その分安く泊まれてコスパは良好。

 

 

 

 

 

今日は魚津11時ちょうどの高岡行きに乗り、氷見線に乗り換えて氷見に向かう。

 

 

 

 

 

3セク化された魚津駅は長大なホームを持て余し、もうこの先使用される見込みの無い末端部は柵でふさがれている。

 

 

 

 

 

2両編成がメインの普通列車が長いホームの中央付近にポツンと停車。

 

 

 

 

 

11時ちょうど発の普通 高岡行き到着。車内は満員で立ち。

 

 

 

 

 

富山で乗客が入れ替わり、ようやく着席。

 

 

 

 

 

神が通る川、神通川。釣りでも有名。

 

 

 

 

 

11時46分、高岡到着。ここで氷見線に乗り換え。

 

 

 

 

 

12時3分の氷見行きは7番線から。

 

 

 

 

 

初の氷見線。車両は自分の好きなキハ47。国鉄時代の車両は本当にかっこいい。

2両編成のボックス席が全て埋まる程の盛況ぶりで高岡を発車。

 

 

 

 

 

あいの風とやま鉄道と分岐。

 

 

 

 

 

能町で列車交換。あちらの列車も満員御礼。「べるもんた」という観光列車も走ってるし、氷見線は活気がある。

 

 

 

 

 

しばらくすると海に出て、釣りしてる人がいて気になる。

 

 

 

 

 

そして有名な雨晴海岸へ。これが男岩でしょうか。

 

 

 

 

 

こちらが女岩。

雨晴海岸の象徴ともいうべき、女岩と男岩。その背後には雄大な立山連峰が聳えているはずが、雲に覆われて全く見えず。

昨日からこんなのばっか(*_*)

 

 

 

 

 

きれいな富山の海を眺めていると、間もなく氷見。

 

 

 

 

 

12時30分、終点 氷見に到着。

距離は短いものの、雨晴海岸の絶景か見れる氷見線。城端線と共にJR西日本の飛び地になってしまったけど、乗客が多くまだまだ元気。

 

 

 

 

 

氷見駅をあとにして昼食タイムへ。

 

 

 

 

 

やって来たのは、氷見漁港近くの みきさんというお店。こちらで氷見うどんを頂く。

 

 

 

 

 

とりあえずビール。旅先で、しかも昼間に飲むビールは格別!

 

 

 

 

 

元気なご主人にカニ味噌をサービスして頂く。ねっとり濃厚で、メチャウマッ。

 

 

 

 

 

そして初めて食べる氷見うどん。手延べの麺はツルツルモチモチでノド越しがすごくいい。それをだし汁につけて食べると、こちらもウンマッ。

 

 

 

 

 

食後にコーヒーまで頂いて、いい店だった。とにかくご主人が元気。また来たくなる店。

 

 

 

 

 

食後は氷見漁港へ。もちろん釣り。ポイントを探して歩く。

 

 

 

 

 

海の向こうに雄大な立山連峰が見えるはずなのに、全然見えませんな〜。

 

 

 

 

 

めぼしい場所を見つくろって、エサを垂らし釣りスタート。しかし全然釣れず。

 

 

 

 

 

港内を歩いてポイントを変えていくものの、アタリは無し。

 

 

 

 

 

トンビが飛ぶ空の向こうに、おっ?かすかに山のシルエットが見えてきた。

 

 

 

 

 

ようやく薄っすらと立山連峰が姿を現す。お〜すごい迫力。しかしこれ以上よく見えることはなかった。

 

 

 

 

 

そして魚も全く釣れず。16時45分ストップフィッシング。ガックリ。

トボトボ歩いて、今夜の宿の送迎車待ち合わせ場所に向かう。

 

 

 

 

 

送迎車に揺られること約15分。今宵の宿、割烹民宿 潮の美(しおのみ)に到着。

 

 

 

 

 

海のほとりに建つこちらの宿は全室オーシャンビュー。まるで船に乗ってるかのような景色が見れるという。

前から気になっていた宿。やっと泊まれる。

 

 

 

 

 

部屋に入ると、おおっ!すごいオーシャンビュー。本当に船の上みたい。晴れれば海の向こうに立山連峰。なんとか明日見れますように。

 

夕食前に人工温泉のお風呂へ。貸し切りできるので気兼ねなく入れて、気持ちいい〜♨

 

 

 

 

 

入浴後はいよいよ夕食タイム。こちらの宿は朝夕とも部屋食。

まずはファミマ限定のビアサプライズで喉を潤す。カァ〜最高!このビール美味い。

 

 

 

 

 

そして夕食。氷見の海の幸を中心にてんこ盛り。

うひょー、食べきれませーん(@_@)

 

 

 

 

 

お造りで目を引くのは、タラの昆布じめタラコまぶし。初めて食べた。メッチャ美味い。

 

 

 

 

 

茹で紅ズワイガニ。定番のカニ酢で頂く。ズワイガニほど高値にならない紅ズワイガニだけど、それが不思議に思える美味さ。一心不乱に食べる。

 

 

 

 

 

和牛陶板焼き。ご飯が欲しい〜。

 

 

 

 

 

と思ったら、ご飯と味噌汁が追加された。悲鳴(^o^)

 

 

 

 

 

最後はデザートを頂いて〆。なんだかんだ言って、美味しいので全部食べてしまった。でももう本当に何も入らない。

 

 

 

 

 

美味しい料理を堪能し、部屋から夜の海を眺めて就寝。

波の音が聞こえる。すごい宿だ。zzz…。

 

 

 

 

 

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秋の北陸ぶらり紀行2021②【魚津の味覚 ます寿しを食して魚津漁港へ】

2021年12月06日 22時08分29秒 | 鉄道旅

2021年11月20日(土)〈2〉

 

 

 

 

 

大糸線で糸魚川に到着。

ここからはえちごトキめき鉄道に乗り換え。

13時11分発の普通 泊(とまり)行き。

JR西日本でよく見る顔の、えちごトキめき鉄道ET122形。

実は電車でなく、JR西日本キハ122形ベースの気動車。旧北陸本線のこのエリアは電化されてるけど、直流・交流が切り替わるデッドセクションが存在することから、高額な交直両用電車を導入するより気動車で済ませようという、よく云う架線下DC。

 

 

 

 

 

実際の需要も、時間帯にもよると思うけど、1両あれば足りるほどらしく、電車だと2両必要になるので気動車の方が都合がいいとか。

実際今も1両でほど良い、という感じ。

 

せっかくの電化設備は?というと、貨物列車がしっかり活用中。

しかしかつて幾多の特急列車が行き交った北陸本線の電化設備が、今や貨物列車が使用するのみとは、なんとも寂しい〜と思ったら、懐かしの455系を使用した観光列車が運行されてるとのこと。これは気になる。

 

 

 

 

 

定刻に糸魚川を発車すると、車窓に日本海。

海を見ると途端に釣りしたくなるけど、今日は夜の魚津までガマン。

 

 

 

 

 

天下の険、親不知・子不知。

北陸自動車道が海上を通らざるを得ないほどの断崖絶壁で、ここを行き交う際は親が子を気遣う余裕もなく、子は親のことを忘れてしまうほどの難所だったことから親不知・子不知と呼ばれるようになったとか。

しかしこれは諸説あるようで真の由来は定かではないけど、とにかく北陸最大の難所であることは確か。

 

 

 

 

 

親不知・子不知を越え、風光明媚な海岸線へ。

大阪−札幌を結んでいた「トワイライトエクスプレス」の札幌行きからは、この辺りで日本海に沈む夕日、まさにトワイライトが眺められていたかと思うと、本当にあの頃が夢のように思えてくる。

 

 

 

 

 

市振を過ぎると、路線名称はあいの風とやま鉄道に変わる。

名称が変わるだけならいいけど、完全別会社となるので運賃はリセット。また初乗り運賃が発生するという理不尽さ。

JR時代に比べ運賃が上がってる上に、県境を越える度に初乗り運賃がかかるとは。利用者側からすると、この実質値上げが整備新幹線絡みの3セク化最大の難点。

なんだかこの3セク化は、在来線をお荷物としか見てない役人の発想に思えてしまう。

 

 

 

今から約50年前に制定された全国新幹線鉄道整備法。

これに則り東北・北陸・九州・北海道の各新幹線が建設され、または建設中。謂わばイケイケ時代に制定された法律で、新幹線を整備して国力増強と目論んでのものだけど、時代は当時と大きく変わり、少子高齢化により内需は大きく減退。

 

新幹線作るには膨大な時間がかかるので、その間に社会情勢が変わるのはしょうがないとして、問題はその社会情勢に追従せず50年前のスキームのまま現在も新幹線建設が進んでること。

 

本来は新幹線ありきではなく、時代に合わせて在来線も含めたインフラのあり方を考えるべきなのに、利権にまみれた日本の公共事業はそうはいかないようで。

 

 

 

 

 

13時43分、終点 泊に到着。

ここで前方に停車中の列車に乗り換え。

 

 

 

 

 

13時46分発、普通 富山行き。ここからは2両編成の電車。

県境の市振でなく、ここ泊で系統分離されてるのは折り返し設備の関係でしょうか。

 

 

 

 

 

定刻に泊を発車。

広大な田園地帯の中を列車は進む。本来なら田園の向こうにきれいな立山連峰が見えるはずながら、曇ってて見えず。

 

 

 

 

 

黒部川を渡る。

北アルプスの鷲羽岳を源流とし、総延長85kmに及ぶ清流 黒部川。北アルプスの深い峡谷を流れくるこの大河、どこか神秘的。

本来ならこの黒部川の向こうに雄大な立山が聳えているはずだけど、やっぱり見えず。

 

 

 

 

 

富山地方鉄道の線路と交差すると、黒部の市街へ。

 

 

 

 

 

黒部を経て14時9分、魚津到着。ここで下車。

 

 

 

 

 

蜃気楼で有名な魚津。初めて来た。初めての土地はいつも新鮮。

魚津でのお目当ては、ます寿しと魚津漁港での釣り。まずは線路沿いに5分ほど歩く。

 

 

 

 

 

やって来たのは、魚づ鱒寿し店。

有名なます寿しの店。品切れも多いということで、予約してきた。ますの寿し一段を購入。1500円。

この間も次々と来店客があり、ちょっと驚き。

 

 

 

 

 

そして今日は早めにホテルへチェックイン。

今宵の宿はスカイホテル魚津アネックス。ホテルの看板より居酒屋の看板が目立ってる気が。

 

 

 

 

 

普通のビジネスホテルながら、部屋からの眺めが良い。

海側の部屋は日本海、山側の部屋は立山のビュー。自分は山側の部屋なので本来であれば立山ビューのはずだけど、やっぱり見えず。

 

 

 

 

 

まずはビールで乾杯。

黒ラベルエキストラモルト。くう〜美味い。

 

 

 

 

 

遅い昼食で、先ほど購入したます寿しを頂く。

 

 

 

 

 

フタを開けると一面笹の葉。

添付のプラ包丁で笹の葉ごと切り分ける。

 

 

 

 

 

切り方が下手で見栄えが悪いけど、肉厚なますの身が乗るます寿し登場。見た目だけで既に巷でよく見かけるます寿しとは違う。笹の葉にくるんで食べると手が汚れないとのこと。

 

食べてみると、しっかりますの味がする。美味〜い(๑´ڡ`๑)

 

今まで食べたます寿しというと、ただ酸っぱいだけで失礼ながらあまり美味しいと感じなかったけど、こちらは別物。

酢を抑えた塩ベースのシャリと相まって、ますのほのかな旨味が口に広がる。これがます寿しだったのかという感じ。

 

いいもの発見。リピート確定。値段はそれなりに張るけど、それに見合う価値あり。通販もあって、全国から注文が来るというのも納得。

 

ますが肉厚でボリュームもあり、食べきれず半分夜に持ち越し。

 

 

 

 

 

食後は夕暮れの魚津漁港へ。なんでもいいから1匹釣りたい。

 

 

 

 

 

魚津漁港といえばこの長〜いテトラ帯が有名らしく、この上で釣る予定が、思っていたより高さあり。

高所恐怖症の自分には無理だった(*_*)

 

 

 

 

 

という訳で、港の内側でスタートフィッシング。今日は大潮で今はほぼ満潮。これから下げに入る絶好のタイミング。

晴れていればこの案内板のように立山連峰の絶景を眺めながら釣りできたはずだけど、依然曇ってて見えず。

さっきの列車からといい、これは晴れの日にもう1回来ないとダメか。

 

 

 

 

 

16時20分、日本海に日が沈む。正確には、日本海の雲の上に日が沈む。

曇り空の今日は水平線があまり色づくこともなく、スーッと日が沈んでいく。

 

 

 

 

 

しばらくすると空が紫色に。

晴れてれば水平線がオレンジ色に染まっていたところだけど、これはこれできれいかも。

 

 

 

日本海のトワイライト鑑賞タイムを終えて、港内の釣り再開。

DUELのハードコアスピンで広範囲をサーチ。するとコンッ!という感触。何だ?乗らなかったけど何かいるらしい。

 

再びハードコアスピンで中層を通してくると、ドウン!とバイト。今度は乗った!

グイグイと力強い引き。これはいいサイズ。しかしグイグイ引いたあとにフワッという変な感触。何だコレ?

やがて水面まで上がってきたかと思うと、プシューと潮を吹いた。

 

 

 

えっ?イカ?(@_@;)

 

 

 

まさかのスピンテールでイカ。アオリイカ?

水面でプシューと潮を吹きながら暴れてたけど、疲れたのかおとなしくなったので、抜き上げようとするも重くて抜けない。

ヤバい。ネット持ってきてない(・ัω・ั)

 

近くの方(Aさん)に「ネットお借りできますか?」と尋ねると、わざわざクルマまで取りに行って頂き、大変恐縮。

自分がライトを照らしながらロッド操作し、Aさんがネットですくおうとすると、おとなしかったイカがバタバタ!

 

 

お互いに「あっ!」と発した、その瞬間フックアウト。

イカは海へお戻りになった(TдT)

 

 

 

Aさん「すみません、せっかく釣れたのに」

自分「いえいえ、こちらこそすみません、ネット持ってこなかったのが悪いんで、それに釣れても食べませんので」

Aさん「せめて写真ぐらい撮りたかったですね」

自分「いえいえ、変なお願いしてすみません、ありがとうございました」

 

 

 

秋冬の電車釣行は防寒着がかさばってしまい、バッグに入りきらないのでネットは置いてきたけど、やっぱりちゃんと持ってこないとダメだった。

Aさんに感謝m(_ _)m

 

 

 

 

 

それにしても、スピンテールでイカが喰ってくるとは。

以前イワシが釣れたこともあったし、もしかして魚種不問の万能ルアー?

 

 

 

 

 

その後バイトは無く、時刻は19時30分となりストップフィッシング。

立山の絶景を眺めながらのんびり釣りできる魚津漁港。海の駅蜃気楼という施設が併設されて、富山の幸を頂くことも可能。春には蜃気楼も見れるというし、こちらもリピート確定。今度は晴れの日を狙って来る。

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、ます寿し食べながらテレビ観ると、おっ、日本シリーズやってる。しかも手に汗握る熱戦。

最後はオリックス劇的逆転サヨナラ勝利でまず1勝。ヤクルトファンでもオリックスファンでもないけど大興奮。やっぱり日本シリーズはこうでないと。

昨年・一昨年と自分の推し球団が一方的にヤラれて、最低につまらない日本シリーズだったけど、今年は面白い。

 

 

 

 

 

白熱日本シリーズを見届けて就寝。

明日は氷見へ。

 

 

 

 

 

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