Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

「あけぼの」ラストラン乗車紀行④

2014年03月21日 20時57分00秒 | ラストラン旅

2014年3月15日

 

 

 


目覚めるとどこかの駅に進入中。新潟県内にしては雪が無いな。どこだろう?
やがて駅名が見えて、何と新前橋!


なにーっ?まだ新潟県内かと思ってたのに。上越線の記憶まったくなし。
しかしラストランであることも忘れて、なんとも心地いい眠りだった。
東北の皆さんの温かいお見送りのおかげ。


新前橋を発車したところで起床。来ないでほしい朝が来てしまった。

 

 

 

 

 

5時25分頃、高崎到着。いつもの到着番線と違う。すでにダイヤ改正後の臨時列車だし。
7分程停まるようなので、ホームに降りてみる。高崎駅は思ったより平穏。しかし、ホーム先端付近はやはり人だらけ。


高崎を発車すると空が明るくなってきた。

 

 

 

 

 

まさに「あけぼの」。
高崎線沿線はそれ程カメラマンの姿は見えず。まだ暗いし。

 

 

 

 

 

ラストランの夜明け。
熊谷を過ぎたあたりから日が出て、沿線のカメラマンはどんどん増えてきた。柵にのぼってる人もいたりして、車内から見てるとヒヤヒヤ。


6時20分におはよう放送。定時運行中とのこと。

 

 

 

 

 

6時40分頃、大宮に到着。今日だけ到着時刻が10分繰り下がっている。人が多いけど、思ったより平穏。
EF64の汽笛が鳴り、大宮を発車。

 

 

 

 

 

大宮を出ると車内放送。

 

 


「いよいよ『寝台特急あけぼの号』ラストランの次の停車駅、終点の上野でございます」

 

 


もう着いてしまうのか。昨晩は東北の皆さんの温かいお見送りに年甲斐も無くよく泣いたな~。

 

 

 

 

 

荒川を渡り赤羽を過ぎた頃、終着放送が入り、それに続いて車掌さんのご挨拶。

 


【本日は「寝台特急あけぼの号」ラストランにご乗車頂きましてありがとうございました。
青森駅から約12時間30分、約800kmの旅はいかがでしたでしょうか。
1分1秒でも永く「あけぼの号」に走ってほしいと思われるお客様もいらっしゃると思いますが、
その時間もいよいよ短くなりました。
本日まで「あけぼの号」にご乗車下さいました多くのお客様と鉄道ファンの皆様に見送られ、
約半世紀の定期列車としての永い歴史に幕を閉じます。
秋田運輸区は秋田車掌区時代から「鳥海号」「出羽号」「津軽号」そして「あけぼの号」と共に、
多くのお客様を上野から東北の地へ、そして東北の地から上野へご案内してまいりました。
私も車掌となってから40年近く「あけぼの号」に乗車し、
夜行列車ならではの、多くのお客様との出会いがありました。
これらの出会いは私の一生の宝でございます。
永年の雨・風や雪にさらされ、今では車体はすっかり古びれてしまいましたが、
「あけぼの号」は何十年と共に歩んできた仲間です。
本日、記念すべきラストランの列車に皆様と青森・秋田からご一緒できた事を、
「あけぼの号」と本日乗務しました乗務員一同感謝申し上げます。
定期列車としての使命は本日終える事となりますが、
これからも皆様の心の中に「あけぼの号」は走り続けます。
「寝台特急あけぼの号」最終列車にご乗車頂きまして誠にありがとうございました。】

 


途中からまた涙出てきた。
40年。それもほぼ毎日だろうからすごいな。自分は年数回「あけぼの」に乗って20年だけど、その倍か…。

 

 

 

 

 

 
上野に近付いてきた。カメラマンが非常に多い。特に跨線橋。

 

 

 

 

 

 
ワンセグを見ると、NHKがまた実況中継してくれてる。
上野駅に進入する「あけぼの」がテレビに映ってる。ヘリからも撮ってるらしい。
気合入ってるな~。
 
 
 
 
 

ゆっくりと上野駅13番線に入線し、そして定刻7時9分、ついに到着。

 

 

 

 

 

「うえの~うえの~」が聞こえる。本当に終わってしまった。かみしめるように下車。
予想通り人は多いけど、多分昨日の夜に比べたら少ない方でしょう。
一応EF64の雄姿を見に行くも、やはりまともには見れず。

 

 

 

 

 

これが精一杯。
その後、ラストランを共にした6号車前で回送を待つ。

ラストランは、何か夢の中にいたような感覚だった。しかしその後に待っていたのは、上野駅での悲しいお別れ。
いよいよその時が来てしまった。

 

 

 

 

 

7時28分頃、「ああ上野駅」が流れて「あけぼの」推進回送。「ありがとう~」の声がとぶ。

24系を1両1両見送るうちにまた涙が…。
そして最後にEF64が自分の前を通り過ぎていった。

 

 

 

 

 

さようなら「あけぼの」。

 

 

 

 

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「あけぼの」ラストラン乗車紀行③

2014年03月19日 23時20分00秒 | ラストラン旅

2014年3月14日(3)

 

 

 


NHKテレビ実況中継の中、秋田に到着。
テレビでは県民の声を紹介。「『あけぼの』は秋田県民の為に走ってくれた列車」。

 

 

 

 

 

秋田では出発セレモニーがあると聞いていたので、個室を出てデッキに向かう。

同じことを考える人が多いようで、デッキには乗客が集う。そしてホームはやはりすごい人。

 

6号車からではセレモニーの様子はわからないけど、やがてEF81の汽笛が鳴り、秋田を発車。

 

 

 

 

列車がホーム先端に進むにつれて、人の数はどんどん増えていく。

 

 

 

 

 

4番線ホーム先端付近は人でビッシリ!車内からも「すげー!」の声があがる。
「あけぼの」への、秋田県民の想いが凝縮されたような光景。


秋田からは車掌さんが交代。新青森発車時と同じ「あけぼの」の歴史についての車内放送が流れる。
続いていつもと同じようにお休み放送となり、車内放送は中断。
自分はここで夕食タイム。

 

 

 

 

 

今日の朝、大館の花善さんで購入した特上鶏めし。これは本当に美味い。特におかず。
もう「あけぼの」で花善さんの鶏めしを食べれることもないのか。

 

 

 

 

 

羽後本荘に到着。個室を出てデッキに行くと、何やら「蛍の光」が聴こえる。
ホームで一人のおじさんがアコーディオンで演奏。
またしても涙腺直撃弾。デッキで泣くのはちょっと恥ずかしいけど、また泣いた。


アコーディオンおじさんの「蛍の光」を聴きながら羽後本荘を後にする。

 

 

 

 

 

仁賀保。

 

 

 

 

 

遊佐。
もう夜10時を過ぎているというのに、どの駅にも多くの方がおられる。
この日本海側小都市はよく言われる「新幹線の恩恵を受けにくい地域」。
「あけぼの」を本当に必要とされている方も多いはず。


夜遅くのお見送りは、奥羽線のみならず羽越線の方々にも「あけぼの」が愛されていた証拠。

 

 

 

 

 

23時過ぎに酒田を発車。上野まで寝ないつもりだったけど、睡魔が襲ってきた。
ここからは根性で起きてる。

 

 

 

 

車内検察時に頂いたラストランの乗車記念ステッカー。
秋田運輸区作成のもの。こういうの頂けると嬉しくなる。
きっと秋田運輸区は「あけぼの」を残したかったに違いない。

 

 

 

 

 

あれっ、いつの間にか鶴岡。やばい、時々落ちてしまっているようで記憶がとんでる。

 

 

 

 

 

再び気付くとどこかの駅。村上かと思ったら新発田だった。記憶とびまくり。しかし、もう午前1時を過ぎているというのに駅にはまだ人がおられる。


新発田を発車したあと、睡魔に耐え切れず自分はここで就寝。
カーテンを閉めてベッドにゴロン。あ~せっかくのラストランの夜なのに。
この心地いいソロの夜もこれで最後か。明日の朝は来ないでほしい。zzz…。

つづく

 

 

 

 

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「あけぼの」ラストラン乗車紀行②

2014年03月16日 21時41分00秒 | ラストラン旅

2014年3月14日(2)

 

 

 


青森を発車した「あけぼの」。6分遅れで奥羽線を進む。
何やら上野の13番線はすでに入場規制される程の混雑だとか。何も見えず身動きもとれず…何てことにならないといいけど。
それに比べたら、青森も人は多かったけど、何か東北の温みを感じる出発だった。
そして、駅のみならず沿道からも手を振って下さる方の多いこと。
ラストランを実感する。

 

 

 

 

 

18時36分、新青森到着。

 

 

 

 

 

「ありがとう 寝台特急あけぼの 2014年3月15日 JR東日本ダイヤ改正」と書かれた駅員さんの横断幕。青森駅で掲げられていたものと同じ。
この日の為にわざわざ作って下さったのか。駅員さんに手を振り返し新青森を後にする。


そして車内放送開始。いつもの停車駅・到着時刻案内に続いたのは「あけぼの」の歴史。

【「あけぼの号」は1970年10月1日に青森-上野間を奥羽線・東北線経由で運行開始され、最盛期には毎日3往復運行されました。
現在は奥羽線・羽越線・信越線・上越線・高崎線・東北線周りで運行され、
1日1往復、片道約12時間30分かけて運行しています。
東北新幹線八戸まで延長となった2002年12月以降は、首都圏と東北地方を結ぶ唯一の定期夜行列車として運行しています。
皆様ご存知のように「寝台特急あけぼの号」は本日をもって運行を終えます。
ビジネスや旅行、就職、進学、出稼ぎなど、皆様の人生の節目節目でご利用頂きました。
これまでのご利用に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
終点上野まで安全第一で運転してまいります。
皆様「ブルートレイン寝台特急あけぼの号」の旅を、どうぞお楽しみ下さい。】

また涙腺が緩む。
車掌さんも感極まっておられるのか、あえて声のトーンを下げて平静を保ってるように聞こえる。


車内放送で「ブルートレイン」という言葉を聞いたのは初めてじゃないか。車掌さんもきっとブルトレを廃止になんかしたくないはず。


列車は弘前に到着。自分の個室とホームが反対側なので見えないけど、多分ここもすごい人。
弘前の沿道からも、寒い中多くのお見送り。

 

 

 

 

 

大鰐温泉。弘南鉄道と並走。珍しい光景。


次の碇ヶ関。山奥の小さな駅ながら、そこに待っていたのは…。
地元のご婦人方中心に盛大な横断幕と踊り。皆さん全員笑顔で手を振って…。
これは涙腺直撃!また涙が。すっかり見入って写真撮るのも忘れた。
自分も手を振り返す。最初は照れくさかった手振りも、ここ碇ヶ関で恥ずかしくなくなった。

 

 

 

 

 

次は大館。到着時は駅員さん総出でお出迎え。
「ハチ公物語」が流れると、また耐え切れずに涙。こんなに泣くの何十年振りだ?
大館発車後の車掌さんの声も、ちょっと泣いてらっしゃるように聞こえる。

 

 

 

 

 

続いて鷹ノ巣。「あけぼの」が遅れていたせいか、内陸線と同時に発車。これも珍しい光景。


それにしても、どの駅でも多くの温かいお見送り。何か北国の方々の温かみを感じる。
そして次の停車駅は、最大のサプライズとなった二ツ井。

 

 

 

 

 

 

 

 

碇ヶ関といい二ツ井といい、これは泣かない方が無理。
「あけぼの」が青森・秋田の、比較的小さな町の方々の生活にまでいかに根付いていたかがよくわかる。

 

 

 

 

 

東能代。ここ10年間毎年来ていた夏の八郎潟釣行。
いつも「あけぼの」を東能代で下車し、鹿渡~井川さくらまでを釣り歩いた。
臨時がいつまで走るかもわからないし、もう夏に「あけぼの」で釣りに行けることもないか。


ここで、突然大きな声が聞こえてきた。

「長い間ご苦労様!さようなら!」

総出でお見送りして下さった駅員さんの声。
発車時にEF81の汽笛を聞くだけでもウルウルくるのに、また涙腺直撃弾。
もうここまで泣くのは生まれて初めての領域。

 

 

 

 

 

八郎潟。
列車は数分遅れたまま、秋田に近付いてきた。
ワンセグを見ると、なんと秋田駅に進入する「あけぼの」がNHKで生中継されている!
自分が乗っている列車がテレビ中継されているのは不思議な感覚。

 

 

 

 

 

間もなく秋田。人の数が凄そう…。

つづく

 

 

 

 

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「あけぼの」ラストラン乗車紀行①

2014年03月15日 23時08分00秒 | ラストラン旅

2014年3月14日(1)

 

 

 



ここは秋田県大館市のホテル。ついに来てしまった「あけぼの」ラストランに向けて昨晩到着。

窓の外を眺めていると、8時32分、あの列車がやってきた。

 

 

 

 

 

2021レ。本日ラストランを迎える「あけぼの」。
2000番台の定期列車として運行されるのはこの13日発が最後。今日発は9000番台の臨時列車として運行される模様。

 

 

 

 

 

午前10時、「ロイヤルホテル大館」をチェックアウト。
自分にとっては「あけぼの」で何度も大館に来ていた時の定宿。ということで、ラストラン乗車前夜はこちらのホテルに宿泊。

 

しかしもう大館に来ることもなくなってしまうのか。

 

 

 

 

 

10時53分発の普通列車で青森に向かう。発車時の「きりたんぽ物語」を聴くだけで涙腺が緩む。


列車は「陣場お立ち台」を通過。今日も多数のカメラマン。
そういえば、昨夜の大館駅には関東ナンバーのクルマが数台停まっていた。
ラストランを撮影しようと、すでに多数の撮り鉄さん達が大館に乗り込んでいそう。

 

 

 

 

 

12時30分頃、列車は青森に到着。すでにカメラ片手の人が見受けられる。
自分は夜行列車乗車前のお清め儀式へ。

 

 

 

 

 

やって来たのは青森まちなかおんせん。

青森から夜行列車に乗る前はやはりこちら。

 

 

 

 

 

八甲田牛のハンバーグ定食で昼食。しかし真昼間からビール飲み過ぎた。
そして温泉へ。露天風呂では数人が鉄道の話をしていた。ラストラン関連の方だろう。


お清めも終わり16時30分、温泉を出て駅に向かう。

 

 

 

 

 

青森駅周辺はカメラを持っている人が異様に多い。やはり今日は特別な日。
改札を入ってホームに向かう。

 

 

 

 

 

跨線橋では「寝台特急『あけぼの』は本日で廃止となります、永らくのご利用ありがとうございました」
と放送が流れている。本当にこの時が来てしまったのか。また涙腺が…。

 

 

 

 

 

「あけぼの」が発車する3番線。ホーム先端付近はテレビ局が陣取っていてすごいことになっている。

 

 

 

 

 

これは3番線からは何も見えなさそうだ。2番線に回ることにする。

 

 

 

 

 

そして17時57分、多くの人が見守る中、ついに「あけぼの」がDE10に牽引されて入線。

 

 

 

 

 

最後の入線。来てほしくない時が来てしまった。
3番線では出発セレモニーが始まる。

 

 

 

 

 

いつもひっそり出発してたのに、こんな大勢に囲まれてしまって…。

 

 

 

 

 

EF81の前に白で正装した駅長さんの姿。

この光景見たら即泣き。「いい年こいたおっさんが」なのは百も承知だけど。

 

 

 

 

 

ラストランはEF81 136。
発車時刻が迫ってきたので3番線に戻る。

 

 

 

 

 

ヘッドマークも見えず。

 

 

 

 

 

この発車案内も最後。

 

 

 

 

 

 

いよいよ乗車。ラストランは6号車ソロ。

 

 

 

 

 

乗車してビックリ。6号車の通路は大行列となっている。車内販売待ちの列?すごいなこれは。
ただでさえ狭いソロの通路が、さらに激セマに。個室に入るのも一苦労。
「すみません、通ります」と言いながら、何とかルームイン。

 

 

 

 

 

最後のソロは山側下段。ベッドに腰掛けて少し落ち着く。
しかしあの大行列では部屋から出れない。セレモニーのねぶた囃子を見たかったのに。残念ながら断念。やがて発車時刻になったものの、行き合い列車が遅れている為、数分発車が遅れるとのこと。


そして時刻は18時29分、「ピーッ」というEF81の汽笛が聞こえてきて、ついに青森を発車。

 

 

 

 

 

多くの人が見守る青森を後にする。

 

 

 

 

 

ラストランの夜が始まった。

 

 

 

 

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2014 冬の道央ぶらり紀行⑥【上り「あけぼの」最後の湯檜曽ループ車窓】

2014年03月09日 16時51分00秒 | 鉄道旅

2014年2月24日

 

 

 


携帯アラームで目が覚める。時刻は3時30分。何でこんな時間に鳴るんだ?
約10秒後、我に返る。そうか、「あけぼの」に乗っていたんだった。
上越国境の車窓を見る為の携帯アラームだった。長岡停車も気づかない程、珍しく熟睡していた。

そしてカーテンを開けると、ちょうど石打通過。激しく眠いけど、ここから上越国境の夜景観賞。


越後湯沢を通過して雪深い針葉樹林帯を進む。
時折聞こえるのは「ピーッ」というEF64の汽笛と「カンカンカン」という踏切音。
やがて真っ暗な土樽を通過し関越道をくぐると清水トンネルに突入。何度見てもいい情景。


しかし年々廃れていくこの上越国境が碓氷峠のようにならないか心配になる。まあ貨物が走るからまだ安泰か。
そして約10分後、清水トンネルを抜ける。
土合を通過し、眼下に広がるのは湯檜曽集落の灯りとループで直交するレール。
素朴だけど幻想的。この湯檜曽の夜景もこれで本当に見納め。
トンネルを出るとここは先ほど見えた下界。そして程なくして水上に運転停車。
車内に静寂が訪れる。

 

 

 

 

 

運転士さん交代。
水上を発車したところで、カーテンを閉めて再び眠る。
しかし一度起きるとなかなか寝付けず、夢の中と現実を行ったり来たり。

 

 

 

 

 

新前橋に停車。
この区間いつも寝ていたからわからないけど、新前橋って前から停まってたっけ?それともトラブル?
しばらくすると動き出したけど、何だったんだろう?自分は引き続き夢と現実を行き来中。
やがて「ハイケンスのセレナーデ」に続きおはよう放送が流れ大宮到着。

 

 

 

 

 

定刻に大宮到着。やはり新前橋停車は通常だったのか?

 

大宮を過ぎると、沿線には寒い中多くのカメラマン。
あ~しかし3月14日まで本当に1ヶ月を切ってしまった。
まだ先…と思っていたけど、ここへ来て何かよりいっそうズシリとのしかかってくる。

 

そして自分の「あけぼの」乗車も、次の3月14日上りラストランで本当に最後。
ラストランは山側のソロなので、日本海も湯檜曽ループも今回で見納め。
しっかり目に焼き付けたけど、あきらめなんかつくはずもなし。


列車はやがて上野駅地平ホーム13番線に定刻到着。「うえの~うえの~」。
あ~本当に着いてしまった。

 

 

 

 

 

すぐに記念撮影大会が始まる。

 

 

 

 

 

EF64には次から次へと人が溢れてきて写真もままならず。しかしここも罵声がとぶことはなく平穏。

 

 

 

 

 

自分も一瞬のタイミングで1枚。

 

それにしても3月14・15日の上野駅13番線はいったいどうなってしまうのか?
考えるとちょっと怖いけど、トラブルでニュース沙汰…何てことにならないよう、譲り合って最後の「あけぼの」を見送りたいもの。


7時10分過ぎ、「あゝ上野駅」が流れて「あけぼの」推進回送。
回送を見送り13番線を後にする。これから会社行かないと。
富良野は良かったな~。現実復帰が厳しい。

 

 

 

 

 

次回いよいよ3月14日ラストラン。

 

 

 

 

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