Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2015 冬の道東ぶらり紀行②【ラスト乗車 定期下り「北斗星」で札幌へ】

2015年02月28日 22時39分00秒 | 鉄道旅

2015年2月17日

 

 

 

 


夜中にふと目が覚めると、どこかの駅に進入中。
オレンジ色のネオンと幾重ものポイント。これは青森だ。
寝ないつもりだったけど、やっぱり無理だった。

 

 

 

 

 

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静まりかえった青森駅。
機関車交換作業中、ED79と思われる「ピッ」という短い汽笛が響く。何とも情緒的。
数分で青森を発車。朝が苦手な自分は再び就寝。

 

 

 

 

 

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再び目覚めると江差線を走行中。夜明けの海がメチャメチャきれい。寝台列車の醍醐味。

 

 

 

 

 

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やがておはよう放送が入り、定刻で函館到着。
まずは予約しておいたみかどさんの駅弁を受け取ります。

 

 

 

 

 

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鰊みがき弁当と鮭いくらごはん。みかどさんの駅弁は本当に美味しいので、今回は2個購入。

 

 

 

 

 

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続いてホームに降り、あの儀式を見学します。

 

 

 

 

 

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青函トンネルを牽引してくれたED79切り離し。
快速「海峡」時代から当たり前のように見てきた青函のED79。間もなく見納めとなるのか…。
そしてホーム先端へ。DD51を見に行こうと思ったら「『北斗星』発車します」のアナウンス。
あら?のんびりし過ぎてた。焦って車内に戻り、列車は函館を発車。

 

 

 

 

 

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七飯を過ぎ、藤城線を駆け上がります。
渡島大野にできるという新函館北斗駅が開業したら、この藤城線を通る列車はどうなるのか?
七飯から新函館北斗に寄り、スイッチバックして藤城線へ?まさか。
藤城線旅客列車は全て仁山周りになる?
藤城線列車のルートはそのままで、「はこだてライナー」という連絡列車で新幹線客は函館に戻る?
よくわからないけど、青函区間は新幹線に乗らざるを得なくなるから他人事ではなくなる。

 

 

 

 

 

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大沼公園を過ぎると美しい駒ヶ岳の姿。快晴の今日は本当にきれい。

 

 

 

 

 

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7時38分、森。ここまで曲線区間が多く低速でしたが、森を出ると再び爆走開始。

 

 

 

 

 

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すでにグランシャリオでは朝食タイムの真っ只中。
「お待ちのお客様は係員にお名前と人数を告げてお待ち下さい。お待ち頂いてもご利用頂けない場合がございます」というNREの車内放送。
昨夜のパブタイムと同じで激混みのようです。
人混み苦手な自分は個室でまったり車窓を眺める。

 

 

 

 

 

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快晴の内浦湾を駆け抜けます。

 

 

 

 

 

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8時5分、八雲。そう言えば、落部で「スーパー北斗1号」を通過待ちするシーンはいつの間にか無くなった。
特急が特急に追い抜かれる珍しい光景だったけど、やはり苦情が多かったのか?
複数往復時代の「北斗星」ではよくあったし、「トワイライト」では今もあるようだけど。

 

 

 

 

 

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8時30分、長万部。豪雪地帯の長万部も今日は快晴。
「北斗星」を吹雪の長万部で下車して、函館山線に乗り換えた事もあった。
山線待ち時間が長くて寒くて、心の底から後悔した思い出が…。

 

 

 

 

 

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室蘭本線に入ると断続的なトンネル区間。トンネルの合間からきれいな景色。

 

 

 

 

 

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9時0分、洞爺。ふと気付いたけど、函館で何人か降りた以外あんまり途中で降りる人いません。
廃止直前期間の特徴でしょうか。

 

 

 

 

 

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9時13分、伊達紋別。「北斗4号」と交換。

 

 

 

 

 

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室蘭本線の車窓を眺めながら、朝からビールタイム。これがたまりません。

 

 

 

 

 

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9時34分、東室蘭。このあたりは雪がない。
東京で見ていたニュースでは、北海道は幾度となく暴風雪に見舞われてたような気がしますが、道南・道央は暖冬の傾向。
さっぽろ雪まつりも暖冬で苦戦だったようだし。

 

 

 

 

 

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9時52分、登別。「北斗6号」と交換。キハ183系の窓に「北斗星」の24系が映ってる。

 

 

 

 

 

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10時21分、苫小牧。上野を出てから約15時間、苫小牧まで来たか~。感慨にふける。

 

 

 

 

 

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10時42分、南千歳。「寝台券が無いとご乗車できません」とのアナウンス。
札幌まで強行乗車してしまう人がいるのでしょうか?
新札幌を通過する頃、ハイケンスのセレナーデが流れて終着放送。
「またのご乗車をお待ちしております」のフレーズは無し。
時期が時期だけに、車掌さんも空気を読んでいらっしゃるのか?
ここまで定刻で来ましたが、札幌直前で先行列車遅れの為に遅延発生。とは言っても4分程。
暴風雪による大幅遅延がよく起きていたので、無事にほぼ定刻で札幌まで来れてよかった。

 

 

 

 

 

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11時19分、終点札幌到着。乗客があちこちで記念撮影。
「朝目覚めたら北海道」の下り「北斗星」はやはり楽しい列車。特に雪景色の冬はなおさら。
まさか本当に「北斗星」まで廃止されてしまうとは。
ホーム先端に行くと、いつもギリギリに停まるDD51が3m程手前に停まってくれている。
これは撮影者に対するサービス?ともかく人が群がっている。

 

 

 

 

 

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自分も1枚。DD51の重連はかっこいいな~。
その後ホームを歩いて24系の姿を目に焼き付けます。

 

 

 

 

 

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5号車ソロ。北海道車の全室ソロ車。結局ソロの中でもこの車両だけは乗れなかった。
乗ろうとするとデュエットに差し替わっちゃう事も多かったし。
この車両も定期終了で引退。この5号車ソロが一番の心残り。

 

 

 

 

 

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11時32分、「北斗星」回送。多くの人が見送ります。もちろん自分も。

 

 

 

 

 

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行ってしまった。空虚感に襲われる。
気分を取り直し、「北斗星」を降りた後の恒例行事、北のたまゆら桑園店へ。

 

 

 

 

 

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それにしても何という暖かさ。気温4℃くらい。2月の北海道とは思えない。
道路の雪も少ないし、やはり暖冬らしい。

 

 

 

 

 

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定番のいくら丼セットを食べて一服。その後浴室へ。
ヒルナンデスを見ながら、露天風呂でまったり。
露天風呂でヒルナンデスが見れるとは。サラリーマンのささやかな喜び。
その後ホテルにチェックイン。今日のお宿は「ホテル京阪札幌」。

 

 

 

 

 

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13階の部屋からは、自分の好きなJRビュー!

 

 

 

 

 

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夕方、札幌駅のみどりの窓口へJTBフリープランオプションの道東フリーパスを受け取りに行きます。

 

 

 

 

 

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7日間有効で18700円。以前あった周遊きっぷ道東ゾーンと同じエリア。
もちろん特急指定席含めて乗り放題。ツアーだとこんないいキップがまだあるんだな。
さっそく明日18日の「スーパーおおぞら5号」の指定席を申し込むと、何と満席!
2月下旬って閑散期じゃなかったの?帰りの「オホーツク6号」も聞いてみると、これも満席!
人がいない静かな冬の道東を期待してきたけど、何か嫌な予感が…。

 

 

 

 

 

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不安を抱きながら就寝。明日は釧路へ。

 

 

 

 

 

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2015 冬の道東ぶらり紀行①【ラスト乗車 定期下り「北斗星」で出発】

2015年02月27日 20時45分00秒 | 鉄道旅

2015年2月16日

 

 

 

今日からリフレッシュ休暇をとり「北斗星」で北海道へ出発。
昨年の「あけぼの」に続き、今年もブルトレラスト乗車の旅となります。
「あけぼの」は春臨の設定が無く、予想はされていましたが、ついに臨時も運行終了となりました。
そして3月12日に「トワイライト」が、13日に定期「北斗星」がラストラン。
とは言っても、「北斗星」は臨時化と言うより定期が運行日減で8月まで残るという感じ。
北海道車が引退し東日本車で構成されるようですが、編成も個室・食堂車が継続されロビーカーが復活。
オール開放なんて噂もあったので一安心。ロイヤルに乗るチャンスはわずかに残された。

今回の行程では、JTBフリープランで往復ソロ確保。
しかし自分はとことんクジ運が悪く、何と往復とも進行方向逆向き。
まあソロに乗れるだけで有難いのでぜいたくは言いませんが。
それにしても、リフレッシュ休暇までブルトレが運行されていて良かった。
来年の今頃だったら「カシオペア」「はまなす」含め、北海道夜行は運行されていないかもしれない。

 

 

 

 

 

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発車案内に「北斗星」が現れました。多くの人がカメラを向けます。
昨年の「あけぼの」もそうでしたが、やはり2月になると「終焉」ムードが濃くなります。

 

 

 

 

 

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いつもの推進運転で「北斗星」入線。

 

 

 

 

 

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規制ロープが張られた機関車付近。テレビカメラまで来ています。
「写真撮れましたか?」何てインタビューされてる人もいました。

 

 

 

 

 

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一瞬のタイミングで1枚撮り、そそくさとこの場を出ます。人が多いとこは苦手なので。

 

 

 

 

 

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定期終了での引退が決まっている北海道車。
東日本車より北海道車の方が車体のくたびれ具合が目立ちます。
でも、ソロで言うと北海道車の方が居住性が良かった。特に上段。

 

 

 

 

 

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東日本車の幕。こちらは8月まで見れそう。
7号車グランシャリオを見ると、すでにシャワーカード行列ができています。

 

 

 

 

 

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臨時では「カシオペア」とダイヤが供用になる為、上野発は16時20分に変更されます。
19時3分の発車案内も間もなく見納め。

 

 

 

 

 

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大量のビールを買い込み、9号車に乗り込みます。今日のお宿はソロ下段。

 

 

 

 

 

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個人的には、東日本車のソロなら上段よりも下段が好き。北海道車なら上段ですが。
いったんデッキに出て発車シーンを見届けます。
「あけぼの」程ではなかったけど、「北斗星」にも十数回乗ってきて、いよいよ定期列車では最後の上野出発。
やがて「あゝ上野駅」が鳴り響き、プシューっとドアが閉まって上野を定刻発車。
嬉しいはずの瞬間なのに涙が出てくる。「ブルトレ終焉」が重くのしかかってくる。
部屋に戻る前にグランシャリオ弁当を受け取りに7号車に行きます。
シャワー行列はすでに解消。シャワーは全枠売り切れ。
ここからは個室に引きこもる。パブタイムも朝食もシャワーも不要。
札幌まで寝ずに車窓を目に焼き付ける(つもり)。

 

 

 

 

 

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20時28分、宇都宮。ここからビールと弁当タイム。

 

 

 

 

 

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グランシャリオ弁当。ただの乗車記念ではありません。中身も美味い。
あっと言う間に完食。でも1個だとちょっと足りない。

 

 

 

 

 

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ってわかってたので、もう1個買ってあります。easionさんの「みちのく育ちのハンバーグ御膳」。
easionさんの弁当はどれも美味いけど、このハンバーグもああ美味しい。

 

 

 

 

 

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21時53分、郡山。今のところ定刻。東北本線内は爆走が心地いい。
ビールがどんどん進んでしまう。なぜか家にいる時より飲めます。
今頃、グランシャリオのパブタイムは最盛期でしょうか。
「ラストオーダーは22時30分です。お待ち頂いてもご利用頂けない場合がございます」と放送がかかってました。
シャワーに続き、パブタイム待ちの行列ができているようです。
「北斗星」が2往復(+季節1往復)していた頃はよくパブタイムに行った。
貧乏旅行をしていた自分は、サッポロクラシック一杯と確かおつまみでは最安だったチーズ盛り合わせが定番。
まだあるのかな?
食堂車で車窓を眺めながらビール…というのは一種のあこがれだったので、必ずパブタイムに行っていた。
あの頃は行列もなくのどかでしたけど。

 

 

 

 

 

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22時29分、福島。爆走の心地よさとアルコールがまわってきて、眠気がMAX。
やばい、起きていられない。ほとんど記憶が無い仙台以北の夜景が見たかったのに。
根性で起きていると、

 

 

 

 

 

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うわっ、いつの間にか仙台。完全に落ちてる。ダメだ、ギブアップ。浴衣に着替えて就寝。
爆走する「北斗星」のジョイント音を子守唄に眠りにつく。ああ心地いい。zzz…。

 

 

 

 

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2015(冬)「トワイライトエクスプレス」寝台券争奪戦

2015年02月15日 18時34分00秒 | 10時打ち

2015年2月9日

 

 

 


2月下旬は2週間のリフレッシュ休暇をとり、定期廃止が迫る「北斗星」で道東へ向かう予定。
自分は昨年11月の時点でJTBフリープランを申し込み、事前枠のソロを往復確保。
10時打ちを行わずに個室が取れる旅行会社のツアーは本当に重宝します。
そこで余力を活かし、年明け1月からは「トワイライトエクスプレス」ラスト乗車を狙って10時打ちしに駅通い。


バイクで行ける最寄3駅のみどりの窓口(7時オープン)狙いですが、3駅ともマルス1台なので1番乗り必須。
しかし札幌雪まつり期間外であっても、オープン1時間前でありながら「既に先客あり」が頻繁に起こる異常事態。


皆さん「トワイライト」か「北斗星」狙いと思われる。
3駅の中で先客無しの窓口に並び、下りシングルツインに絞って狙います。
5時起きしてバイクで駅に向かいますが、眠いし寒い。1番乗りできても、待っている間が鬼のように寒い。


気温1℃位の中で60分~90分待つのを繰り返し、連日10時打ちに挑戦。
しかし、まーーーーーーーーーーったく取れず。
寒さが重くのしかかり、だんだんきつくなってきた。


2月8日は90分待ち後に一番受付を確保。日曜日だったので10時打ちを生観戦。
しかし、あっけなく敗戦。十数連敗。
窓口氏に「ありがとうございました」と告げて帰宅するも、この時点でむなしさがMAX。

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最後の気力を振り絞り、2月9日も5時起き。北風ビュービューで寒~い。
5時45分に家を出て、1駅目は先客ありながら、2駅目で一番乗り確保。
ここからいつものようにワンセグを見ながら、きつ~い60分が経過。
「おはようございます、寒い中お待たせしました」と開いた窓口には、「あけぼの」ラストランでお世話になったあの窓口氏。
今までタイミングが合わなかったけど、ようやく当たった。

 

 

 

 

 

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「10時にお願いします」と申込書を提出。
「一番でお受けしますが相当きついです、とれたら電話で連絡します」。


そのまま会社に行き、ソワソワしながら10時を経過。
すると、電話が鳴った!「きたーー!」と着信を見ると、課長からだった。
こんなタイミングで電話してくんな!って、そんなことを思ってはいけない…。
結局駅から電話は来ず。ダメだったか。


一応会社帰りに窓口に寄ると、「取れませんでした、申し訳ございません」。
自分も「ありがとうございました」と告げてきましたが、完全に心が折れた。
ラストラン発売まであと3日ありますが、自分はここで撤退決意。終戦。

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今回の「トワイライト」10時打ちは、自分が今まで経験した10時打ちと次元が違う厳しさだった。
普通に時報を聞きながら10時ちょうどに発信ボタンを押す窓口氏ではまず無理。フライング覚悟でギリギリを見極めるスキルと度胸が必要。それでも運次第かも。


まあ、こんな廃止間際になって乗ろうというのがそもそも間違い。
結局「トワイライト」はBコン下段2回、シングルツイン1回で終わり。心残りは直江津や長岡からの乗車だったこと。
一度大阪から乗ってみたいと思い今回の争奪戦に参戦するも、やはり遅すぎた。
あとはキャンセルに期待するのみですが、Bコンのキャンセルもほとんど出ない現状。無理か…。

 

 

 

 

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