屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

ウミガメ産卵のシーズン 【屋久島の暮らし】

2015年06月12日 | 屋久島の暮らし・里の風景

梅雨真っ只中の屋久島ですが、ウミガメが産卵のシーズンを迎えています。

こちらは昼間に下見に行ったときの写真。残念ながら孵化できなかった卵です。

産卵した砂の深さが浅いせいか、カラスなどの鳥がほじくり返して食べてしまうこともしばしば・・・うまく孵化して大人になるのはごく僅かと言われています。

卵は、本当にピンポン玉のようで皮がとても薄く柔らかいです。

夜に再度訪れるとウミガメが産卵に来ていました。ただし、この海岸は砂浜が少なく、岩がごつごつした所。

運悪く?岩の多いところに上陸してしまったこのカメは、右往左往しながら産卵できる場所を探していましたが・・・

最後には諦めて帰ってしまいました。

それでも、産卵のため一歩一歩、重たい体を動かしている姿は感動的でしたよ。

 

ちなみにウミガメの観察会は永田のいなか浜で開催しています。 http://umigame.refire.jp/

予約が必要ですが、ウミガメの監視員さんがいるので初心者の方にはおすすめです。

 

 

 
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家具職人のKさんと共に 【屋久島一泊二日縄文杉ツアー】

2015年06月07日 | 屋久島1泊2日縄文杉ツアー

静岡県から来たKさん夫妻と一泊二日の縄文杉ツアーに行って来ました。

一日目は快晴! 最高の天気に恵まれました。

こんな高いところでもポーズを決めてくれる明るいKさん。まだ、余裕が感じられます。

私の大好きな河原のポイントに降りて休憩です。サツキの花がたくさん咲いていました。

大きな岩がゴロゴロ転がっているところで、写真を撮ったり、水を触ったり。

透き通った川で底が見通せます。ヤマメがいるかな?

大きな岩の上でガッツポーズ!仲の良い二人がうらやましい。

雨上がりだったので、苔のしずくが輝いていました。

通り道にヤクシカが悠然と休憩中。

せっかくなので沢の近くでお昼ごはん。水音を聞きながら食べるとごはんもおいしく感じます。

大王杉を見上げて、大きいなあ~。

屋久杉に抱きついて、鼓動を聞いているのかな?屋久杉のパワーをもらっているのかな?

二日目、朝の縄文杉。朝の光を浴びて、さわやかな縄文杉でした。

泊まりだと夕方の縄文杉、早朝の縄文杉、二つの顔を見る事ができます。

明るく元気なKさん夫妻と楽しいひと時を過ごす事ができた一泊二日のツアーでした。 

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ヤクシマシャクナゲ登山 【屋久島黒味岳ツアー】

2015年06月06日 | 屋久島黒味岳ツアー

黒味岳に登ってきました。

前日は豪雨、当日は快晴、翌日は大雨・・・と梅雨の中休みに登ることができて本当にラッキーでした。

この黒味岳コース、なかなか需要が無いのですがおすすめのコースです。

なぜなら、歩きはじめて30分で世界自然遺産地域に入っていくことができます。ちなみに縄文杉コースだと最後の30分でようやく入ります。

途中には屋久杉も。名のある屋久杉はありませんが・・・登山口に向かう途中、樹齢3000年の紀元杉を見る事はできます。

登山道の所々でヤクシマシャクナゲを見る事ができました。

今年は残念ながらお花は少なめですが、個人的には十分です。

足元には、ツクバネソウの花が咲いていました。よく周りを見ていないと見落とします。

黒味岳展望所からの眺め。手前には屋久杉が3本立ち並び、左手奥には黒味岳の山頂が見渡せます。

こちらは山頂付近のヤクシマシャクナゲ。蕾の時は、花の色が濃く、時間と共に白くなっていきます。

黒味岳の山頂に人が立っています。分かりますか?岩の上ですよ。

1831mの山頂に到着。正面奥には、屋久島最高峰の宮之浦岳が見えます。

360度展望が開けています。こちらは遠くに種子島が見えます。山が無く、ホントに平らな島です。

こちらは今話題の口永良部島。この時、噴煙はよく見えませんでした。

ちなみに屋久島は火山島ではなく、口永良部島からは数十km離れているので大きな問題はありません。

心配せずにぜひ屋久島に来てください。

帰りは、嘘のような青空が広がってきました。こちらはトーフ岩。山の頂に大きな岩が・・・不思議ですよね。

淀川小屋近くの淀川です。いつ見てもきれいな川にうっとりしてしまいます。

この時はナナカマドの若葉が日に照らされてとてもきれいでした。

山好きな人には、本当におすすめのコースです。体力的にも無理がないのでぜひトライしてみてください。

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郷土料理あくまき作り 【屋久島の暮らし】

2015年06月03日 | 屋久島の暮らし・里の風景

6月3日九州南部の梅雨入りが発表されました。

週間天気予報も雨マークばかりです。

さて、6月に入り余裕が出来たので今更ですが屋久島の郷土料理あくまきをご紹介します。

ちなみに5月の節句に作るものです。

材料として、もち米、竹の皮、木灰を炊いたあくが必要です。

あくの中にもち米を浸しておきます。日持ちを良くするためだと思います。

もち米を竹の皮の中に詰めていきます。入れやすいように茶碗を使ったり、菜ばしを使って隅までもち米を詰めこみます。

義母と家内がせっせとあくまきを作っていきます。

ちなみに今回の写真はすべて子どもが撮影しました。子ども達も見て覚えて、郷土料理を継いでもらいたいです。

たくさん出来ました。

後は数時間炊いて、出来上がり。そのままでは、味気ないので砂糖やきなこをつけて食べます。

その後、我が家では、数日あくまきのおやつが続いたのでした。

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