南の島のイメージが強い屋久島ですが、大きな寒波が来ると山の方では雪が降り積もります。
今回はコケの景色が美しい白谷雲水峡をご紹介いたします。撮影したのは2023年12月下旬です。
















南の島のイメージが強い屋久島ですが、大きな寒波が来ると山の方では雪が降り積もります。
今回はコケの景色が美しい白谷雲水峡をご紹介いたします。撮影したのは2023年12月下旬です。
東京から来られたKさんと白谷雲水峡の苔むす森と弥生杉コースに行ってきました。
太鼓岩には行かないで苔むした森を堪能できるコースで体力に心配がある方におすすめのコースです。
この日は本当に気持ちのよい天気でスタート時点から青空が広がっていました。
右の方には最後に訪れる弥生杉が森の中から飛び出ています。
入口付近にはフユイチゴと思われる植物が実をつけていました。名の通り冬に実をつけます。
きれいな川を眺めながら登っていきます。
飛流おとしの滝。右の方には黄葉したヒメシャラの葉っぱ。
オレンジ色に紅葉したナナカマドの葉っぱと川の色。
天気が良いのでどうしても空を眺めてしまいます。飛び出している木は屋久杉。
森の中に入っていくと至る所、コケだらけ。
皆が足を止めるコケのきれいな渓谷。
木漏れ日が差し込んできれいでした。
推定樹齢1000年以上の七本杉。
こちらが有名な苔むす森。
しばし撮影時間。
顔のように見える切り株。
コケのきれいな所がいっぱいあります。
青空が見えるとやっぱり空を見上げてしまいます。
樹形もいろいろな形があって面白いです。
そして、こちらは推定樹齢3000年?の弥生杉。
最後に時間があったので神秘的なパワースポット「牛床詣所」に立ち寄ってきました。
仁王像の阿形。
翌日は麓の観光。Kさんはこの日、昼の飛行機の便で帰る予定です。
まずは松峰大橋へ。この日も良い天気です。
高さ約70mの橋の上から照葉樹の森を見下ろします。
安房川とブロッコリーのようにもこもことした照葉樹。
次は千尋の滝へ。こちらは展望所。屋久島の集落を見下ろすことができます。
西の方には岩峰モッチョム岳の頭が見えています。
千尋の滝。周りの花崗岩のスケールの大きさに驚きます。写真では小さく見えるかもしれませんが、滝の落差は約60mです。
こちらは猿川のガジュマル。亜熱帯性の植物です。
武将平盛久を祀った「盛久神社」にも立ち寄りました。
境内にある「夫婦アコウ」が見ごたえがあります。100年以上生きたであろうアコウの大木2本が上の方で一つになっています。
若いカップルの撮影スポットに良いかもしれませんね。
屋久島自然学校の里めぐり観光ツアーはこちら。
屋久島と言えば日本で一番太い杉「縄文杉」や映画のもののけ姫のモデルとなった「白谷雲水峡」が有名ですが、残念ながら紅葉は少ないです。
そんな中でもよく観察しながら歩いていると色とりどりの自然を見つけることができます。
写真の撮影場所は白谷雲水峡とヤクスギランドです。
どちらも屋久島らしい森をじっくりと観察するのに最適な場所です。
まず目を引くのがマムシグサ。緑色の実が段々と赤く色づいてきますが毒草です。
キノコもちらほら見られます。触ってもいけないカエンタケもあるので気をつけましょう!
死亡事例もあるカケンタケ。
コケの上に紛れている小さな赤い実、ヒメツルアリドオシ。鹿児島と屋久島のみで見られるようです。
屋久島で紅葉する代表的な植物、ヤクシマオナガカエデ。
今年はどんぐりが豊作でよく目につきます。
屋久島の固有種、マルバヤマシグレ。屋久杉によく着生しています。
黄葉したカクレミノの葉っぱ。3種類の形の葉っぱがあるのが面白い。
こちらも黄葉したハリギリの葉っぱ。
白色?コケの胞子体に先についている帽(ぼう)と呼ばれる部分。
サザンカの白い花。
最後に太鼓岩からの眺め。赤く紅葉している樹木はヤクシマオナガカエデ。
屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーとヤクスギランドガイドツアーはこちら。
兵庫県から来られたMさんTさんと白谷雲水峡の苔むす森と弥生杉のコースへ行ってきました。
ただし、最近、ヤクシマザルを間近で見る機会が増えていますので十分気をつけましょう!
全国ではクマの事が問題になっていますがサルも例外ではないですよ・・・。
今回は白谷雲水峡のコースでも森をゆっくりと堪能するコース設定となっています。
体力に自信がない方、ゆっくりと自然を見たい方におすすめのコースです。
屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら。
歩き始めて1時間半、いきなり大雨が降り始め、白谷小屋で長めの休憩をとって雨の様子を見ていました。
小雨になってきたので覚悟を決めて歩き始めたのですが、その後はご褒美のような景色に出会うことができました。
自然との出会いも一期一会ですね。
こういう出会いがあるので山登りがやめられません。
ちなみに宮之浦岳は雲に覆われて見えないことも多いです。
歩き始めは天気がぱっとしなくて心配していたのですが、結果的にはいろいろな自然との出会いがあり、実りの多い一日となりました。
屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら。