今の日本、
「何とか、悪者を作り出そう」
としている。
とくにマスコミは、
そういうことを一生懸命やっている。
そうやって、大衆を煽って、
雑誌や新聞の売り上げを伸ばし、
TVの視聴率を上げ、お金儲けをしている。
それでいて、ある人が亡くなったとたん、
｢その人を褒め始める」。
星野監督や野村沙知代さんや有賀さつきさんは、
生前は、マスコミも、ひどいバッシングをしたはずだ。
（注：大地一人も、この三人の行為については、
責めたこともある。
ただ人間ではなく、行為を責めたつもりだ）
故人からすれば、
「死んだ後に、ほめないで、
生きてる間に、もっと良く書いてくれ」
という思いだろう。
たとえば、田中角栄首相は、
生きている間、悪いこともしたが、
その何倍も、いいことをしたはずだ。
マスコミは、そういういい業績には、目を瞑っていた。
理由は「悪い奴」と書けば、
雑誌や新聞が売れ、お金儲けになるからだ。
相撲の伊勢ケ浜親方などは、かわいそうだ。
たしかに、日馬富士の暴力の監督責任があることは、
法律上は確かだ。
しかし、冷静に考えると、彼は加害者であるが、
同時に被害者でもある。
少なくとも、そんな悪い男ではないはずだ。
なのに、マスコミは、一方的に、罪悪人扱いだ。
現在は、不倫バッシングがひどい。
不倫をしただけで、ともすれば、極悪人扱いだ。
笑っちゃう。
どんな人間も、いいところと悪いところがある。
両方見たいものである。
そして、罪を憎んでもいいが、
人は憎みたくないもんだ。
それから、マスコミは「悪者」を作り出す天才なので、
彼らにだまされないようにしたいもんですね。
