俺が高校生のとき、
飛び級入学はなかった。
高校二年生のとき、
公開模試を受けたら
「あなたは北大に合格します」
というコンピューターの結果が出た。
な~んだ、簡単じゃん・・・と思った。
しかし飛び級入学はなかったので、
3年を迎えた。
そして俺は、3年生のとき、
ある大学の医学部の試験を受けた。
医学部に行きたくなかったが、
父親が強く、行けと言った。
ちょっと抗議のために
一校だけ受けた。
合格確率は80%以上。
間違いなく合格するはずだった。
ところが、ひどく体調を崩し、
不合格だった。
一年浪人して、
東大の理1に合格した。
そのときも、
行くつもりはなかったが、
一校だけ私立の医学部を受けた。
その日、なぜか時計を忘れて(笑)、
不合格だった。
医学部を受けると、
ありえないことが起きて、
2校受けて、いずれも不合格だった。
東大の受験では、
理3(医学進学系)でも、合格していたと思われる好成績だったのに。
なぜ医学部はイヤだったか?
理由は二つあった。
- 動物実験がイヤだったこと
- 宿直医になるのがイヤだったこと
・・・でも2は滑稽だ。
宿直しない医者もたくさんいるからだ。
先入観は怖い・・・という実例だ。
浪人時代は、
つらかったが、
また楽しかった。
一人で上京し、
一人の生活をenjoyした。
俺の人生、悲しくも滑稽だ。
悲劇と喜劇はすごく似ている。