台湾の人口構成を見ると、
ほとんどが明朝以前の人たちです。
そして明の時代の明政府の歴史書には、
「台湾は日本領土である」
とも書かれているということです。
実際には、明の時代までは、
原住民の人たちの領土と言うべきで、
その他、明の時代には、
オランダやスペインも、38年間ほど、
一部の領土を支配しました。
明の滅亡後、ほんのわずかの期間(21年間)、
反清を唱える南明の鄭成功の軍勢が支配しました。
その後、清の時代に、
212年間、清の領土となりましたが、
そのとき渡来した人はわずかで、
しかも日清戦争（1894～1895）後の下関条約で、
日本の領土なりました（50年間）。
また戦後（１９４５）、中華民国の領土となり、
その後、共産党に敗れた蒋介石が、
台湾に敗走してきましたが、
そのときの中華民国の人たちもわずかです。
以上のいきさつを見ると、
まず人口構成から言って、
ほとんどの人(74%)は、
明以前の人たち(ホーロー人と呼ばれる)なのですから、
「独立国家」と考えるのが妥当と思います。
次に、GDPも世界22位（2020年）で、
堂々たる独立国家にふさわしいですね。
なお一人当たりの名目GDPは、
世界32位ですが、
64位のチャイナより、
圧倒的に上です。
ちなみに、一人当たりの名目GDPの１位は、
ルクセンブルク、2位はスイスであり、
「小国の方が豊かである」
と大地一人がいつも思っている結果が出ております。
