ワンちゃんは何を望んでいるんだろう?
そこでワンちゃんの気持ちを
テレパシーで交信してみると、
意外に思う人もいるかもしれないが、
「役に立っている」という気持ちは、
かなり強い。
大地一人、
今まで2頭のワンちゃんを飼ったことあるが、
2頭とも、とてもよく仕事をしてくれた。
1頭は、少年の俺が店の配達に行く時、
いつもカゴを、口にくわえてくれた。
彼もそれを望んでいた。
もう1頭は、
あらゆる人に好かれる「癒し犬」だった。
もちろん基本的な衣食住は、必要であるが、
「自分は役に立っているんだ」という、
犬の気持ちはとても大切だと思っている。
2頭とも、今は幸せに霊界で暮らしております。
そして今も、2頭には、
お世話になっております。
それが、彼らの望むことだからです。
十一面観音の文章を書いているときだった。
俺は、大いに迷った。
「観音の頭の上に、11の顔が、乗っている」のか、「載っている」のか?
・・・どっちが正しいんだろう?
普段は迷わない。
「子供を自転車に乗せる」と言うし、
「文章を雑誌に載せる」という。
「乗せる」と「載せる」の違いは明白だと思っていた。
しかし、十一面観音はどうなるのか?
まず俺はいろいろ考えた。
そして結論が出た。
「動くもの」は、乗せる・・・
「動かないもの」は、載せる・・・
しかし、必ずしも、そうじゃないようだ。
「艦載機」と言うではないか!
これは空母に載っている、「動く飛行機」のことだ。
つまり、動く場合でも、「載せる」を使うのだ。
・・・いろいろ考えた末、やっとわかった。
「動いて、意志を持つもの」・・・これは、「乗せる」だ。
「動かないもの、また動いても、意志を持たないもの」・・・これは「載せる」だ。
だから猫の場合は、
「猫を自転車に乗せる」となる。
花は・・・
「花を自転車に載せる」となる。
・・・ただし、これですべてか言うと、例外もある。
「車両積載量」と言う場合、
「人間が乗る」場合も多い。
でも、この場合は、人間を「物」として扱い、体重だけを考えている。
「エレベーター積載量」も同様だ。
もっとも、エレベーターに乗ったとき、普通は、
その中で、何か意志的なことはしないけどな。
男も女もじっとしてる。
こうしてみると、十一面観音は、「載せる」が正しいとなるようだ。
でも、十一面観音という守護霊に守られている場合は、どうだろう?
十一面観音は生きているわけだから、「乗せる」を使っても、
あながち、間違いとは言えないと思うが・・・どうだろうか?
「俺の肩には、守護霊が、乗っている」とかさ・・・
また擬人化などする場合もそうだ。
花でも、「大好きなリラの花を自転車に乗せて」と言っても、
間違いではないだろう。
「自分の命より大切な、プラモデルを、乗せて」・・・とか。
ぬいぐるみもそうだ。
「かわいいぬいぐるみを、体の上に乗せて」は正しい。
でも・・・
「クビの取れたぬいぐるみを、体の上に載せて」も正しい。
じゃあ、恋人の遺体はどうなるんだろう?
「死んだ美代ちゃんを、車の助手席に乗せて、最後の別れに、ドライブした」
嫌いな夫の遺体の場合は?
「冷たくなった、大嫌いな夫の死体を、トランクに載せて、火葬場まで運んだ」
・・・ちょっと怖い話になってきたので、
今日はこのくらいにしよう!
ちょっと調子にのったかな?
ん?
調子に「乗る」・・・でいいんだよな・・・
俺は意志を持ってるんで、うん、「乗った」でいいんだな。
最後に、「調子に載った」なんて、書いたら、お笑いだよな、ハハハハ。
ただし最近は、「載せる」を使うべきところでも、「乗せる」でも、
許している場合も多いようだ。
・・・・というわけで、
「乗せる」と「載せる」の違いは、意外に難しかったぜ!
まだまだ、俺のわからない日本語の不思議って、たくさん、あるんだろうな。
ヒット大地、若い頃のメモ書きは
英語で書いてある。
しかし年取ってから読み返すと、
やはり日本語の方が読みやすい。
つまり、私は英語で書いて苦労しているバカ者ってこと。