この質問の答えは非常に難しいですね。
何と言っても川上監督はV9を達成しましたからね。
ただ私は非常に難しい判断ですが、
「超えた」と言ってもあながち間違いではないと思います。
広岡監督が優勝させたヤクルトや西武は、
両チームとも、過去約15年間Aクラスは一度だけ
・・・という弱小球団でした。
ところが広岡監督になった途端、
優勝または2位になってるわけですから、
広岡監督の采配は、あまりに凄いと思います。
ただ広岡監督の欠点は、
選手を叱咤激励するので、
ともすれば一時的に選手に嫌われ、
川上監督のような長期政権にはならなかったということです。
じゃあ川上監督は、弱いヤクルトや西武を優勝させることができたか?
というと、疑問です。
そしてもう一つ、広岡監督のいいところはきちんとした哲学を持っていることです。
だから広岡監督の育てた選手は良い監督になっております。
また広岡監督は一時的に嫌われても、嫌った選手も後になって
「いい監督だった」と言うことも多いです。
そういうところは、広岡監督の方が上ですね。
いずれにせよ、チームを優勝させるということは大変難しいことです。
両監督ともそれを、外から見ると、案外簡単になさったということは、
共にすごい監督だったと思います。