今日10月10日は、昔は体育の日であり、
55年前の東京オリンピックの開会式の日です。
土曜日でした。
午後1時45分から始まりました。
俺は小学6年生だったので、
学校から戻り、すぐにTVを見ました。
覚えているのは、
古関裕而先生作曲のオリンピック・マーチによる選手行進と
自衛隊のブルーインパルスが空に5輪の輪を描いたこと。
それから国立競技場に、聖火が点火されたこと。
あとNHK名物アナウンサーの北出清五郎さんの名調子。
後は忘れました(笑)。
ただ、後でもう一度聞くと、
北出さんも緊張していたのでしょう。
「赤いブレイザー」を「赤いカーディガン」と言い間違えていました。
今から思えば、笑い話ですよね。
そして、二日後の10月12日に、
重量挙げの三宅義信選手が、金メダルを取りました。
そのあと、いろいろありましたが、
男子体操とレスリングと柔道で、
日本選手がメダルをたくさん取ったのを覚えています。
それから円谷選手のマラソンと、
女子バレーの東洋の魔女が、ソ連を破った試合が最後ですか。
あの頃の世相は、高度経済成長で、
日本中に活気がありました。
音楽も、舟木一夫さんなどの青春歌謡とか、
ベンチャーズのエレキギターに、
若者はしびれていました。
ただ、ものすごく暗い出来事があり、
それが「愛と死をみつめて」という大島みち子さんと、
河野実(まこと)さんの、悲恋の物語でした。
それと美空ひばりさんの
「勝つと思うな、思えば負けよ」
という「柔」という曲が、レコード大賞に輝いたこと。
そのあと、円谷選手も自殺します。
子供心に、
「めでたい出来事には必ず、悲しい出来事がつきものなんだな」
ということを思い知らされました。
そう。
富士山には、
青木ヶ原樹海がつきものなのです。
それでワンセットなのです!
真珠湾攻撃やマレー大進攻と、
東京大空襲や広島長崎原爆やソ連参戦は、
ワンセットなのです!
人生、神様を信じ、
しっかり大地に足をつけて歩かないと、
とんでもないことになりまっせ。
たとえ現世が幸福でも、
来世は地獄ですからな。