閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

二重の極み ~イカ娘8巻の感想みたいな~

2010年12月10日 01時29分01秒 | チャンピオン
今まで1巻を買った時ぐらいしかまともな感想書いてこなかったけど、最近はほらアレだから、ちょいとイカ娘8巻の感想とか。

えー、まずはやっぱり巷で話題になった、というかギョっとなった表紙の具合からw


むう……w
やっぱりちょっと「えっ」となりますわなあ。最近はアニメの絵柄の影響を受けてか、若干それっぽい画風が入ってきているものの、概ね可愛らしさはアップしているので、長く描いてればこういう変化もありだよねー、と思っていたけど。

ちょっとこう来るとなんか不安になってしまう……w いや、これはこれで動きがある絵で、安部先生のこれまでにないものを描こうとする意欲が伝わってきて良いんだけど。
イカ娘じゃなくてイカ少年って感じもする…w 正直最初これ見た時は結構ショックでした……^^;

だがご安心を(?) アニメイトの限定版を買えばダブルカバーでこういうのが付いてきます。


左が通常。右が限定版のカバー。

あ、なんかほっとした…w こんな感じの絵を描いてくれるならまだ大丈夫……ってかこっちが本稿で良かったんじゃ…w
しかしこの限定版はお徳ですな。通常カバーもついてきてお値段同じなんだから、極力この限定版を買っておきたいところですな。

アニメはアニメの画風で良いし、漫画のほうは漫画のほうの画風で、それで全然良いんだから、冒険するのはいいけどあんまりセントエルモスの奇跡はやめてほしい……てのが1ファンとしての感想。漫画とアニメ、それぞれの味が楽しめるのでいいじゃない!

と、まあ。
表紙からいきなり辛口入ってしまったけど、しかし内容はこれ、これまでで最高傑作じゃなかろうか?
作品の質を向上させるための努力が結実してきているというか、この漫画独特のギャグがより洗練されてきたというか。

うん、純粋に可愛い面白い。
いや今までも面白いと思ってたよもちろん個人的にはねw

ビジュアル的にも、イカ娘の浴衣姿を始め、渚の男装、シンディーの私服姿等等、変化が見られて新鮮で面白い。
あああと吾郎と磯崎の浴衣姿も見られますよ、一応…w

ちょびっとシリアスだったり、ちょびっとイイ話的なエピソードもあったりで、内容も変化に富んでてイイ。最近完全に平衡感覚を失ってるので色眼鏡は入ってるかもしれないけど、これまでで一番の完成度なんじゃないかと思う。

これで表紙があれじゃなけりゃ……とはもう言うまいよw 限定版カバーを被せてごまかすし、気が向きゃ外してみたりして二重に楽しむという手もあるしね。



ついでに裏表紙の比較。裏はまあ使いまわしですな。可愛いんだけど、とはいえこの絵使いまわされすぎって気もするな…w

ああそういえばごめん、栄子の浴衣姿もあったんだった…w いやいや全然良いよこれはこれで。気が向きゃ注視してみたりして二重に楽しむというt(ry


追記:チャンピオン2011年2+3合併号の目次ページにて「表紙の絵は少年漫画を意識しました」との作者コメントがありました。
意識的にやったパロディだということを公式にコメントされたわけで、今後こうした絵柄にシフトする、というわけではないということですな。
ああ、なんかほっとした……。ってあれ、イカ娘って少年漫画なんじゃなかったの……w

あと追記というか書き忘れ。単行本化の際、空きページにおまけで1コマ漫画が書き足されるのがこの作品の恒例になっているんだけど、この1コマ漫画もどんどん面白くなってきてます。
ニセイカ娘のお面をかぶってイカ娘を追い回す早苗や、渋々サラシを巻く渚、必死に予習しているシンディなどは傑作。

オチの補強や、世界観の広がりの一助にもなっており、特に予習するシンディは、以前英語がどうも話せそうにない?というシーンがあったことを上手く補完する1コマとなっておりますな。マーチンの考案した世界中の言語を一瞬で覚える方法、の影もチラホラ。

本誌で読んだからいい、アニメで観たからいい、なんて言わず、おまけページが読めるのはコミックスだけ! ですぞえ?

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