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面白いプレゼンは、内容を覚えていないのかもしれない?

2011-01-12 16:54:00 | トピックス


放送大学の「問題発見と解法の技法(’08)」からもうひとつ。

12章プレゼンテーションの事例研究(P158~)にこんなもんがある。

【事例】
女優さんが、以下のようにある内容を読み上げる
A:明るい表情で話す(動画)
B:くらい表情で話す(動画)
C:下を向いて話す(動画)
D:静止画

この内容を、どれだけ記銘しているかを確認したところ

・ABCDのケースすべて、女性が男性を上回る
・男性も女性も、Dのケースがよく記銘していて、聞き取りやすいといっている
・男性も女性も、Bのケースの記銘が悪く、不快といっている。




 この結論中、先生は、男性と女性で差が出たのは、音声と画像のずれを気にするかどうかの差ではないか?
といっていたが、それだと、静止画で男女差が出るのが、説明できない(静止画は音声と画像がずれずれなので、
気にするも何も・・・)

 これは、注意の配分の問題じゃないかと思う。

 つまり、男性は、話者が女性ということで、そこにすでに注意を向けていた(配分した)
 したがって、記銘は、残りの注意力で記銘しないといけない

 女性は、話者が女性だと(=同性だと)、そこに注意をむけない
 その分、より多く、注意を記銘に割けるので、記銘力が高まった。

 そう考えると、静止画と動画においては、
 動画の部分の解釈に、注意が注がれるので、
そこに注意を注がなくて良い静止画のほうが、注意を多く注げて、記銘力が高まる


 不快なほうが、その部分に注意を向けられてしまうので、
 不快ではない明るい表情のほうが、記銘力が高まる

 というように、注意の配分だと、すべての話が説明付く。




 まあ、本当に注意の配分かどうかは、俳優(男性)が読み上げて、女性の記銘がどうなるかを実験してみないとわかんないけど、仮に、注意の配分ってのがあたってるとすると、

プレゼンにおいて

・面白い動画だと、動画に注意が向いてしまい、

  おもしろかったねえ・・・で、内容、何だっけ?
  ・・・・なんだったっけ??

 ってことになり、あまり覚えていないことになる。

・むしろ、覚えておいてほしいことは、あまり飾りなどつけず、
 余計なことに神経行かないように、それだけを見せたほうがいい

ってことになります。




 まー、たしかに、そーかもしんないね・・・


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