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フィットギャップ分析の手法

2007-12-26 11:57:02 | Weblog

 あるパッケージソフトを利用して、自分たちの業務ができるかどうかをチェックするのに、フィット&ギャップ分析を行う。さてそこで、フィット・ギャップ分析をやる方法なのだが、だいたい、こーいう感じじゃないだろうか?

(1)そのパッケージソフトが想定する業務の流れの、アクティビティ図を作成する
 →これは、オペレーションマニュアルで分かるのが普通である
  (リファレンスをみると混乱する。チュートリアルがある場合は、それでもOK。
  チュートリアルというのは、コメディアンではない

  ちなみに、SugarCRMの場合、「実践!オープンソースCRM アプリケーション入門」
  2章(主にP70からP98)から作成できる。

(2)そのアクティビティ図から想定される、エンティティとその関連をおさえておく
   (あとで、データレベルでチェックするので、そこにもどれるように)
   →これは、アクティビティを行った入力画面項目を、正規化処理することによって、
    求めることが出来る。

  ちなみに、SugarCRMの場合、「SugarCRM Developer's Manual」の5章
  94ページから103ページにER図が書いてある

(3)自社のアクティビティ図と、アクティビティに関するER図を作成する。
 →対象としようとしている業務の。
  なお、(1)、(2)も、対象部分だけ分析すればよい

(4)まず、(1)と(3)のアクティビティ図を比べ、業務レベルでの違いをチェックする
 →まったく違っている場合は(6)へ、
 →時間的な流れに注意。同じ在庫たな卸しでも、月次でやっているか、年次でやっている
  かでは、かならずしも同じ業務にはならない(期間が長いだけで同じってこともあるけど)

  
(5)同じと思われる業務に対して、(2)と(3)のER図で、出力データをとくに注意して
  その差異をしらべる

(6)(4)、(5)の差異、(3)で全然違う場合に関して、既存のパッケージの機能、
  あるいは他のソフトを組み合わせて出来ないかを考える
  →グラフ機能がないとき、データをExportして、Excelに流し込み、グラフを作成するなど

(7)それでもできないとき、どこをどのようにカスタマイズすれば、OKになるかを考える

(8)そのカスタマイズは可能なのかどうかを考える
  →既存パッケージの入出力口をチェック。

(9)(6)で、他のソフトを組み合わせるようなもの、
   (8)で可能なカスタマイズ
  が、 カスタマイズ対象となり

   (7)でなにをカスタマイズすれば良いか分からなかったり、
   (8)で方法がないの
  が、現実とのギャップになる。
  →現実とのギャップは、実際のワークフローをかえることで、可能かどうかを考える


*パッケージに業務を合わせることは、不可能である。
 そんな急激な変化をしたら、みんな会社をやめてしまう(>_<!)
 →逆に言うと、社員がみんな辞めちゃうほどの、劇的なリストラをするなら可能。
  また、合併で、組織自体が大幅に変わる場合は可能になる。

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