日経コンピューター2014年2月6日号(今来ている号でなく、一つ前の号)
に出ている、(p23からの)2015年問題、つまり
2015年までは、消費税、マイナンバーとか、仕事いっぱいあるけど、
そのあと、急に仕事なくなるよね・・・どうするの?
というお話。
その対応策?として、
現在のIT業界の元請け→5次請け?のピラミッド構造を、
ユーザーを中心として結び付くフラット構造へ
というお話があるけど・・・
あ~これって、要するに、
ネットワーク閉鎖論VS構造的空隙論
だよね!この結論は、もうでている。
■ネットワーク閉鎖論による利益構造
現在のIT業界の元請け→5次請け?のピラミッド構造
の組織が優れているという議論は、ジェームズ・S・コールマン
によって、ネットワーク閉鎖論として、議論されてきた。
ジェームズ・S・コールマン 「人的資本の形成における社会関係資本」
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/s.html
のダイヤモンドの卸市場の話とかを、聞いたんじゃないかな?
この場合、ネットワークが閉鎖していて、相互に強く結合しているから
(元請から、5次請けまで、下請け構造という形で系列化されているから)
こそ、利益を生み出すという考え方。
■構造的空隙による利益構造
これに対して、「いやいや、そのような構造だと、いろんなものを
結び付けて新たなものを生み出すときに、問題あるでしょ!」という
のが、構造的空隙論
ロナルド・S・バート 『競争の社会的構造』――構造的空隙の理論
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-1018-9.htm
にあるように、ネットワークが閉鎖してしまうと、情報が流れない。
(構造的空隙が生まれる)。この空隙を弱い紐帯でうめると、
利益をうみだすよだよ!という考え方。
■どっちも大事
この2つの考え方、つまり、ネットワーク閉鎖性(コールマン・レント)と
構造的空隙(バート・レント)のどっちが大事か?っていう議論は
ロナルド・S・バート 「社会関係資本をもたらすのは構造的隙間かネットワー
ク閉鎖性か」
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/s_13.html
に(以下太字は上記サイトより引用)
構造的な隙間間を橋渡しして仲介することが付加価値を生み出す一方、閉鎖性も
構造的隙間のなかに埋蔵されている価値を実現するために重要な役割を担う。
と書かれているように、結局、どっちも大事なんだよね・・
■使い分け、すみわけ
つまり、
バート VS コールマン 議論の論点
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/vs.html
にあるように、両方大事なんだけど、どういう風に使い分けるか?
ということが、重要なんだよね。
元請け→5次請けまでの下請け構造はウォーターフォールのような
大規模「開発」にむいている
それに対して・・・と書くと、まるで、フラット型は、
アジャイルに向いていると書きたいんでしょう?
と予測するかもしれないけど、残念でした。
フラット型は、大規模開発に入るまえの、「どうやったらそれを
解けるか」のクリエイティブな要求分析、設計段階に向いている。
小規模開発なら、これで済んでしまい、アジャイルでOKってことになる。
2015年問題が起こった場合、
・フラット型で受注を興す(ここで構造的空隙を埋める人が重要)
→アジャイルで済んじゃうかも?
・興した受注のうち、大型案件は、今までどおり下請け構造へ
(ここでネットワーク閉鎖性)
ということになると思われる。
つまり、受注をどう興すか?が重要で、そこには、いままでの
下請け型ではだめで、フラットな構造の新しい仕組みが必要に
なってくると思われる。
P.S 構造的空隙って、大澤先生の「チャンス発見」の人によるネットワーク版
?
に出ている、(p23からの)2015年問題、つまり
2015年までは、消費税、マイナンバーとか、仕事いっぱいあるけど、
そのあと、急に仕事なくなるよね・・・どうするの?
というお話。
その対応策?として、
現在のIT業界の元請け→5次請け?のピラミッド構造を、
ユーザーを中心として結び付くフラット構造へ
というお話があるけど・・・
あ~これって、要するに、
ネットワーク閉鎖論VS構造的空隙論
だよね!この結論は、もうでている。
■ネットワーク閉鎖論による利益構造
現在のIT業界の元請け→5次請け?のピラミッド構造
の組織が優れているという議論は、ジェームズ・S・コールマン
によって、ネットワーク閉鎖論として、議論されてきた。
ジェームズ・S・コールマン 「人的資本の形成における社会関係資本」
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/s.html
のダイヤモンドの卸市場の話とかを、聞いたんじゃないかな?
この場合、ネットワークが閉鎖していて、相互に強く結合しているから
(元請から、5次請けまで、下請け構造という形で系列化されているから)
こそ、利益を生み出すという考え方。
■構造的空隙による利益構造
これに対して、「いやいや、そのような構造だと、いろんなものを
結び付けて新たなものを生み出すときに、問題あるでしょ!」という
のが、構造的空隙論
ロナルド・S・バート 『競争の社会的構造』――構造的空隙の理論
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-1018-9.htm
にあるように、ネットワークが閉鎖してしまうと、情報が流れない。
(構造的空隙が生まれる)。この空隙を弱い紐帯でうめると、
利益をうみだすよだよ!という考え方。
■どっちも大事
この2つの考え方、つまり、ネットワーク閉鎖性(コールマン・レント)と
構造的空隙(バート・レント)のどっちが大事か?っていう議論は
ロナルド・S・バート 「社会関係資本をもたらすのは構造的隙間かネットワー
ク閉鎖性か」
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/s_13.html
に(以下太字は上記サイトより引用)
構造的な隙間間を橋渡しして仲介することが付加価値を生み出す一方、閉鎖性も
構造的隙間のなかに埋蔵されている価値を実現するために重要な役割を担う。
と書かれているように、結局、どっちも大事なんだよね・・
■使い分け、すみわけ
つまり、
バート VS コールマン 議論の論点
http://kanetaka-doctoral-course.blogspot.jp/2008/04/vs.html
にあるように、両方大事なんだけど、どういう風に使い分けるか?
ということが、重要なんだよね。
元請け→5次請けまでの下請け構造はウォーターフォールのような
大規模「開発」にむいている
それに対して・・・と書くと、まるで、フラット型は、
アジャイルに向いていると書きたいんでしょう?
と予測するかもしれないけど、残念でした。
フラット型は、大規模開発に入るまえの、「どうやったらそれを
解けるか」のクリエイティブな要求分析、設計段階に向いている。
小規模開発なら、これで済んでしまい、アジャイルでOKってことになる。
2015年問題が起こった場合、
・フラット型で受注を興す(ここで構造的空隙を埋める人が重要)
→アジャイルで済んじゃうかも?
・興した受注のうち、大型案件は、今までどおり下請け構造へ
(ここでネットワーク閉鎖性)
ということになると思われる。
つまり、受注をどう興すか?が重要で、そこには、いままでの
下請け型ではだめで、フラットな構造の新しい仕組みが必要に
なってくると思われる。
P.S 構造的空隙って、大澤先生の「チャンス発見」の人によるネットワーク版
?