ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ブランドについて エイベックスの戦略から

2005-07-17 17:20:10 | コピーされるほど儲かるシステム!

 コピーされるほど儲かるシステム開発日記のメルマガで、次は、ブランドについて取り上げるといったので、エイベックスの最近の動向を中心に、ブランドについて考えてみたいと思います。

 エイベックスの最近の話題といえば、「14日に米アップルコンピュータに楽曲提供することで合意した」です。
 会社側の発表は、こちら
http://www.avex.co.jp/j_site/press/2006/050714.pdf

 従来、エイベックスといえば、コピープロテクトのCCCDに対して、中心的な役割を果たしてきた会社です。
 それが、音楽配信!という、コピーされやすい分野に進出なんて、以前では、考えられませんでした。

 しかし、エイベックスは、昨年から、構造改革を行っているようです。その結果、CDに対する考え方が変わってきたようです。
たとえば、

(1)hitomiの場合、「japanese girl」のCDに、ネイルチップをつけている
(2)鈴木亜美の場合、CDより前に、音楽配信で、新曲が発表される

 このように、CDに付加価値をつけたり、音楽配信とCDの役割を変えることによって、CDと音楽配信の共存を図っています。そのため、今は、音楽配信にも力をいれ、自社のケータイ向けサイト「ミューモ」もスタートさせていますし、もっと身近に、gooの音楽配信でも
http://musicstore.goo.ne.jp/
かなり、エイベックスのものが多いし、大塚愛のコンサートツアーのLiveの有料動画配信などもやっているようです。
http://bb.goo.ne.jp/special/artist/otsukaai/live.html

 ここまでいくと、CDから音楽配信の流れになってこまるのは、エイベックスではなく、CDの貸し出しをしているTUTAYAとかかもしれません。




 で、CDに対する考え方がどのようにかわったのか?
 これを、エイベックスの「第18期 事業報告書」からみてみると、いままでは、CDやDVDを売ることを重視していましたが、今後は、「個々のアーティストの特性を活かしたビジネス戦略を展開し、音楽以外の画像、ファッション等の分野にも展開をはかり、そのアーティストブランドを確立する」そうです。
 つまり、まず、アーティストのブランドありきで、そのあと、そのブランドに向いた展開をおこなう、その1つがCDという考え方のように見えます。
 で、そのブランドを確立するために、エイベックスは、クリエイティブ+コミュニケーションがブランドを作ると考えているようです。そしてその考え方をまとめて、「コミュニケーション戦略の強化」として、ビジョンの中でまとめています。

 具体的な戦略としては、「クリエイティブによって作り出されたコンテンツをパッケージ、配信、コンサートおよびメディア等、あらゆる機会を通じて提供していく。さらに顧客と双方向で情報交換を行い、様々なニーズを獲得していき、その情報交換の場を日本のみならず、アジア全体に広げていくこと。」だそうです。




 同じように、このメルマガでも考えると、メルマガ購読者をふやすには、まず、ブランドイメージを確立し、それをさまざまな機会で発表しないといけないということですね。

 でも、こまりました!

 現在、メルマガとブログのイメージが違いすぎます。そのため、ブランドがまとまりません。
 ブログのほうでいくと、このサイトは、開発方法論のサイトですな。
 メルマガは、ぜんぜん違うノリだし。。。

 うーん!

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