先日、日経新聞の記事を読んでいて、とても私の心に刺さったのでご紹介したいと思います。
登山を趣味とする多くの方々にとって、山と共に歩む時間は大切なものであり、日々の生活に彩りを与えてくれるものです。
わたしも40代から登山を再開し、今はどっぷり登山にハマっていますが、今年になって膝の痛みに悩まされ、体力に悩まされ、思うような登山ができない時がありました。
40代後半から60代に差し掛かると、体力の変化や老化を実感することが増えてきます。
これまでと同じように山を楽しみ続けたいと思うならば、自分の体力や健康状態に向き合い、無理のない計画を立てることが重要です。
昨今でも体力不足による救助要請のニュースが相次いでいますので、どのようにして安全かつ楽しく登山を続けることができるか、考える時期に来ているのかもしれません。
1、老化と向き合う
老化は避けられない現実です。
体力や筋力、持久力は年齢と共に徐々に低下していきます。
以前は難なくクリアしていた山道も、少しずつ疲れを感じるようになるかもしれません。
こうした現象を無視して今まで通りのプランで山に挑むのは、かえって逆効果かもしれません。
やりがちですね。
無理にペースを上げ過ぎると、それに続くのは心身のストレスや怪我のリスクである可能性があります。
2、慎重な計画が鍵
登山は自然との対話であり、自分自身との対話でもあります。
まずは、登山計画をしっかりと見直し、現在の自分の体力に見合った山を選択することが重要です。
行きたい山と、行ける山は異なることがありますね。
慣れた山でも、もう一度ルートや距離、高低差を確認し、自分の現在の状態にマッチしているかを吟味することをお勧めします。
私の場合は、北アルプスに毎年行っていましたが、どんどんハードなルートを選びがちでした。
体力に不安を感じる場合は、距離が短くても景色や休憩ポイントが豊富な山、あるいは傾斜が比較的緩やかなコースを選ぶのが良策です。
また、行程を複数日に分けることで、無理のないスケジュールを組むことも一つの方法です。
3、健康管理とトレーニング
登山における体力は、決して山だけで作られるものではありません。
日常生活においても健康管理を意識し、適度な運動やトレーニングを取り入れることが推奨されます。
特に脚力と持久力の強化は登山において重要です。
私は毎日、筋トレを行っています。
しばらくジムに通っていましたが、わざわざ行かなければならないジムは私には合わず、結局はYouTubeで何度も見た運動をメニュー化して毎日の運動としてやっています。
ほかにも自分で行うトレーニングには、ウォーキングやジョギング、私のように自宅での筋トレを日常的に行うことができます。
また、バランス感覚を養うためにヨガやストレッチも取り入れると、山道での不意のつまずきなどを防ぐのに役立ちます。
栄養バランスの取れた食事を心がけ、特に筋肉の回復に役立つタンパク質や、エネルギー補充に必要な炭水化物を意識的に摂取することも大切です。
4、登山装備の見直し
年齢と共に体力が変化する中で、装備も見直すといいと思います。
軽量かつ機能的な装備に変更することで、体への負担を減らすことができます。
私の好きなモンベルでザックを見てきましたが、非常に軽量なものが多数販売されていますね。
靴は重要で、足に負担がかからないような設計のものを選ぶと共に、グリップ力にも注意を払ってください。
また、登山中は適度な休息と水分補給を忘れずに行い、無理をしない心構えも必要です。
私は休まず登ってしまう傾向があるので、自分でも注意しています。
5、心の山旅を楽しむ
最後に、登山は体力の競争ではなく、自然との調和を楽しむものです。
新たな発見や静けさ、景色を楽しむ心の余裕を持って臨むことが、山旅をより豊かなものにします。
そして、たとえいつもの山とは違う選択をしたとしても、それは次なる新しい冒険の始まりです。
登山を続けることは、常に挑戦と発見の旅であり続けます。
自分のペースで、無理なく自然を楽しむことで、歳を重ねても変わらずにその魅力を満喫できることでしょう。
心と体の健康を第一に、素晴らしい山旅を続けていきましょう!
老化も受け入れて走る:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83885680U4A001C2KNTP00/