夫婦で高下岳に登りました、和賀岳の東側にあって1322.8mの山です。
以前に「樹を観る会」で途中の900メートルあたりまで登ったところでした。けっこう急峻なのぼりがあって苦労した覚えがありましたが、こんかいは一応頂上を目指すつもりでのトライでした。
この山にはいくつかの登り口があるようですが私たちは「高畑登山口」を選びました。すぐに急なのぼりになると目の前にブナの大木です。
道をふさいだブナの倒木です。
「クロベ」黒檜/別名ネズコ、ヒノキ科、常緑の高木で樹皮は赤褐色で非常になめらかです、緑のなかでとても目立っています。素敵な樹木です。
少し上のほうに登るとそろそろ「ダケカンバ」に出会います、確か少し前にこの山域でダケカンバの大木が発見されたそうです、それが何処にあるのかは分かりませんが、、、。
カバ類はシラカバが良く知られていますが私はこのダケカンバが大好きです。昔からこの皮が火を起こすときに使われていると聞きます。確かにこのての樹皮はよくはがれて乾燥させなくても簡単に火がつきます。
家具の世界ではこのカバノキ科カバノキ属はよく使われます、特に「ミズメ」別名「ヨグソミネバリ」「アズサ」はサロメチールの匂いがする樹ですがサクラの木肌によく似ていて素敵です。また「ウダイカンバ」ははじめからサクラの代用として使われています。
林床では「エゾユズリハ」
「タムシバ」の花芽、ビロードのような上等な筆のような
コブシの仲間でニオイコブシとも呼ばれています。
続きは長くなるので次の機会に