水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

英語の多動力(3)

2018年09月18日 | 学年だよりなど

    学年だより「英語の多動力(3)」


 英語を身につけるには、正しいやり方で勉強することはもちろん大事だが、圧倒的に必要なのは時間だ。一念発起して毎日の自分に3時間の勉強を課した村上憲郎氏は、こう言う。


 ~ 1日3時間というと、結構なハード・スケジュールだと思う方もたくさんいるでしょう。でも、実際時間なんか気を付ければいくらでもつくれます。人によっては通勤だけで2時間もあるじゃないですか。そういうアイドル・タイムも含めて考えれば、時間なんていくらでも工面できます。仕事前だって、仕事後だって、1日3時間は絶対につくることができるんです。
 私の勉強法は極めてシンプルでした。やったことは3つです。とりあえず英単語をたくさん見ること、英語を1日1時間聞くこと、1時間英語の本を読むこと。これを3年間やりました。合計すると、3300時間程度です。ネイティブ・レベルとはいかないまでも、5年後にはオーストラリアで英語で講演、8年後には米国本社勤務を命じられ、5年の本社勤務の後に日本法人に取締役マーケテイング本部長として帰任、その後は外資系企業の日本法人の社長を何社か務め、そしてグーグル本社副社長兼日本法人社長まで上り詰めることができました。 ~


 勉強と部活動との両立は大変だと言う。しかし、大人になってから、日々の業務をこなしながら毎日3時間の英語を勉強することに比べたら、なんでもないことだ。


 ~ 英語の勉強はいつまでにやったほうがいいか私の経験から言うと、31歳で英語の勉強を始めましたが、ギリギリの時期だったと思います。20代で始めていたらよかったなと本当に思いますよ。で、今、31歳でギリギリって言いましたけど、実は今の20代も大して英語が話せるわけではないことを考えると、40代、50代でも英語の勉強をする意味はあると思うし、それは若い人に対するいい意味での挑戦状というメッセージになると思うんですよ。
 最近では20代の人でも、「もっと早く英語を始めればよかったです。もう今からじゃ遅いですよね」なんて言う人もたくさんいます。勉強しないためのただの言い訳だと思いますが、そんな感覚の人は好きな仕事はできないし、嫌々働きながら常に愚痴ばかり言うような人になります。 (「村上憲郎インタビュー」堀江貴文『英語の多動力』DHCより) ~


 みなさんが普通の人なら、大人になってから英語を勉強するより、今やった方がはるかにいいのは決まっている。というか、今ほど恵まれている時期はない。時間があって、教えてくれる人がいて、あらゆる教材が利用できるのだから。
 世の中にはたくさんの資格試験があるが、仕事をするために必要な資格試験(司法試験とか医師国家試験)以外で、英語以上に価値あるものは、実際にはないのが現実だろう。

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