水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

M1

2021年12月21日 | 日々のあれこれ
 今年のM1。個人的に決勝でもう一回観たかったコンビは、もも、真空ジェシカ、ロングコートダディ。ていうか、初めて見て衝撃的だったから。あと、ハライチの普通のネタを久しぶりに見たかった。落ちてたけどニューヨークの、街で有名人に会ったらシリーズも見たかった。
 錦鯉さんの優勝は、総合的には妥当な結果だった(何様目線?)。M1に心ひかれるのは、そこにいたるまでにどんだけ練習したのだろうとか、どれだけの苦労を乗り越えてきたのだろう、という過去が透けてみえることかなと思う。
 もちろんそれは、お笑いの本質としては邪道かもしれない。お笑い芸人の理想郷としては、苦労や努力などおくびにも出さず、いるだけで笑わせてしまう存在になることだろう。古今亭志ん生のような(古!)。
 音楽の本質として真ん中にあるものではないのだろうが、コンクールやコンテストで学生の奏でる音が、ときにプロのそれよりも人の心をうつことがあるのも同じ気がする。
 他校さんの演奏を聴くと、いったい、どれだけ練習したらこんな演奏ができるのだろうと、溜息が出ることがある。
 それは聴きに行かないと感じられない。今回アンコンの県大会に行けて、自分たちの課題はうきぼりになったのは確かだが、行ったからこそ見えたものだ。
 他校さんとの合同での練習や演奏会も同じだ。いろいろな準備は大変といえばそうだけど、だからこそ得られるものがある。それが部活なのだろうと思う。
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