1学年だより「勉強の基本システム(補足)」
「勉強ができる」ようになりたいと思ったら、どうすればいいか。
自分の脳を根本的によくしようとすることではない。ならないからね。
それに、難関大学に合格する程度の「勉強ができる」状態を求めるなら、今の脳で十分だ。
持てるスペックの何十分の一しか使えていない「脳」という奇跡的な所有物を、ほんの少し有効利用すればいい。
そのためには技術がいる。「勉強の基本システム」として呈示した具合的行動は、運動で言えば、ストレッチ、キャッチボール、素振りといった基礎メニューに属する。
やること自体難しくはない。ただし毎日やらないと身につかない。
A とにかく書こう
その日にやれたことを記録しよう。みなさんは、自分がどれくらいの量をどれくらいの時間でこなせるかの判断ができる状態ではない。記録を蓄積していくことで、2年3年になるにつれて、自分で勉強計画が立てられるようになる。
最初のうちは、日付と勉強時間だけでもいい。こんな小さな作業を毎日やれるかどうかの差が、二年半後には驚くほどの差になる。『4プロセス』の何番から何番まで、『Vintage』の何番から何番まで、というように具体的に記録できるようになると、なおよい。
できる人は、ちょっとしたことでも書き残していく。できない人は、大事なことも書かない。
少しレベルの高い話になるが、授業中の「余談・雑談」こそメモしよう。黒板だけを忠実に写すというノートからは脱却しないといけない。
B 情報を整理する
要るものは貼る。不要なものは捨てる。必要なプリントはノートに貼って保存するのが基本だ。 みなさんにとっては、ノートが「情報の集積地」である。だからはさみとノリは常備しておく。
できる人は、その場ですぐに切り貼りする。できない人は、あとでやろうとして、いつのまにかなくしている。
できる人は、何かを知りたいときに何をみればいいか把握している。できない人は、あらゆる材料を目の前において呆然とし、発見したときには疲れ果てている。
C はじめる前に決まっている
試合に勝つかどうかは、試合が始まる前に決まっている。試合は、それまで何をどれくらい積み重ねてきたかを確認する作業だ。「番狂わせ」も、そうなる手はずが整っていたから生まれたのだ。
入試で合格するかどうかは、試験が始まる前に決まっている。
頭をよくできるかは、事前に何をしているかだ。できる人は、授業が始まるときにはノートが開かれている。できない人は、授業がはじまってからロッカーにとりにいく(その行為が他人に迷惑をかけていることにも気づかない)。
「勉強ができる」ようになりたいと思ったら、どうすればいいか。
自分の脳を根本的によくしようとすることではない。ならないからね。
それに、難関大学に合格する程度の「勉強ができる」状態を求めるなら、今の脳で十分だ。
持てるスペックの何十分の一しか使えていない「脳」という奇跡的な所有物を、ほんの少し有効利用すればいい。
そのためには技術がいる。「勉強の基本システム」として呈示した具合的行動は、運動で言えば、ストレッチ、キャッチボール、素振りといった基礎メニューに属する。
やること自体難しくはない。ただし毎日やらないと身につかない。
A とにかく書こう
その日にやれたことを記録しよう。みなさんは、自分がどれくらいの量をどれくらいの時間でこなせるかの判断ができる状態ではない。記録を蓄積していくことで、2年3年になるにつれて、自分で勉強計画が立てられるようになる。
最初のうちは、日付と勉強時間だけでもいい。こんな小さな作業を毎日やれるかどうかの差が、二年半後には驚くほどの差になる。『4プロセス』の何番から何番まで、『Vintage』の何番から何番まで、というように具体的に記録できるようになると、なおよい。
できる人は、ちょっとしたことでも書き残していく。できない人は、大事なことも書かない。
少しレベルの高い話になるが、授業中の「余談・雑談」こそメモしよう。黒板だけを忠実に写すというノートからは脱却しないといけない。
B 情報を整理する
要るものは貼る。不要なものは捨てる。必要なプリントはノートに貼って保存するのが基本だ。 みなさんにとっては、ノートが「情報の集積地」である。だからはさみとノリは常備しておく。
できる人は、その場ですぐに切り貼りする。できない人は、あとでやろうとして、いつのまにかなくしている。
できる人は、何かを知りたいときに何をみればいいか把握している。できない人は、あらゆる材料を目の前において呆然とし、発見したときには疲れ果てている。
C はじめる前に決まっている
試合に勝つかどうかは、試合が始まる前に決まっている。試合は、それまで何をどれくらい積み重ねてきたかを確認する作業だ。「番狂わせ」も、そうなる手はずが整っていたから生まれたのだ。
入試で合格するかどうかは、試験が始まる前に決まっている。
頭をよくできるかは、事前に何をしているかだ。できる人は、授業が始まるときにはノートが開かれている。できない人は、授業がはじまってからロッカーにとりにいく(その行為が他人に迷惑をかけていることにも気づかない)。