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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

マンダラチャート

2016年11月21日 | 学年だよりなど

 

    学年だより「マンダラチャート」

 

 日本ハムの大谷翔平選手は、幼い頃から、将来はプロ野球選手になって活躍したいという夢をもっていた。花巻東高校の1年生の時、佐々木監督の指導のもとで、その夢を視覚化する。
 漠然とした「夢」を、まず「8球団からドラフト1位で指名される」と具体化した。
 次に、その夢を実現するために必要と思われる要素を考えてみる。
 高一の大谷少年は、①「体づくり」、②「コントロール」、③「キレ」、④「メンタル」、⑤「スピ
ード160㎞」、⑥「人間性」、⑦「運」、⑧「変化球」の8つを書き上げた。


  頭の中に3×3の九つのマスを書いてみてほしい(実際に描いてみるとなおいい)。
  中心のマスに「ドラ1 8球団」と書く。
 その周りを取り囲む8つのマスに、上記の8要素を書き入れていく。
  夢を中心とする計9マスの外側に、さらに3×3のマスを放射状に書く。
  それぞれの中心に、①「体づくり」、②「コントロール」… とおいていく。
  各要素を高めていくための具体的な項目を、取り囲む8マスに書き入れていく。
  「夢」を現実に変えていくための道筋が、8要素、64項目という具体的な形で視覚的に明らかになった。
 このように具体化することで、たんなる夢が目標にかわる。

 私たちは、将来の幸せを夢見て目標を立てる。ただしそれが、行動につながるような項目として具体化されているだろうか。
 「素敵な人生を送る」「いい大学に受かる」「英語をなんとかする」「インハイに出る」「ベスト4に入る」「11秒台で走る」 … 。
 そのままでは、夢物語におわってしまうのだ。
   「夢は紙に書いて貼っておくと、いつか叶う」とよく言われる。しかし、書いて貼っておく「だけ」で叶えた人はいない。
 その目標を達成するための行動が積み重ねがあったのだ。「9×9」の目標達成用紙は、「マンダラチャート」と呼ばれるものだ。この方法が唯一のものというのではない。目標に向かって進んでいくための具体的項目を書き出し、視覚化して、具体的な行動にうつしていくことが大切だ。

コメント
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