修学旅行最終日は札幌市内自由行動。何度もこの次期に札幌に来ているが、道路が乾いているのに驚いた。雪に覆われてないのだ。
スキー場も好天に恵まれたが、札幌も2月とは思えない過ごしやすさだった。
そういえば3年前の最終日は大雪で、飛行機がとぶかどうか微妙で、万が一に備えてもう一泊する宿をおさえてもらってから千歳に向かったのを覚えている。
今回は、予定通りのフライトで羽田に到着。
旅行チーフのやまぎし先生たちと、一週間弱ぶりのビールを流し込み、反省してからバスで川越まで。川越までのバスができて、帰りも楽になった。
無事みんな帰って来ました。
学年だより68「日常」
修学旅行お疲れ様でした。
驚くほど天候に恵まれたのは、みんなの日頃の行いがよほどいいか、運がいいかのどちらかだ。
そして、それは二つの別要素のようで、一つのことを別の側面から表現しているとも言える。
運がいい人は日頃の行いがいいし、日頃の行いがよくない人は運が悪い。
うそぉ? と思う人もいるとは思うが、これはほぼ一般的にあてはまる性質だ。
旅行期間中、いろいろと自分のしたいとおりではない部分もあったかと思うが、基本的にみんなは約束ごとをよく守って過ごしてくれた。
とくに集合時間はほぼ完全に守られたので、いろんなことが予定通りか予定より早く進行できたのがよかった。
室長のみなさん、実習班の班長さん、きちんと仕事をしてくれてありがとう。
さて、旅行という非日常のなかでは、みなさんの日常の姿がよりうきぼりになったとも言える。
良い面でも、未熟な面でも。
あえて問題点の方を指摘させてもらえば、あいさつはまだ足りないかな。
あいさつしてないわけではないのだが、あいさつする相手に伝えようとする気持ちが足りない。
内面には気持ちはあるというかもしれないが、あいさつは、相手にはっきり聞こえる声で、明るい顔でしてなんぼのものだ。
それから、室長さんを褒め称えるべきではあるのはまちがいないのだが、連絡もれはあった。
これについては、室長さんの非を指摘する気にはなれない。
やはり室長ではないメンバーが、もしくは班長以外の班員が、まったくの受身ではなく、自分からどうふるまうべきかを考えてなかった部分が大きいと思う。
コミュニケーション能力、そして言われてからではなく自分からやるという姿勢の物足りなさについては、今後のみなさんの大きな課題として把握させてもらった。
これをどう解決していくかは、わたしたち教員にとって今後の大きな課題だ。
実は、これらの問題点の解決こそが、日頃の行いであり、日頃の行いのレベルを上げることが、ますますみんなの運をよくすることにつながる。
自分からやる姿勢、コミュニケーション能力、これらはおそらくスキーがどれくらい上達できたかとかなり相関関係が高いはずだ。
そして、今後の勉強面での成果がどれくらい現れるかとの相関関係も高い。
さらにいえば、将来充実した人生が過ごせるかどうかとの相関関係もきわめて高いのだ。
見てて本当に育ちがいいなあと思えるみなさんを、なんとか世間の荒波に出ても大丈夫な方向で成長させることができたらなあと思う。
今日からまた日常である。
やるべきことを地道に積み上げていこうではないか。