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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

洋画

2007年09月12日 | 日々のあれこれ
11日は今月唯一のオフ日。お江戸へ出て本の購入、新宿でわりと評判のいい「デスプルーフ」を観る。ま、それなりに楽しめたかな。ただ、外国ものはやはり細かい事柄の意味がわからないのがつらい。邦画なら、主人公がどんな土地に住んでいるか、どんな服を着ているか、何を食べているかを見れば、どういう設定になっているのかが暗黙の了解でわかる。話し方などはその最たるものだ。「ちげーよ」「うざくね」って話す若者と、「ちがうんじゃないかな」「不快だな」(こんなこと言わないだろうけど)という話し方の違いから、人物のキャラは自然にわかる。見た目は清楚な感じでも話し方でそうでもないことを気づかせる、なんて設定もわかる。主人公を登場させる時に、ベンツに乗ってこさせるのと、左サイドのへこんだラウムから降りさせるのとでは全く異なる。洋画はそれがわからないのがもどかしい。英語のできない私がわるいのだが。小説も同じで、東京は港区六本木あたりを舞台にするのと、福井県越前岬を舞台にするのとでは、同じラブストーリーでも全く性格が変わるだろう。もっとくやしかったのは、何人かのお客さんが会話を聴いて笑っていたところで笑えなかったことだ。やっぱり洋画は観ない。曲も同じかな。あ、ここの和音の進行は意識的になんとかの交響曲をふまえているんだな、なんていうことを、わかる人はわかるのだ。勉強すればするほど、楽しめる次元もかわってくるということだろう。
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