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Providence Private Reserve Matakana 2003

2014-06-02 00:00:00 | ニュージーランド
Providence Private Reserve Matakana 2003
Providence Private Reserve Matakana 2003
第2のル・パンと呼ばれ世界中が注目するニュージーランドのシンデレラワインがこの『プロヴィダンス』。
本業は弁護士のオーナー、“ジェームス・デルヴィッチ”さんが仲間と一緒に趣味で造り始めた、たった数百ケース(2ヘクタール)のワインが、あるワイン評論家が絶賛したことをきっかけににあっというまに幻のワインとして広まりました。
 なんといってもこのワインの特長は完全なるオーガニック栽培のぶどう100%でつくられ、普通のワインになら必ず入っている酸化防止剤が一切使用されていないのです。もうひとつ幻のワインと言われるその理由は生産地である
ニュージーランドではほとんど見かけることが無いということ。
 生産されたワインのほとんどすべてがイギリスに輸出され、ワイン愛好者やワインコレクターのものとなり、市場に出まわるのはその後、値段が高く跳ね上がった後になるのです。

理想のワインとは
産地に関係なく、ワインにはフィネス、エレガントさフェミニンさが必要。
そして、せっかくそれらが兼ね備えられていてもボリュームばかりで最後まで楽しめないワインでは意味がありません。
プロヴィダンスでは、食事と共に楽しめて、ボトルが空になるまで、最後まで美味しく飲めるワイン、みんなが心から楽しめるワイン造りを心がけています。
目標とするワイナリーを聞くと「僕が大好きな、シュヴァルブランだよ」と答えてくれました。

唯一無二の香りの理由
ワイナリーがある、ニュージーランド・マタカナは海洋性気候。 ここは夏暑すぎず、冬も寒くなり過ぎず、良質な葡萄が育つため 理想とするフィネスとエレガンスを兼ね備えるワインには最適の環境。
また、ワイナリー周辺の土壌は、水はけのいい火山灰の層と、ミネラル・鉄分を多く含む粘土質の2層になっており この土壌がプロヴィダンス独特のユニークな味わいと複雑味を作り出しているといいます。

手間隙かけたブドウ作り
葡萄の樹は、地熱を利用して葡萄を寒さから守るため、全て約1m10cmと低く仕立ててあります。 また、「日照量が20%減ってしまう」ことを理由に、畑には鳥避けのネットを使わず、代わりに猟師を雇っているのだそう。
そして、収穫をいつ行うか、というタイミングには数値分析には頼らず、実際にブドウを食べ自らの直感を大切にしているそうです。収穫前には、悪いブドウを全て取り除きます。収穫の日、良質なブドウだけになった畑では一斉に収穫。1時間以内に全てのブドウは除梗・破砕されます。
もちろん、農薬・化学肥料・殺虫剤などは使用していません。
プロヴィダンスは、 「最高のブドウを育てる」という哲学のもと、本当に多くの時間と労力をかけてブドウを栽培しています。

クラシカルな醸造
醸造に使う樽は、ジェイムズ氏の父の時代からのもの。最新の技術は使わず伝統的な方法で行っています。
果汁は自然酵母で発酵し、発酵中は昼夜をとわず4時間ごとにルモンタージュ(攪拌)します。 これは、通常のワイナリーでは添加している、亜硫酸を添加していないことのデメリットを補うためで、 常に攪拌することで、バクテリアの発生を抑制しています。ブドウからエキスを絞るプレス作業にはたっぷり4時間かけて、渋味や雑味が出るのを防いでいます。 また、オリ引きもゆっくりゆっくり、不要な成分が混ざらないように慎重におこなっています。
寝かせるための樽は、フレンチオークの新樽を使うのがこだわりです。

ちなみに、2006年のシラーにはごく微量の亜硫酸が添加されています。ジェイムズ氏に、理由を尋ねると
「亜硫酸を添加したらどうなるのか、試してみたかったんだ。結果が出るには3~4年はかかるだろうね。」

と答えてくれました。美味しいワインを造りたいがこその挑戦だったのかもしれません。
※2011年に再度来店された際に、この試みの結果を伺うと、添加しなかった場合と大きな差がなかったために、2007年以降の亜硫酸の添加は行っていないとのことでした。
オンラインWassysより)





プロヴィダンス
NZに、彗星のごとく出現!『10本の極上メルロー』にも選ばれました!
『世界最高のワイン』と絶賛する人、疑いの目でみる人と、評価は様々でした。
なんといっても『亜硝酸無添加』という売り文句に、『亜硝酸を一切使用せずに、本当に美味しいワインが出来るのだろうか?』と、疑問を持たれた方は多いと思います。

私も実際に味わうまでは、亜硝酸を使わずに、こんなに凄いワインが出来るなんて、信じられませんでした。(但し、その時にはプロヴィダンスが手に入らなかったので、試飲したのはセカンド・ワインのマランガイでした。)

亜硝酸だけでなく、化学肥料や除草剤も使用せず、収穫もすべて手作業。出来るだけ自然のままの状態で産み出されるワインは、世界中のワイン通の常識を超える味わいです!

また、収穫のタイミングは、糖や酸、pH値を分析して決めるのではなく、毎日午前中と午後の2回、畑に行ってブドウを食べてみて、『今だ!』と決めるそうです。

このプロヴィダンス、『ワイン王国No8 世界のメルロ飲み比べ特集』でも、 『10本の極上メルロー』 の1本として取り上げられています。
ワイン専門誌でも特集が組まれました。
ニュージーランドの北島、オークランドの近く、ハパイ・クミュー地区ではユーゴスラヴィアからの移民が住みつき、森林を開拓し、赤ワイン造りで成功しつつあった。そうした移民の中にヴルティッチ家があった。

父の後を継いで、始めは兄弟でカベルネ・ソービニヨン系の赤ワインを造っていた。本業は弁護士だったジェームズが独立して、マタカナに土地を求めワイナリーを興した。

ニュージーランドの気候や土質からカベルネ・ソービニヨンの将来に疑問を持ったジェームズは、メルロに挑戦したのである。大好きなワインがサンテミリオンのシュヴァル・ブランだった関係もある。

このマタカナ渓谷に畑を買ったのは89年、わずか2haの畑に、90年からワインを植え始めた。栽培比率はメルロ70%、カベルネ・フラン20%、マルベック10%である。
(ワイン王国No8より)
タカムラワインハウスより)





「神に導かれた奇跡のワイン」
プロヴィダンスはニュージーランドでトップのワイナリーとして知られており、オークランドの北60キロに位置するマタカナにて造られています。このワイナリーのオーナー兼醸造家である、ジェイムズ・ヴルティッチの本職は弁護士であり、たった2ヘクタールの畑にて趣味の一環としてワイン造りを始めました。
しかしながらその醸造方法は特殊で、化学肥料、除草剤、そして酸化防止剤や保存料など添加物を一切、使用していません。従来、亜硫酸塩などの酸化防止剤なしに、高い品質のワイン造りは難しいと考えられていましたが、そのような考えを一掃し、まるで魔法をかけたかのようなすばらしいワインを造り出し、その評判は瞬く間に世界中に知れ渡りました。しかしながら2ヘクタールという畑面積から生産できるワインの量はごくわずかであり、幻のワインとまで言われるほどです。
ジェイムズ・ヴルティッチは、剪定、摘葉、摘果、収穫、それらを全て手作業で丁寧に行えば、化学肥料や添加物など使用しなくても、品質はおのずと伴ってくるという考えのもとに今日もワイン造りを行っています。
プロヴィダンスの目標は、ポムロール及びサンテミリオンに比肩する、エレガンス、フィネス、複雑さ、アロマと風味、そして長い余韻を誇るワインを生産することです。バランスのよい優雅なワイン。完成した、完全に満足のいくワイン。
若い段階から楽しめて、10年及びそれ以上熟成するポテンシャルを持つワイン。そして、ワイン大国フランス以外の国で作られる最高のボルドースタイルのワインを目指しています。

ジェイムズ・ヴルティッチ
オーナー・ワインメーカー
1944年、ニュージーランド北島パパロア生まれ
両親はクロアチア出身。代々ワイン造りをしてきた家系で育った父は、ニュージーランド入植後もワインを造りを続け、そこからワイン造りを学ぶ。オークランド大学で法律を専攻し、法律事務所を構える現役の弁護士。

◆ 商品名 Providence Private Reserve Vintatge 2003 プロヴィダンス プライベートリザーブ 2003年
◆ 生産地 ニュージーランド マタカナ
◆ 種類・タイプ 赤 ・ フルボディ
◆ コメント
ダークチェリーなど黒い果実にスパイスやハーブのようなアクセントが感じられる溢れるアロマ、凝縮感のある豊かな果実味、余韻の長いフィニッシュ、すべてにおいて完璧とも言えるすばらしい味わいです。
◆のみごろ温度 18~21℃
◆ブドウの種類 メルロー、カベルネ・フラン、マルベック
◆内容量 750ml
ワインスクエアー・アズマヅルより)





「第二のル・パン」入荷!

「一番大切なことは、造り手が一番最高のワインとは何を知っているか、どうかだと思う」とお話するのはニュージーランド、オークランドの北にあるマタカナと言うマイナーな産地にわずか2haの葡萄畑を開墾しプロヴィダンスを送り出し世界中をあっと言わせたジェームス・ヴェルティチ氏です。

彼の本業は弁護士なのでワイン造りは「趣味」で始めました。ですので歴史は浅く1989年に畑を購入し90年から葡萄を作り始め、93年にはファーストヴィンテージをリリースし翌94年には「世界最高のワイン」と激賞されてしまうような評価と価格になっています。

また、葡萄は亜硫酸を加えないと言うほどの徹底的な有機栽培で、収穫量を抑えるため剪定は厳しく、完璧に熟した時に手摘みで収穫します。
熟成用の樽も100%新樽で、ボルドーの最高級ワインと同じものを使っています。

日本においてもワイン王国No.8において、山本博さんが「推薦 10本の極上メルロ」のうちの1本としてペトリュスやル・パンと共に特集していたり、日本のワイン造りの第一人者である厳しい評価で有名な麻井宇介さんにも絶賛されています。

プロヴィダンス[2003]
メルロー70%、カベルネ・フラン20%、マルベック10%
色素が濃い。若々しい果実味を感じる。カシス、黒スグリなど。クリーミーな質感。酸味豊か。タンニンは穏やか。チョコレート、ミネラルの風味。
キタザワより)



ワイン会にて。
抜栓日:2014年5月29日
色合いは、さほど濃くないルビーガーネット。香りは、とても優しい香りです。グスベリー、紫の花の香り。なかなか心を穏やかにさせてくれます。あまり、ピーマン系の香りとかなくて、全然濃くないんです。でもエレガント。タンニンはそんなに強くなく、シルキーな感じ。味わいも、とても整っていて、凝縮していると言うんじゃないんですが、ほんと、整然と各要素が並んでいる、という感じで、これまた、実にエレガントな味わいです。SO2無添加のようですが、ビオっぽさとか全然ありません。じわ~っと体にしみてくる、そんな印象のワインでした。


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