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Bow! Rouge & Blanc Domaine Oyamada 2014

2015-02-18 00:00:00 | 日本
Bow! Rouge & Blanc Domaine Oyamada 2014
Bow Part1
ドメーヌ・オヤマダ Domaine Oyamada
小山田さんの熱い情熱がワインになりました!
たくさんの方が待ち望んでいた小山田さんのワイン。堂々のリリースです。

当店が小山田さんと出会ったのは、今から10年以上前。小山田さんは当店のお客様でした。
『ちょっと試して頂きたいワインがあるのでお邪魔してもいいですか』
という小山田さんからの一言が出会いの初めでした。

その時持ってきてくれたのは、ハーフボトルに詰めらコルクをしただけの赤ワインでした。
もちろんラベルなんてありませんでした。樽から直接入れて持ってきてくれたのです。

エッ?これフランスのビオワインぽい??
今まで飲んだことのある日本のワインとは少しレベルの違う感覚!味わいでした。
日本のワインはこういう姿がふさわしい!と感じたことは今でも忘れられません。
持ち込まれたそのワインは、小山田さん自信満々のブラック・クイーンでした。
その1年後リリースされ、当店のお客様にもたくさん飲んで頂きました。

小山田幸紀氏は福島県郡山市の出身で中央大学文学部卒という経歴ながら、 在学中の麻井宇介氏との出会いをきかっけにワイン造りの世界に飛び込むことを決めました。
16年間山梨県笛吹市のルミエールに勤務し、栽培・醸造責任者を務め、 現在約3haの畑を管理。2014年にドメーヌ・オヤマダとしての初の仕込みをしました。

現在上記の地域に畑を持ち、日々ブドウのお世話に明け暮れている小山田さん。

「農薬を使うことが必ずしも安定した良いブドウができるわけではない」と感じていた中、 2002年頃にクロード・クルトワのラシーヌ1999を飲み、ビオディナミに興味を持ちました。
実現することが難しいとの反対意見もある中、2004年から自然農法をスタート。
2004年、 2005年はヴィンテージがよかったこともありスムーズに収穫。
2006年は雨が多かったが、適切なタイミングでボルドー液を撒いて対応できたようです。

その体験から農業では農薬の使用の有無よりも、 「日々の畑の観察とタイミングの良い管理作業」が重要であることを実感。
とは言っても、もちろん化学合成農薬は使わず、 硫黄とボルドー液だけで10年に9回良いブドウを取ることを目標としています。 (残念ながら、10年に1回はどうしようもない年があると想定しているようです)

小山田さんが目指しているのは、 ナチュラルで美味しい日本のワイン!
もちろん自然農法ではありますが、言うならば小山田農法とでも言いたくなるほどの努力と試行錯誤を日々してくれています。
また亜硫酸に関しても、他の造り手同様できれば使いたくないのが心情です。
ただ、安定した美味しいワインを造るのに必要な最低限は使用するのが小山田流。
(このことはフランスほかの造り手達も同様ですが…)

そこでちょっと、ページ上部の畑をご覧になってください!
小山田さんの畑とお隣の畑の色、草の様子。ちがいますよねぇ。

今回リリースされたのは…
ナチュラルな飲みやすさを追求したテーブルワインBOW!(バウ)赤&白
長野県塩尻市洗馬地区のブドウで北のエレガンスを表現洗馬(Seba)赤ワイン
小山田さんの「楽しきチャレンジ」「熱き想い」を通じて、 「Japanese Table Wine」の未来を皆さまと共に見守っていけたら幸せです。

■ペイザナ農事組合法人とは
山梨県山梨市、甲州市、笛吹市、甲府市、北杜市を拠点に農業を営む生産者がお互いの協業を図るために2011年に設立された農業法人。日本農業の将来を 見据え、農地を継承・活用し、農業従事者の雇用・育成を目的とし、 本事業をささえる重要部門としてワインの生産を継続的におこないます。


VdTルージュ“BOW!(バウ)”[2014]ドメーヌ・オヤマダ(小山田幸紀) BOW! Rouge Domaine Oyamada

小山田さんのテーブルワイン赤!みずみずしさが魅力♪

畑で徹底した選果を行ったおかげでとても瑞々しい仕上りになりました!
イチゴなどの赤い果実やスミレの香りの中に、ナツメグのようなスパイスの香り存在することで複雑さを感じます。
味わいはしなやかな柔らかさを持ち軽やかで、しっとりとしたキメの細かいタンニンが 口に染み入る感じがとても心地い~い!スルスル飲めてしまいます。
萱刈のカベルネ・フランと、上神内川のマスカット・ベリーAをアッサンブラージュ。

DATA
樹齢:10年~20年 熟成:CF=樽 MBA=ステンレスタンク
ワインの飲み頃: 2015年~2018年
品種 ビオ/赤:カベルネ・フラン、マスカット・ベリーA
容量 750ml
産地 日本 山梨県




VdTブラン“BOW!(バウ)”[2014]ドメーヌ・オヤマダ(小山田幸紀)BOW! blanc Domaine Oyamada

小山田さんのテーブルワイン白!目にも美味しいにごり♪

2014年はサビ病の被害が大きかった年で、サビ病に弱いデラウエアは難しかった年です。それでも!
ワインはとてもバランスの良い仕上りでJUKU!がありま~あるい球体感さえ感じます。

香りは柑橘系のスッキリ感ではなく、ネクタリンやハチミツなどの芳醇な香り。
味わいはフレッシュで微かにに甘みを感じます。
全く硬さを感じさせない豊かな酸と、アフターに残る心地よい苦みが全体をまとめ上げている感じ!
蟹沢、相干場、西山のデラウエアと、日向、大久保のプチ・マンサン、シュナン・ブランをアッサンブラージュ。

DATA
樹齢:約20年 熟成: ステンレスタンク一部樽熟成
ワインの飲み頃: 2015年~2018年
品種 ビオ/白:デラウェア90%、プチ・マンサン,、シュナン・ブラン合計で10%
容量 750ml
産地 日本 山梨県
リカーモリサワより)






DOMAINE OYAMADA ドメーヌ・オヤマダ
★生産者
 小山田幸紀氏は福島県郡山市の出身で、中央大学の文学部ドイツ文学科卒という経歴ながら、在学中の麻井宇 介氏との出会いをきかっけとしてワイン造りの世界に飛び込むことを決めた。
 16年間山梨県笛吹市のルミエールに勤務し、栽培・醸造責任者を務めた。
 現在は退社し、約3haの畑を管理し2014年に初のドメーヌ・オヤマダとしての仕込みを行う。
 ルミエールに勤める傍ら、自分の畑の管理を始め、収穫したブドウはルミエールや四恩醸造に売却をしていた。
 勤めながらの畑管理の労力は計り知れない。
 休みはぼ正月三が日のみという根っからの仕事人間である。
 人生で影響をうけたものは、思春期は尾崎豊と村上春樹、そして太宰治はじめ明治から昭和の日本文学。
 趣味 は飲酒。モットーは農民芸術の振興。
 ブドウ作りをワインという芸術で表現するには「ブドウのポテンシャルを追求し、いたずらにワインを汚さないこと」が重要。
 小山田氏は普段さらりとした語り口調だが、事実と経験に裏付けられた話には説得力がある。
 小山田氏の周りに人が集まってくるのもそういったところに魅力を感じてのことだろう。

 農法
 「農薬を使うことが必ずしも安定したよい葡萄生産が出来る訳でない」と感じている中、2002年頃にクロード・クルトワのラシーヌ1999年を飲み、ビオディナミに興味を持った。
 実現することが難しいとの反対意見もある中、2004年からビオディナミをスタート。
 2004, 2005年はヴィンテージがよかったこともありスムーズに収穫。
 2006年は雨が多かったが、適切なタイミングでボルドー液を撒いて対応できた。
 その体験から農業では、農薬の使用の有無よりも、「日々の畑の観察とタイミングの良い管理作業」により良いものが造られるのを実感。
 化学合成農薬は使わず、硫黄とボルドー液だけで10年に9回良いブドウを取ることを目標としている。
  (残念ながら、10年に1回はどうしようもない年があると想定している。)
 ビオディナミの調合剤は5年間撒いた。
 しかし、ヨーロッパの乾燥農業地帯と日本の湿潤な農業地帯では、農業、気候風土、歴史の成り立ちも全く違う。
 調合剤を撒いても、茂った雑草に覆われ実際に地面にも届かない中、調合剤の意味への疑問が常にあった。
 無論否定するつもりはないが、北海道や阿蘇など、草が少ない土地以外では、ビオディナミより雑草に対応することが大切であると感じている。
 そういう中で福岡正信さん、川口由一さん、岩澤信夫さんらの自然農法の流れを汲むと、要は「雑草といかに共生するか」にいきついた。
 虫の防除に関しては、植生を多様化することによりほぼ問題がなくなった。
 植生を多様化すると昆虫も多様化し、害虫の相対的割合が減る。
 また害虫自体が他の虫に捕食される連鎖が生まれることにより、絶対数も減る。
 「不耕起で草を生やす土造り」がよいと感じている。
 耕す代わりに草をある程度の長さま生やし、それが倒れ、土がフカフカになる。
 日本の土壌は水分が多く、借りた畑は肥料が残り窒素が多いこともあるため、ブドウは自然と伸びる。
 肥料が一切不要とはいわないが、沢山の肥料を必要とはしない。
 特に、玉を張らせ果粒を大きくする食用ぶどうと違い、ワイン用は果粒を小さくしたいため、伸びた草が倒れたことによって存在する有機物で充分であると感じている。

 ペイザナ農事組合法人
 ドメーヌ・オヤマダのワインは、ペイザナ農事組合法人中原ワイナリーにて醸造される。
 ペイザナ農事組合法人(以下ペイザナ)は、山梨市、甲州市、笛吹市、甲府市、北杜市を拠点に活動。
 農業人口の減少、若者の農業離れが進む中、
 「日本の農業の将来を見据え、農地を継承・活用し、農業従事者の雇用・育成 を目的として」
 小山田氏と四恩醸造の小林氏が理事となり 2011年に設立された。
 更に、自社の高品質葡萄を原料に、より付加価値の高いワインの生産をペイザナとして実現するため、勝沼町中原に共同醸造所(中原ワイナリー)が2014年に設立された。

 葡萄とテロワール
 自らの探求する農法により、棚栽培で既存の甲州種やデラウエア、マスカット・ベリーAの品質と付加価値向上に努めるとともに山梨の土壌に合い、病気に強く、かつ収量が比較的多い希少品種も導入予定。
 具体的には棚栽培において、白系のプチマンサン、アルバリーニョ、垣根栽培において白系のシュナン・ブラン、ロモランタン、赤系のムールヴェードル、タナ、シラー等。希少品種は知名度が低く、商品価値が低いとされることもあるが、ワインの商品名はすべてブドウ生産の畑名とし、各々の畑に適した品種を植栽していく適地適作の概念を実行していく。
 その上で、日本ではまだ確立されていないワインのテロワール表現を訴求していく。

 醸造
 自家農園葡萄を原料にし、培養酵母や酵素、発酵助剤等の使用を一切行わず、葡萄に付着した自然酵母により発酵を行う。
 また、製品の品質保全のために不可欠とされる亜硫酸は必要最低限の使用とし、極めて天候が不良な年を除きアルコール分上昇を意図した糖分の添加を行わない。
 スパークリングワインにおいても、酵母の添加は行っていない。

 2014年
  山梨(峡東地域)  2014年は穏やかな春のスタートだった。
 全体的にやや遅めの萌芽だったか、その後の好天で開花期までは順調な推移で進み、楽な年になるかと思われたが、5月下旬から6月上旬にかけて、まとまった雨が頻繁に降ってしまった。
 あと少し、雨の時期が後ろに動けば助かったのだが・・・。
 この雨の影響でベト病がいくつかの畑で見られ始めた。
 6月後半から7月にかけては平均的な流れで、それはここ数年の当然のようになった山梨ならではの猛暑がなかったということを意味する。
 暑さのピークはいつ来るのだろう、と思っていたところ、お盆頃には寒さを感じるくらいに冷込んだ。
 雨はさほど多くはなかったが、日照不足で、ブドウの成熟は遅れることとなった。
 この影響を大きく受けたのがデラウエア。
 8月の太陽で熟す品種であるため、8月下旬になっても酸が落ち着かず、着色や糖度上昇が大くきく遅れたまま、収穫せざる得ない状況になってしまった。
 9月に入ると一転し、2日以降はほとんど雨が降らず、低温傾向で日照は少なめながら、良い天候が続いた。
 おおかけで、9月下旬からが収穫期となる赤品種はそれなりの熟度を確保できた。
 総じて難しい年となったが、デラウエアのような早生品種では不良年、晩生の白品種では酸が残った面白い年、中生から晩生の赤品種にとっては平年並みの品質といった感じだろうか。

 2013 塩尻
 2013年は山梨では総じて良年となったが、塩尻では春に大きくつまずいた。4月21日の明け方から雪が降り、その後も数日解けずに残ってしまい、萌芽間近で耐寒性が弱くなっていた時期だけに、大きな凍害を受けてしまった。ダメージを受けた樹は半分以上で、耐寒性が弱い品種ではまともに萌芽した樹の方が少なくないくらいだった。
 その後、天候は順調に推移したが、春のダメージがブドウの生理に与えた影響は大きく、収量が半分に減っただけでなく、徒長や未熟果混入など、例年にはないマイナス要因が多くく見られた。
 好天のおかげで、最終的には平年並みの品質を得られたのが幸いだった。

 BOW! 白 2014
 ドメーヌ・オヤマダのテーブルワイン白。
 2014年はサビ病の被害が大きかった年で、サビ病に弱いデラウエアにとっては難しかった年。
 それでもワインは とてもまとまりがあり、球体感さえ感じる。
 香りは柑橘ではなく、ネクタリン等の芳醇な香り。
 味わいはフレッシュでわずかに甘みを感じる。
 全く硬さを感じさせない豊かな酸と、アフターに残る心地よい苦みが全体をまとめ上げる。
 蟹沢、相干場、西山のデラウエアと、日向、大久保のプチマンサン、シュナンブランをアッサンブラージュ。
 相干場(あいほしば):山梨市万力相干場。棚仕立て。
            品種はデラウエア。南向きの急斜面の段々畑。
 西山(にしやま):山梨市万力字西山。棚仕立て。品種はデラウエア。
          東向きの斜面。万力における西側の山なので西山。
 蟹沢(かにざわ):山梨市万力字蟹沢。棚仕立て。品種はデラウエア。南向きの斜面。
 日向(ひなた):山梨市江曽原日向。垣根仕立て。
         南系のヴィニフェラの混植。南向きの斜面。
 大久保(おおくぼ):山梨市東大久保。棚仕立て。品種はプチマンサン。
           短梢剪定。谷沿いの南斜面。

 BOW! 赤 2014
 ドメーヌ・オヤマダのテーブルワイン赤。
 畑で徹底した選果を行ったおかげでとても瑞々しく、味付きの良いワインに仕上がっている。
 イチゴ等の赤い果実、スミレの香りの中に、ナツメグ等のスパイスの香り存在することで複雑さを感じさせる。
 味わいは柔らかかつ軽やかで、しっとりとしたキメの細かいタンニンが口に染み入る感じがても心地よい。
 萱刈のカベルネ・フランと、上神内川のマスカット・ベーリーAをアッサンブラージュ。
 萱刈(かやかり):山梨市西字南萱刈。カベルネ・フランでは珍しい棚仕立て。
 上神内川(かみかのがわ):山梨市上神内川東原。
 品種はマスカット・ベーリーA。棚仕立て。

 洗馬 赤 2013
 ドメーヌ・オヤマダやフラッグシップ。
 2013年の洗馬は凍害の影響で、大きく収量が落ち込んだが、収穫できたブドウはとても美しいものだった。
 醸造は四恩醸造に委託。
 カシス等の黒い果実の中に、アーモンドの香ばしさが香る。
 赤シソのような爽やかな香りが冷涼な土地のブドウを感じさせる。
 香りの複雑さに加え、厚みのある果実味と、味付きの良さ、よく熟したブドウを感じさせる柔らかい緻密なタンニンが、土地のポテンシャルと小山田氏の丁寧な仕事を物語っている。
 洗馬の畑単一のキュヴェ。様々なヴィニフェラの混植混醸。
 洗馬(せば):長野県塩尻市洗馬。垣根仕立て。なんと標高700m。
        小山田氏が唯一山梨以外で所有する畑。
 ヴァンクールさんの資料より。



*瑞々しく美味しい!
 とっても素直で本当に心地良い味わいは深みこそないですがとっても楽しいです。
 1時間後のクールな変化が素晴らしいですよ!
●バウ!・ルージュ2014
 品種:カベルネ・フラン、マスカット・ベーリーA。
 樹齢:10~20年。
 土壌:粘土質。
 醗酵:ステンレスタンク発酵
 熟成:樽熟成
 マセラシオン:2週間 (10%程度MC)
 洗馬のヴィニフェラ・スペシャル赤。
 標高約700m。晴天日数が多く、昼夜の寒暖差が大きいなど、 ブドウにとってまさに理想の土地。
 圧倒的なポテンシャルと個性を感じることができる。
1/27/2015試飲
 とっても瑞々しく楽し味わいは1時間にクールな味わいに変化します。
 クリアで心地良くミントな余韻があります。
 インポーターはヴァンクールさんです。



*花梨や蜂蜜の印象もありますが1時間後にドライな味わいのミネラルを感じる味わいに変化します。
 延びのある果実感は清潔でクリア。
●バウ!・ブラン2014
 品種:デラウェア90%、プチ・マンサン, シュナン・ブラン合計で10%。
 樹齢:約20年。
 土壌:粘土質。
 醗酵:ステンレスタンク発酵、一部樽発酵。
 熟成:ステンレスタンク熟成、一部樽発酵。
 マセラシオン:なし
 洗馬のヴィニフェラ・スペシャル赤。
 標高約700m。晴天日数が多く、昼夜の寒暖差が大きいなど、 ブドウにとってまさに理想の土地。
 圧倒的なポテンシャルと個性を感じることができる。
1/27/2015試飲
 ほんのり柔らかい果実感がドライに変化する味わいが楽しい。
 酸が切れがボディをシャープに引き締め少し苦みを感じる心地よい余韻につなぎます。
 インポーターはヴァンクールさんです。
MORITAYAより)




Bow Part2





(*)河井商店で赤、白各1本ずつ購入。1,600円/本。


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