Chateau Bahans Haut Brion 2003
シャトー・バアン・オー・ブリオン CHATEAU BAHANS HAUT-BRION
五大シャトーのひとつ、「シャトー・オー・ブリオン」のセカンドワイン。 ボルドーで最も早くから評価の高かったワインを造り出していたシャトーです。
それは1855年のメドック地区の格付けの際にも、唯一メドック以外からそれも1級で格付けされたことで証明されています。
このワインは支配人のジャン・デルマ(ワインの世界で最も才能のある管理者と言われています)の方針により、赤ワインは比較的高温で短期間で発酵させ長く熟成させる方法で造られています。
もちろん、グラーブ地区の最も模範的なシャトーであることは言うまでもありません。
シャトー・バアン・オー・ブリオン [2003] CHATEAU BAHANS HAUT-BRION [2003]
【パーカーポイント】89点
とても開いて熟している。
プラム、イチジク、ブラックカラントの香りが、豊満なスタイルに溶け込んでいる。
【飲み頃予想】 2006年~2014年
種別:赤
口当たり:フルボディ
飲み頃温度:16~18℃
容量:750ml
(YOSHIYAより)
シャトー・バアン・オー・ブリオン[2003]
人気はマルゴーやムートンに譲るものの、「実力本意」の5大シャトーとして「熱狂的な通のファン」を抱えるのが、このオー・ブリオン。
1855年にメドックの赤ワインが格付けされた時、唯一メドック以外で対象になり、第1級を獲得したワインとしてオー・ブリオンはあまりにも有名。
1533年に創設という古い歴史をもち、また当時独自のマーケットルートにより、特にイギリスで評価されていました。
外務大臣が所有した時代もあり、数多くの特別な歴史的な舞台に使われたこともあります。
確か、戦争か何かでフランスが不利な立場での列国との外交会議のディナーの席上、そのワインの美味しさに強国の代表たちがホロホロと良い気分になり、フランスの不利な立場を逆転した外交がいつの間にやら成立していた、という逸話を持つのがこのオー・ブリオンではなかったかと思います。
アメリカのホワイトハウスの晩餐会で
『最初に出されたボルドーワインの極上物』
も、オー・ブリオンでした。
1975年以来、オー・ブリオンの品質・レベルが劇的に向上するに伴って、そのセカンドラベルであるこのバアン・オー・ブリオンの品質も劇的に向上しました。
ファーストのシャトー・オー・ブリオンと同じ土壌で栽培されるため、このセカンド、バアン・オー・ブリオンも同じ素質、同じ性質、同じ特質を持っています。
『今やボルドーで最高のセカンド・ワインの1つであり、いくつかのヴィンテージでこれを凌いだ事のあるセカンドワインと言えば、名高いシャトー・ラトゥールのレ・フォール・ド・ラトゥールくらいのものである。』
セカンド・ワインのバーン・オー・ブリオンのブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニョン48%、メルロ27%、カベルネ・フラン25%で、道路のタール、アスファルト、土、甘いカラントの成長すら香りがある。
この魅力的な、しなやかな舌触りをした2003年は、出荷時にはおいしくなっているはずで、10年はおいしく熟成するだろう。
バアン・オー・ブリオン[2003] 【87-89点】
(美術出版社:ボルドー第4版)
<ワイン専門家:ロバート・パーカー>
それには、もうひとつの訳があります。
1961年から、オー・ブリオンのワイン造りの総合プロデュースをしてきたジャン・テルマ氏。
かれは、『ワインの世界における最も才能ある管理者のひとり』
と、ロバート・パーカーに言わせるほどの逸材。
この2003年は、そのテルマ氏の最後のヴィンテージだったのです。
2003年を最後にシャトーを去り、現在は息子ジャン・フィリップがあとを継いでいます。
オー・ブリオンの特徴は、何よりもなめらかさ、品格の高さ、濃度の濃さ!
DATA
ボルドートップのセカンドワイン、偉大で貴重な2003年!
品種 カベルネ・ソーヴィニョン48%、メルロ27%、カベルネ・フラン25%
味わい フルボディ:プラムの果実味から土、トリュフ、コーヒー豆と複雑。上品ななめらかさを持ちます。
容量 750ml
産地 フランス ボルドー ペサック・レオニャンAC
(リカーMORISAWAより)
ワイナリー和泉屋にて購入。7600円。
2011年5月15日抜栓。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されています。しっかりとしたコルクで液漏れはありませんでした。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。色はすこしルビーの色をしてきていますが、まだガーネット色で結構濃い色です。エッジは紫色。ボトルには澱が付いていました。脚は普通。そんなに濃厚ではない印象です。2003年と若いと思っていましたが考えるともう8年も立っているんですね。香りは、カシス、コーヒー、ブラックベリー、アメリカンチェリー。スワリングでハーブ系のアロマを感じます。ミントまで刺激的ではありませんが、複雑さを与えている印象です。時間と共に香りに奥行きが出てきて鼻の奥にすーっと抜けるような感じがします。口に含むと、タンニンは非常に良く溶けこみ、ブラックベリー、杏の甘さに溶け込み、バランスの良い味です。これはきっとまさに飲み頃。果実味、タンニンが絶妙なバランスです。そして時間と共に甘味が後に口の中に広がります。口に含んで喉を過ぎていった後に心地よい酸味が現れて、果実甘味を綺麗にしてくれる、口当たりの良い、しかし軽すぎず、思った以上にアフタも長い。豚バラのタジン鍋と合わせましたが、タジンのタレに昆布ポン酢にネギを薬味にしました。これがまた、なんとこのワインととてもドンピシャ!コッテリ系の食べ物にも合うと思います。これは良いワインですね~。
シャトー・バアン・オー・ブリオン CHATEAU BAHANS HAUT-BRION
五大シャトーのひとつ、「シャトー・オー・ブリオン」のセカンドワイン。 ボルドーで最も早くから評価の高かったワインを造り出していたシャトーです。
それは1855年のメドック地区の格付けの際にも、唯一メドック以外からそれも1級で格付けされたことで証明されています。
このワインは支配人のジャン・デルマ(ワインの世界で最も才能のある管理者と言われています)の方針により、赤ワインは比較的高温で短期間で発酵させ長く熟成させる方法で造られています。
もちろん、グラーブ地区の最も模範的なシャトーであることは言うまでもありません。
シャトー・バアン・オー・ブリオン [2003] CHATEAU BAHANS HAUT-BRION [2003]
【パーカーポイント】89点
とても開いて熟している。
プラム、イチジク、ブラックカラントの香りが、豊満なスタイルに溶け込んでいる。
【飲み頃予想】 2006年~2014年
種別:赤
口当たり:フルボディ
飲み頃温度:16~18℃
容量:750ml
(YOSHIYAより)
シャトー・バアン・オー・ブリオン[2003]
人気はマルゴーやムートンに譲るものの、「実力本意」の5大シャトーとして「熱狂的な通のファン」を抱えるのが、このオー・ブリオン。
1855年にメドックの赤ワインが格付けされた時、唯一メドック以外で対象になり、第1級を獲得したワインとしてオー・ブリオンはあまりにも有名。
1533年に創設という古い歴史をもち、また当時独自のマーケットルートにより、特にイギリスで評価されていました。
外務大臣が所有した時代もあり、数多くの特別な歴史的な舞台に使われたこともあります。
確か、戦争か何かでフランスが不利な立場での列国との外交会議のディナーの席上、そのワインの美味しさに強国の代表たちがホロホロと良い気分になり、フランスの不利な立場を逆転した外交がいつの間にやら成立していた、という逸話を持つのがこのオー・ブリオンではなかったかと思います。
アメリカのホワイトハウスの晩餐会で
『最初に出されたボルドーワインの極上物』
も、オー・ブリオンでした。
1975年以来、オー・ブリオンの品質・レベルが劇的に向上するに伴って、そのセカンドラベルであるこのバアン・オー・ブリオンの品質も劇的に向上しました。
ファーストのシャトー・オー・ブリオンと同じ土壌で栽培されるため、このセカンド、バアン・オー・ブリオンも同じ素質、同じ性質、同じ特質を持っています。
『今やボルドーで最高のセカンド・ワインの1つであり、いくつかのヴィンテージでこれを凌いだ事のあるセカンドワインと言えば、名高いシャトー・ラトゥールのレ・フォール・ド・ラトゥールくらいのものである。』
セカンド・ワインのバーン・オー・ブリオンのブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニョン48%、メルロ27%、カベルネ・フラン25%で、道路のタール、アスファルト、土、甘いカラントの成長すら香りがある。
この魅力的な、しなやかな舌触りをした2003年は、出荷時にはおいしくなっているはずで、10年はおいしく熟成するだろう。
バアン・オー・ブリオン[2003] 【87-89点】
(美術出版社:ボルドー第4版)
<ワイン専門家:ロバート・パーカー>
それには、もうひとつの訳があります。
1961年から、オー・ブリオンのワイン造りの総合プロデュースをしてきたジャン・テルマ氏。
かれは、『ワインの世界における最も才能ある管理者のひとり』
と、ロバート・パーカーに言わせるほどの逸材。
この2003年は、そのテルマ氏の最後のヴィンテージだったのです。
2003年を最後にシャトーを去り、現在は息子ジャン・フィリップがあとを継いでいます。
オー・ブリオンの特徴は、何よりもなめらかさ、品格の高さ、濃度の濃さ!
DATA
ボルドートップのセカンドワイン、偉大で貴重な2003年!
品種 カベルネ・ソーヴィニョン48%、メルロ27%、カベルネ・フラン25%
味わい フルボディ:プラムの果実味から土、トリュフ、コーヒー豆と複雑。上品ななめらかさを持ちます。
容量 750ml
産地 フランス ボルドー ペサック・レオニャンAC
(リカーMORISAWAより)
ワイナリー和泉屋にて購入。7600円。
2011年5月15日抜栓。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されています。しっかりとしたコルクで液漏れはありませんでした。グラスはリーデルのボルドータイプを使用。色はすこしルビーの色をしてきていますが、まだガーネット色で結構濃い色です。エッジは紫色。ボトルには澱が付いていました。脚は普通。そんなに濃厚ではない印象です。2003年と若いと思っていましたが考えるともう8年も立っているんですね。香りは、カシス、コーヒー、ブラックベリー、アメリカンチェリー。スワリングでハーブ系のアロマを感じます。ミントまで刺激的ではありませんが、複雑さを与えている印象です。時間と共に香りに奥行きが出てきて鼻の奥にすーっと抜けるような感じがします。口に含むと、タンニンは非常に良く溶けこみ、ブラックベリー、杏の甘さに溶け込み、バランスの良い味です。これはきっとまさに飲み頃。果実味、タンニンが絶妙なバランスです。そして時間と共に甘味が後に口の中に広がります。口に含んで喉を過ぎていった後に心地よい酸味が現れて、果実甘味を綺麗にしてくれる、口当たりの良い、しかし軽すぎず、思った以上にアフタも長い。豚バラのタジン鍋と合わせましたが、タジンのタレに昆布ポン酢にネギを薬味にしました。これがまた、なんとこのワインととてもドンピシャ!コッテリ系の食べ物にも合うと思います。これは良いワインですね~。