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 巷間の話題をだらだら論評。

「私がドコモの社長なら、『そろそろ反撃していいですか』CM作った人を解雇する」…大前研一

2007-06-02 09:23:53 | Weblog
番号ポータビリティ実施後に「一人負け」となったドコモが、巻き返しを図るため「ドコモ2・0」を
 キャッチフレーズに作られたCM。「au」のCMに出ていた俳優を含む人気のタレント8人を起用し、
 CMの本数は前年の3倍という力の入れようなのだ。「ドコモ2.0」のケータイ「904i」シリーズは
 5月25日に発売された。しかし、CMの評判はというと、かんばしいとはとてもいえず、毎日新聞は
 ドコモのCMに対する疑問を投げかけた。「若者受けする『新しさ』『カッコ良さ』を前面に押し出す
 戦略だが、携帯利用者からは『イメージ先行で分かりにくい』という声も漏れる」

 大前さんにいたってはさらに厳しい。
 「ドコモの経営陣は、このタイミングで絶対にやってはいけないマーケティング上の重大ミスを犯しました」
 それが、「そろそろ反撃してもいいですか?」のキャッチコピー。業界他社に反発し打ち負かす
 ことだけを考えるのを、経営学では、「コンペティティブ・リタリエーション(競合反発)」と呼ぶらしいが
 それに該当するのだという。この挑戦的なキャッチコピーで、消費者は「値下げするのかな?」と
 思い、結果、消費者の買い控えを引き起こす。

 「つまり、大々的な広告は打ったが、買う人はいなかったという最悪の結果につながる危険性が
 高いと私は思います」
 それはドコモだけでなく、業界全体に影響が出るとし、「もし私がドコモの社長なら、今回の広告を
 作った人を解雇するでしょう」と噛み付いている。

 批判をしているブログに共通しているのは、「ドコモは何様?」。巨額の宣伝費を使って、
 新製品をアピールしているが、上から目線の自己満足感が漂い、けたたましく、消費者を
 無視しているようで鼻につく、という感じだ。

 一連の批判にドコモはどう受け止めているのだろうか。ドコモ広報は「あのCMは数多い
 プロモーションの一つ。仮にその一つにブーイングがあったとしても、総合的にはどうか、
 ということもあります。このCMに限ったことでなく、(批判する)皆様が、お感じいただいた
 通りに取っていただいて良いと思います」と話す。(一部略)
 http://www.j-cast.com/2007/06/01008112.html

※前:http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1180703509/

新CMはいただけないという評判が多数のDOCOMOの新CM戦略。そもそもシェア1位企業が反撃でもないだろう。王者の余裕で新サービス投入ってわけにはいかないのか??ギャラの高いタレント大量に投入する余裕があるなら料金下げろってとこだわな。