韓国経済は第1四半期(1-3月)に予想を上回る前四半期比0.9%の成長を示したが、主な大企業の業績はさらに悪化した。
現代自動車は第1四半期の売上高が前年同期比6%増の21兆3700億ウォン(約1兆8800億円)だったにもかかわらず、
営業利益は10.7%減の1兆8700億ウォン(約1650億円)にとどまった。
起亜自動車は売上高が6%減の11兆800億ウォン(約9750億円)、営業利益は35%減の7000億ウォン(約620億円)だった。
円安で価格競争力が低下したことに加え、労組が週末特別勤務を拒否したことによる生産への影響が重なった。
鉄鋼業界ではポスコの売上高が10.6%減、営業利益が4.7%減だったほか、
現代製鉄も売上高、営業利益がともに20%以上低下した。
石油精製、石油化学のSKイノベーションも売上高と営業利益が4-5%減少し、ロッテケミカルは営業利益が42%減少した。
建設業界は2-3年前の海外でのダンピング受注による後遺症で、GS建設が5355億ウォン(約470億円)、
サムスンエンジニアリングが2198億ウォン(約193億円)の大幅な営業赤字を記録し、市場に衝撃を与えた。
例外だったのは、サムスン電子の売上高が16.8%増の52兆8700億ウォン(約4兆6500億円)、
営業利益が54.3%増の8兆7800億ウォン(約7730億円)と、第1四半期としては過去最高だったことだ。
しかし、スマートフォン(多機能携帯電話端末)事業を担う通信部門が同社の利益全体の74%を占め、偏りが大きかった。
テレビ、冷蔵庫、エアコンなど消費者家電部門の営業利益は減益だった。
サムスン電子も世界的な景気低迷と円安による影響から逃れることはできなかった。
韓国の大企業の業績は当面好転が見込めない。
金仲秀(キム・ジュンス)韓国銀行総裁は先ごろ「円安現象はこれからがむしろ問題だ」と述べた。
自動車、鉄鋼、家電、石油化学など韓国の主力産業の輸出が円安の壁に阻まれ、
企業業績がさらに悪化する可能性があるためだ。
中国の経済成長が大幅に鈍化しているほか、米国の第1四半期の成長率も期待に及ばないなど、
世界経済の回復が順調とは言えないことも懸念材料だ。
第1四半期の成長率は予想を上回ったが、このまま推移すれば、成長の勢いを失うリスクが高い。
韓国政府は企業投資の活性化策を含め、景気回復に向けた政策的対応を急がなければならない。
政界も韓国経済の危機状況を直視し、追加補正予算の処理をはじめ、景気浮揚を後押しすべきだ。
今はいかなる政策課題よりも景気回復が優先だ。
2013/04/29 08:27
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/29/2013042900525.html
別に円安だけが原因でもないと思うが・・・・。
そのうちアジア間での合従連衡も出てくるだろうなあ・・・・。
現代自動車は第1四半期の売上高が前年同期比6%増の21兆3700億ウォン(約1兆8800億円)だったにもかかわらず、
営業利益は10.7%減の1兆8700億ウォン(約1650億円)にとどまった。
起亜自動車は売上高が6%減の11兆800億ウォン(約9750億円)、営業利益は35%減の7000億ウォン(約620億円)だった。
円安で価格競争力が低下したことに加え、労組が週末特別勤務を拒否したことによる生産への影響が重なった。
鉄鋼業界ではポスコの売上高が10.6%減、営業利益が4.7%減だったほか、
現代製鉄も売上高、営業利益がともに20%以上低下した。
石油精製、石油化学のSKイノベーションも売上高と営業利益が4-5%減少し、ロッテケミカルは営業利益が42%減少した。
建設業界は2-3年前の海外でのダンピング受注による後遺症で、GS建設が5355億ウォン(約470億円)、
サムスンエンジニアリングが2198億ウォン(約193億円)の大幅な営業赤字を記録し、市場に衝撃を与えた。
例外だったのは、サムスン電子の売上高が16.8%増の52兆8700億ウォン(約4兆6500億円)、
営業利益が54.3%増の8兆7800億ウォン(約7730億円)と、第1四半期としては過去最高だったことだ。
しかし、スマートフォン(多機能携帯電話端末)事業を担う通信部門が同社の利益全体の74%を占め、偏りが大きかった。
テレビ、冷蔵庫、エアコンなど消費者家電部門の営業利益は減益だった。
サムスン電子も世界的な景気低迷と円安による影響から逃れることはできなかった。
韓国の大企業の業績は当面好転が見込めない。
金仲秀(キム・ジュンス)韓国銀行総裁は先ごろ「円安現象はこれからがむしろ問題だ」と述べた。
自動車、鉄鋼、家電、石油化学など韓国の主力産業の輸出が円安の壁に阻まれ、
企業業績がさらに悪化する可能性があるためだ。
中国の経済成長が大幅に鈍化しているほか、米国の第1四半期の成長率も期待に及ばないなど、
世界経済の回復が順調とは言えないことも懸念材料だ。
第1四半期の成長率は予想を上回ったが、このまま推移すれば、成長の勢いを失うリスクが高い。
韓国政府は企業投資の活性化策を含め、景気回復に向けた政策的対応を急がなければならない。
政界も韓国経済の危機状況を直視し、追加補正予算の処理をはじめ、景気浮揚を後押しすべきだ。
今はいかなる政策課題よりも景気回復が優先だ。
2013/04/29 08:27
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/29/2013042900525.html
別に円安だけが原因でもないと思うが・・・・。
そのうちアジア間での合従連衡も出てくるだろうなあ・・・・。