日本のいちばん長い日 2015
60点
1945年4月、戦争末期の日本の大本営...
1967年の岡本喜八
バージョンは見ていませんが
それのリメイク
監督はクライマーズ・ハイの原田眞人です
終戦の頃、
いったい国のトップは何考えてたんだ?
なんで7月26日にポツダム宣言を受領しながら、そのあとに原爆が落とされたんだ
という
日本は何故か終戦といいますが
単純に敗戦だと思うんですけど
という軍事政治を舞台にした
ヒューマンドラマの中に
歴史的サスペンス
さらには内部で起こる反乱のようなものも
加わってきて
なかなか楽しめました
ただ、この内容は
作り手の意図が当然加わってしまうので
昭和天皇、軍部の描き方なんかは
すこし逃げ腰というか
正当化して
反乱を起こそうとする少佐ばかり悪役に
しているような感覚もありました
そして
なにより
僕がこの映画、というより
日本の歴史、日本の冒した
戦争という絶対悪に対して
誰も責任をちゃんと取ろうとしていないし
国民の命なんてなんとも思っていないし
軍人である、大臣である自分の命こそが
価値ある命として
自害することが、戦争という
犯罪にたいしてのせめてもの
償い
のように、考えているんじゃないかと
伝わってきてしまって、
本当に胸糞でした
そしてその要素の多くは
いまの与党の政治家の大半が思っていることに
通じてるなとも感じました
誰も責任をとらない
国民の命をなんとも思っていない
戦争の反省が全くできていない
ほんとに気持ち悪い国ですよね
日本て
と改めて感じてしまう
戦争会議映画でした