やっつけ映画批評!

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きみの鳥はうたえる 2018 65点

2019-06-03 22:26:43 | 映画



同棲生活を送る男ふたりのかたっぽに
彼女らしき存在ができる...




1982 年に書籍化された
佐藤やすしの同名小説が原作です

監督は三宅唱さん
35歳です


函館市民映画館シネマアイリスの
開館20年を記念して
オール函館ロケで制作された作品で

僕 - 柄本佑たすく
佐知子 - 石橋静河いしばししずか
静雄 - 染谷将太そめたにしょうた

のトリプル主演といった感じです

もうモラトリアム終わりに差し掛かった
社会的にはモラトリアムがもはや
許されない時期なんですけど

そんなひと夏の変化が

その後の人生、人生に大きな変化をもたらす
という

苦手な
ぼんやり恋愛モノと思ってましたが

これが意外や意外楽しめました


何が楽しめたかと言うと

彼氏面、彼女面、先輩面、
興味無い面、出来るズラ

などといった

何者でもないのに
何者であるかのように振る舞う

っていう

だっさい、だせえ

つら、がたまんなくて

取り繕ったなんとか面の隙間から見える

その人の本当の ツラ が見えるのが
めちゃめちゃ楽しかったです


作り込み感のない自然な会話と
好きですし

アンニュイ、
けだるいのに
尊い

空気がもう、

取り返しがつかない
懐かしさ

たまんないものがありました


等身大のださい恋愛、ダサい生き方
こういうのもたまにはありだなあと

思える映画でした~