やっつけ映画批評!

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お伝えするやっつけ映画批評!

きみはいい子 2015 80点

2019-06-04 01:21:24 | 映画




小学校にて
学級崩壊間近のクラスの担任の高良健吾




そこのみにて光輝くの
呉美保おみぽ監督作品です

原作は中脇初枝の同名の短編集です


わが子に手を挙げてしまう母親
尾野真千子

子どもに大きな声を挙げてしまう教師
高良健吾

の2人を中心に


児童虐待する側される側
学級崩壊、いじめ
障害を持つ児童
孤独な老人など


目を背けてしまう
光を当てたくないような題材の
オンパレードに

鑑賞中
ほんとに心が折れそうになっていました

僕にも実は子どもがいるので、
ホントに胸が苦しかったです

尾野真千子最低だな
で片付く問題じゃなくて

子どもに対しての黒い感情は
ぶっちゃけ、誰しもが胸の内に秘めてると思うんです

そこのブレーキがなんかの拍子で壊れてしまうっていうのは決して他人事じゃないし


小学校教師も
子どもへの介入の限界
どうしていいのかわからなさは

とても身に迫るものがありました


こんな酷いって思える話、
全然日本に
溢れかえってると思いますけどね、

自己責任と切り捨ててしまうんでしょうね
日本という国は

どこみて政治してるんでしょうかね


はい


演技演出の切れ味、
1歩踏み込んだ教育への視線

は抜群でしたし

この映画を観たあとの
世界の見え方っていうのは

ホントにガラッと変わると思います


なぜ人は、優しさを
母性を忘れてしまうのか

思い出すにはどうするべきなのか

ひとつの答えを教えてくれます



あとは政治
ちゃんとやれ

防衛費全額子どもにまわせ
馬鹿野郎


ということで全国民必見の大傑作映画でした~