雪のジオラマを懐かしむ

雪の日の街は彩度がぐっと下がって喧騒もなく静かで、往き交う車もスローモーション。すこし高いところから見るそんな光景はとても幻想的で、数年前の大雪のときは長いあいだ飽きずに眺めていられた。
今回の雪でも密かにそれを楽しみにしていたのだけど、思っていたのと何か違う。
なんでだろうとしばらく考えて気がついた。ジオラマのようなあの光景はマンション中層階からの眺めだったのだ。
郊外の街を往来する人や車の動きをほどほどの高さから見たときの光景。あれはあれで懐かしい。


どっさり降った雪も数日の間にかなり融けてきた。とはいえ思わぬところに潜む路面凍結には御用心を。