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庄司紗矢香とイタマール・ゴラン

2009-01-19 23:23:01 | 音楽
庄司紗矢香のバイオリン・リサイタルに行ってきた。
会場はサントリーホール。



曲目
シューベルト :ヴァイオリン・ソナチネ第3番 ト短調 op137-3、D408
ブロッホ :ヴァイオリン・ソナタ第1番
ドルマン :委嘱新作
ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30-2

アンコール
チャイコフスキー :憂鬱なワルツ
クライスラー :ウィーン小行進曲
エルガー :愛の挨拶
クライスラー :ウィーン奇想曲
ショスタコーヴィチ :前奏曲 op.34-17

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最初はちょっと迷ってた今回のリサイタル、
絶対に聴きに行こう!と思ったのは
ピアニストがイタマール・ゴランだと知ったから。

昨年の12月にワディム・レーピンのリサイタルで聴いた
イタマール・ゴランのピアノがすごく気に入って、
また聴けたらいいなーと思ってたのだ。

こんなに早く聴けるなんて嬉しいよー


イタマルさん(と勝手に命名)のピアノの音は
やわらかくて優しくてすごく心地よい。

それと、強くて重苦しい音も出せるんだけど、
暗闇で窒息しそうな重苦しさじゃなくて、
どこかに光が灯っているような感じ。そこが好き。


鍵盤楽器とは思えないくらい多彩で豊かな音色に
ゆったり身を任せた、悦楽の2時間半でした。

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バイオリンの庄司紗矢香も見事でした。

最初のうちは無意識のうちにレーピンと比べてしまったけど、
終盤からぐんぐん彼女ならではの音楽になってきた気がする。

いちばん心に残ったのは、ベートーベンのバイオリンソナタの第2楽章。
奇跡のような美しい調べに驚き、しんみりした。

アンコールではバイオリンの音がさらに伸びやかになったと思う。
とくにチャイコフスキーのときの響きっぷりといったら!

いいバイオリニストだなぁとしみじみ感じ入った。


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2人の息もぴったりで、楽しく心地よく熱狂して満足!な
素晴らしいリサイタルでした。