大体、スポーツを始めると声は壊れる。小児嗄声と言う病名があるように、子供の声の破壊は多い。
元気を出して、気合を入れてとコーチが要求するので、子供達は限界を超えた大声を出す。
発展途上で完成していない子供の発声器官は無理をさせてはいけない。
野球、サッカー、柔道、相撲などは声を壊し易い。
大人になって、スポーツで大成しない人の方が圧倒的に多い中で、声を壊して他の職業に付くと大変なハンデーとなる。
カラオケも満足に歌えなくなる。会議でも発言が弱い。
しかし野球の松井選手やイチローさんは声を壊してはいない。マラソンの高橋尚子さんも声は良い。天才は自分の限界を知っているのか。
30人31脚の優勝大会で、何組かの選手の声を聞いた。壊れていない。多少の軋みはあるが、悪くはない。
30人で円陣を組んで叫んでも、よく響いている。
走る、走る、又走る・・・・。これが声に良い呼吸法に近ずいていると思われる。
みんなであわせる、そして全力を出す。30人31脚は子供の成長に大変良いと思う。