息子が舞台セリの下に落ちた。落差は3mあった。
幸四郎さんはテレビに出されて経緯を述べる。あごの下、声帯が格納されているところが、シャベルとしわがよる。声帯に余分な力を加えている証拠だ。
当然、響きがない。声帯から上も下も共鳴が死んでいる。ギターからボデーを外し弦のある竿だけがある状態だ。
声のツボを全然理解されていない。これは歌舞伎俳優全員に言えることだ。しかし私は声のツボを発見するのに50年かかった。大変な道のりだった。
私なら大体、5回ぐらいで、共鳴の50%は取り返せる。それが断定できるのは、声のツボを解明しているからだ。
ラマンチャの男の初演近い舞台を私は見ている。この時、すでに幸四郎さんの声の欠陥を見ていた。彼の父も声はよくなかった。端的に言うと悪い声の出し方を受け継いでおられたのだ。
この機会に本当の自分の声を取り戻されることをお勧めする。
荒谷 起吉三
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