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企業、CMに新人を発掘せよ

2013年02月25日 21時59分35秒 | Weblog

 

 同じタレント、女優、歌手が企業のCMに多用されている。

 特に大手のプロダクションの人が多い。

 ある意味でCMタレントは企業の顔だ。あのタレントはあの企業の顔だ。その顔があっちにもこっちにも出ている。

 企業の担当者には新人を発掘する能力がない。一般職から突然、CM担当に回される。新人を集めてその中から将来性を見抜けるのか。「否」だ。それでも冒険して無名の新人を選んでも上司に拒否される。

 企業人にとって「冒険」は左遷の危険性がある。そんなリスクを負う社員はいない。

 だから売れっ子ばかりが至るところに出てくる。

 昔、日本経済新聞は無名でド素人の小雪さんをCMに使い続けた。お世辞にもいいとは言えない小雪さんを切らなかった。

 小雪さんは上がり性で「固まる」傾向があった。固まると自分の内面が閉ざされ魅力が感じられない。だから多くの企業人は出来上がっているタレント、俳優、歌手を採用する。日本経済新聞は辛抱強く使い続けた。そして小雪さんは大きく育った。

 ある時期、週間朝日は無名の女子大生を表紙に使い続けた。立派だ。

 私が問題にするのは、芸能界を貧困にする元が企業にあるということだ。売れている、大手に属す人ばかりを企業は採用する。大手の収入は伸びるが、弱小のプロダクションは事務所費もまかなえない。才能のありそうな新人を発掘しても、仕事がなくて潰される。

 芸能界を伸ばすのは多くのプロダクションが切さ琢磨して、競争することだ。この競争の目を企業は奪っているのではないか。

 例えばA社が商品を開発した。一瞬で売れるわけではない。しかしその顔のCMタレントは売れっ子を選ぶ。

 あのタレントはA社だという現象はない。他社が採用したCM人は絶対に使わないポリシイがないのか。

 企業人に猛省を強く望む。

 



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