サツカ元有名選手が逮捕された。妻を殺しに行くと言う脅迫メールだ。
それまでさんざん言葉と力の暴力があったようだ。
スター、色々あるが、人生最後まで第一線で生き抜くのは大変だ。
ゴン中山氏は現在解説者として脚光を浴びているが、三浦選手が引退すれば先は分からない。
中山氏の声はあまり好きではない。今のうちに皆に好かれる声に変えておかないと、危うくなる。
私は俳優養成では東大と言われた俳優座俳優養成所を卒業した。第十一期であった。
入学試験は大変な競争率であった。
45名ほどが在籍したが今かっやく、している俳優は殆どいない。
花の15期には今もガンバっている俳優は沢山いる。
因みに私の期には故成田三樹夫、故小林哲子、勝呂誉、伊藤孝夫などがいた。
わたくしは32才の時、俳優諦めアメリカに渡った。
1ドル360円レートで1000ドルをかき集め、殆ど死ぬ覚悟で旅行ビザで殆どあても何のあてもなく。生まればかりの幼子と妻を日本にのこして。
背水の陣など手ぬるい、最悪の陣であった。
滞在期間は3ケ月。
実はハリウッドに俳優、歌手の声を育てるためだ。
しかし上陸するとアメリカは超不況で、失業者が溢れていた。
3ケ月で帰るわけにはいかない。学生ビザに切り替えて、大学院席を置き、演劇の演出を専攻した。
しかし劇を作り公演するにも学生俳優が集まらない。
ドシロウトや、他の演出家が相手にしない声がよくない学生で劇を作った。
3ケ月足らずで見るに耐える声にした。これを見た演劇部の教授の長は絶賛した。『どこからこんないい俳優を集めてきたのか』と。
その後これが私の修士論文になる。
つまり、私式、声のトレーニング法であった。
78才の今も『声の』開発指導に明け暮れている。私は声のトレーニングで第三の人生を得たわけだ。
現役時代に名声に溺れることなく、第二の人生計画を密かに持つべきだ。
非常に沢山の奥元選手が生まれる予感がする。
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成田三樹夫さんと俳優座養成所の同期だったのですか。私、成田さんの大ファンなのです。養成所時代、若い頃の成田さんはどんな方だったのでしょうか?
何か思い出やエピソードがあったら、お聞かせ願えないでしょうか。
宜しくお願い致します。