朗読が盛んだ。
手軽に、簡単にできる。
それこそ誰でもできる。
しかし朗読で声をダメにする人が多い。
童話などの教材を見ると色々な人物、動物などが出てくる。
みんな同じに読むと聞き手が「あくびをする」。そこでいろいろ変えて表現する。
子供と老人は同じでは面白くない。
声を作る。老人は声帯を絞めて無理に低音を出す。すぐに喉が痛くなる。
子供との対話になると低音、高音と忙しい。声帯は過酷な作業で壊れ始める。
そして「地」の文章がある。この時、既に声帯はやめてと悲鳴をあげている。
飴をなめなめ読む。 終わると吸入器で声帯を治療する。
それでもだんだん声は傷んでくる。
読む楽しみが苦痛に変わる。
聞き手を楽しませられない。自分も苦しい。
これが90%以上の朗読・語り・読み聞かせの現実です。
私の生徒たちは絶対に声帯で表現しない。では子供、老人、天使、悪魔、野獣などはどこで表現分けするのですかと聞かれる。
共鳴腔の変化でキャラクターを分けるのです。
ある意味で企業秘密なのでこのあたりで終わらせます。
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