今年のグラミー賞はイギリスの若い女性に決まった。声の開発度が150%ぐらいであった。ちなみに故ヒユーストンさんは200%と思われる。テレビで過去にハーフタイムでのアメリカ国歌を歌う姿・声を再放送していたが、度肝を抜かれるほど凄い。
日本では自分の声が先天的に与えられた上限まで磨かない。正確には磨けないのだ。
歌唱力、内面性などを論じる前に、先ず声が開発されていなければ、プロの歌手とはいえない。ところが日本人の多くの歌手は開発度50%前後と低い。これではグラミー賞などが全く相手にしない。ましてや声帯障害などは陳腐すぎる。パラりン部門(障害者)でもあればそこにノミネートされるかも知れない。しかし先天的な障害者がそれを克服して望む場合以外は「自己管理の出鱈目」で除外される。だいいち、先天的声帯障害で歌を歌っている人が、大会を開くほどいるのか。だからグラミー賞、パラリン部門はない。
日本人は骨格や言語で喉にブレーキがかかりやすい。だから力いっぱい声を張り上げると、先ず、潰れる。どんなに根性があっても声は科学的産物だ。精神力で押し切れるものではない。
プロの歌手は自分の現在の開発度、例えば60%とかを越えて声を張り上げてはいけない。超えた分でけ声帯が壊れるからだ。しかし日本のロック、ヘビメタ歌手は自分の開発度などお構いなしで大声を張り上げる。超えた分は雑音になる。雑音は音楽がもつとも嫌うものだ。だからグラーミー賞などは全く相手にしない。
もし開発度50%とすれば、のどにかかるブレ-キをはずせば70%・・・90%とあがる。しかし150%までは未だ長い道のりだ。
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