テレビは声の無法地帯である。
声の出し方の基本を知らず、その局それぞれに傾向がある。
今、Aで主流を占めるのは、歯の裏側に声を強く当てる出し方である。
夜の報道で、スポーツ担当者が声をかむように強く歯に当てる出し方で、多少評判を得ているので、この出し方が朝の新聞社系のコメンテイターにも伝染している。この人は必要以上にやかましく声が聞こえる。口を大きく動かしすぎる。
お昼の新聞拾い読みのアナウンサーを同じで、うるさい、やかましいが耳に残る。
正しい声の出し方では、このようにうるさい、やかましいと言う印象は聞き手に与えない。
Fでも声はまちまちで、朝の女性は高学歴に胡坐をかいて、素人レベルの、何も手入れしない声を出している。
放送懇談会・連盟のようなテレビ・ラジオ全体を把握、コントロールしている、知識グループがあると思うが、出演者の声に関しては野放しで、何も方向を示していない。
だから最悪のレベルの声も、堂々と存在している。
声が汚い人は野蛮人と見る文明国が多い。
日本の放送は「野蛮人の、ガナリ合い」の場か。寒い限りだ。