ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

ヴォーリズ建築、ハイド記念館と教育会館

2006-11-13 00:42:41 | 建物(滋賀県)
旧中川煉瓦製造所からバスで移動し、近江兄弟社学園のヴォーリズ建築を訪ねました。

正面がハイド記念館、左側が教育会館。共に1931(昭和6)年の建築で、国の登録有形文化財です。

「ハイド記念館」は、メンソレータムの発明者アルバート・アレキサンダー・ハイド氏夫人の援助で建てられたのを記念してこう呼ばれています。ヴォーリズ夫人満喜子さん経営の幼稚園舎として使われ、近江八幡で最初に建てられた近代的幼稚園です。

1階の遊戯室として使われていた部屋。ここで、この幼稚園で育ち、今は教諭になっているお二人の方から思い出話などを聞かせていただきました。

二階の部屋にはヴォーリズの紹介パネルやヴォーリズ建築の絵画が展示されていました。



昔使われていた椅子やお昼寝用の籐のベッドが残されていました。


こちらは教育会館。

講堂兼体育館として使われています。


後方に高い階段式の観覧席が作られています。


どちらの建物も採光や機能性に優れたもので、木のぬくもりを感じさせる建物です。

ハイド記念館は土・日・祝日の次の時間に公開されています。
5月~9月(12:00~16:00)
10月~4月(12:00~15:00)
入館料:300円
教育施設として使われているので、見学には配慮が必要です。

なお、あの看護婦さんマークでお馴染みのメンソレータムは今は他社にライセンスを譲渡していて、再建した近江兄弟社が販売しているのは「メンターム」という名前で、メンタームキッドのマークなのだということを始めて知りました。

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4 コメント

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こちらはまた (龍3)
2006-11-19 23:17:48
廃墟の煉瓦工場と対照的に、こちらは端正で健康的な魅力に満ちていますね。
メンソレータム、メンタームには幼い頃からおなじみでした。かなり前に、近江兄弟社が、社会福祉精神旺盛なあまり、経営困難になってライセンスを売ったというニュースを聞き、ショックだった覚えがあります。
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リトルナース (vivasan)
2006-11-21 05:15:01
小さな看護婦さんマークはテンプルちゃんがモデルだったんですってね。
ライセンスが譲渡されたニュースを聞き漏らしていて、ずっとリトルナースマークのメンソレを買っていましたが、これからはメンタームキッドのにすることにします。
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夕陽のハイド記念館 (yume)
2006-11-22 22:08:55
丁度雨の夕暮れ時でいい感じでしたね。

また個人でゆっくりと見に行きたいと思います。
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yumeさんへ (vivasan)
2006-11-24 02:14:22
刻々と太陽が沈んでいく中で建物の風景も変わっていく、瞬間瞬間の時がいとしく感じられました。
学園の方達が建物を大切に守ってきておられるのがよくわかりましたね。
でも、サンポーチがなくなっていたのは残念です。
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