松山地方気象台のすぐ近く(松山市北持田町131‐1)にある愛媛県教育会館です(国登録有形文化財)。
県内教職員の研修の場を目的として1937(昭和12)年に建てられました。
木造3階建、鉄板葺、愛媛県技師・浅香了輔の設計によるもので、縦長の上げ下げ窓など洋風意匠を基調としながら、和風装飾を組み合わせる昭和前期に特徴的な意匠を持っています。
帝冠様式の建物、どこか京都市美術館に感じが似ています。
木材は主として栂や桜が使用され、 総工費は76,419円で、当時県内約6,000人の教職員が毎月棒給の千分の一を5年にわたって分納、その他松山市と温泉郡に住む教員の特別寄附などによって賄われたそうです。
裏側から見たところ。
玄関ホール。
タイルがかわいい。
ホール右側から広い階段があり、2階、3階に通じています。
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