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神の如き素晴らしい母の愛

2016年02月22日 22時16分02秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
神の如き素晴らしい母の愛

フエティシズム(Fetishism) 崇物症(愛玩症)について

金銭崇拝とか、愛する女性その物には魅力を感じないないで、
愛する女性が身に着けている、ネックレス、リボン、靴等などをもって満足している。
これは男性のみにある症状で、女性には見られないのであります。

男の幼児時には、すべての人間が男性器ををもっていると信じています。
よく男の幼児が女児のスカートめくり、女児の下着を下げたりする悪戯をするしぐさがそうであります。
ある機会に女児には男性器が無いことを知り、無くなったのは去勢されたのでなくなったのであると思い、
自分の性器も去勢されるかもしれないと考えることが即ち男の子の幼児期における『去勢恐怖』であります。
これにより父を憎むことになります。
このことがエディプス・コンフレックス(oedispus complex)に関係してきます。
父を憎み、母を愛する、失われた母の象徴的な記念品を愛したい、
これが失われた性器(去勢された性器)の代償としてのフエティシズム(Fetishism)崇物症(愛玩症)なのであります。
このような意味でも女性にはフエティシズム(Fetishism)崇物症(愛玩症)はないのであります。


ある中学三年生が父から買ってもらった腕時計の革のバンドをはずして、紫色のリボンをつけて、
艶かしい女性的な感じの腕時計を結んで喜んでいたのです。
両親は、誰かを愛する代償として腕につけていると思い、そのことを追求すると反抗するのではないかと気をもみ、心配したのであります。
これは母に対する愛情の表現が足りないことであると母親は理解して、一輪挿しに紫の花を生けて、机の上の置いたのです。
そうすると今まで隠すような態度で腕に紫のリボンを着けていましたが、紫の花のことで、安心して親の前でも紫のリボンを着けたまま食事をするようになりました。
しかし紫のリボンはまだ腕に着けたままでした。
母親は自分の愛がまだ足りないと思い、今まで結婚の時、夫の為に一度だけ身に着けた紫色の振袖を切り裂いて、
息子の為に机の前に敷く座布団を作ってやったのであります。
その座布団を机の前に置いたのです。
すると少年はどうしたのこの座布団は尋ねると、お母さんは今まで結婚の時、一度だけ身に着けた紫色の振袖だけど、お前の為に切って座布団を作ったのです。
お前のためならどんなことでもしてあげたいんだとその母は言ったのです。
すると少年は突然泣き出しました。
『お母さん、僕悪かった、僕勉強しないで悪かった。ゆるしてね。今でのことお母さんすまなかった。・・・・・』と
少年は泣き叫んだのでした。
それ以来、腕に結んでいた紫色のリボンは消えてしまいました。
そして今まで勉強しないでふらふらして歩き周り、映画ばかり見ていた少年はしっかりと勉強するようになったのです。
これは子の為にすべてを投げ出し、母の全てを赦し抱擁する尊い神の如き愛のよって
少年は母の心に『完たき母の本当の愛』を感じて癒されたのであります。





少年は母は父よりも私を一層愛していたのだと感じたので、父を憎み、母を憎んで、
その復讐を父母以外の誰かに満たそうと考えていた動機が消えてしまったのです。
精神分析はただフエティシズム(Fetishism) 崇物症(愛玩症)のようなコンプレックスを分析して暴露するだけでは効果がないのであります。
分析して、それを導いてそのその傷口を癒すには、温かい愛と宗教的な深い洞察と慈愛の実践が必要なのであります。

『注』
エディプス・コンフレックス(oedispus complex)

       フロイトによって発見され、理論づけられた。子供の両親に対する愛と憎しみの感情の欲望からなる観念複合体。
       ボジテイブでの形では異性の親に対する欲望とライバルである同性の親に対する敵意として顕れ、
       ネガテイブでの形では同性の親に対しては親愛が、異性の親に対しては嫉妬と憎しみが現れる。
       母、父に心理的に拘束されており、マザー・コンプレックス、フアーザー・コンプレックスとも云います。
       去勢コンプレックスと連合している。















 

2月21日(日)のつぶやき

2016年02月22日 04時58分27秒 | 日記・エッセイ

人間は霊によって新生せるものが真実を生きることが出来のである。