夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

フロイドの夢の分析・・・④(夢の凝縮と夢判断の要領)

2016年02月15日 21時05分14秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
朝から雪が時折激しく降りました。
またインフルエンザ等が流行して病院は多忙な時期です。


忙しいと云う事に感謝せよ。忙しい事の必要性は『内に秘めた無限の力』を呼び覚ます。




夢の凝縮―夢の戯曲化―夢の転移(精神的価値転換)

意識の検閲官が夢の内容を検閲してその内容を改作したり、削除したりする過程を、
フロイドは『夢の凝縮』と云っています。
例えば甲の人物から一つの特徴や行動を借りてきて、乙の人物から違う特徴や考え方を借りてきて、
甲、乙を複合して別の人物作り上げて夢に見るようなやり方である。
別の言い方だと、大蛇の胴体と、鷲の爪と鹿の角と猛虎の牙とをつなぎ合わせて
麒麟と云う空想的な動物的形態を合成するように、様々な特徴を一つの形に凝縮するやり方であります。
フロイドが自分の妻を入れ替えてF・G婦人と名づけて夢をみるような合成をすることも夢の凝縮であります。
このような混合した影絵的な映像を分析によって解釈するのが夢判断の処理方法であります。



フロイドがまだ有名でなかった時分に、汽車に乗っている夢を見ました。
夢の中で彼はシルクハットのような形で透明なガラス製のものを抱いていました。
フロイドは自分のこの夢を分析して、それは自分が金持ちになり、独立出来るようになったら、
何か発明して旅行したいと思っている希望を実現しているのだと解釈しています。
それは『帽子を手に持つ者は安全に国中を旅行出来る』という格言がある。
帽子を手に持つ事とは、謙遜に人前では帽子を被らないと云う意味である。
その帽子がどうしてガラス製であるのか、
それはその頃アウエル博士がアウエル燈というランプを発明して大いにうけて人気を博し当てたという事で、
発明することを象徴しているので、自分もそのようになりたいという願望を膝の上に抱いているのである。
このフロイドの夢は自分も発明して大いに金持ちになって旅行したいと云う願いを凝縮した夢なのです。
一つの夢は一つ以上の要素を抱合しているのです。
その様々な要素を連絡する糸は様々に重なり合い、もつれ合って変形することをフロイドは『夢の戯曲化』と言っています。
夢の内容の本当の意味を隠し、夢の本当の内容を夢に現している形に変化することを『夢の転位』と云っています。
また『夢の転位』を『精神的価値転換』とも云っています。

・・・続く




2月14日(日)のつぶやき

2016年02月15日 04時50分18秒 | 日記・エッセイ

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