夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

形骸の文明である物質文明から精神文明へと導くコロナの教訓

2020年08月16日 17時03分08秒 | コラム・人文
院内にコロナの陽性患者を受け入れ、緊張感が走りましたが、落ち着いてきました。

外来患者さんも新しいシステムに慣れて、

依然の混雑した外来風景が一変し、

人々が整然と行動する節度ある姿に人間の素晴らしさを感じました。

質素な慎ましい生活を育み、

皆が『肉の手』では無く『心の手』で共に携えて生きる『

精神文明』の夜明けだと思われます。

神恩

『因果の法則』の悪い半面で言うと悪い因縁をつくると悪い結果があらわれる。

それを人格化したものが『悪魔』ということになり、

因果の法則の善い半面で言うと善い因縁をつくると善い結果があらわれる。

それを人格化したものが『観世音菩薩』ということになります。

観世音菩薩は人々の心の苦しみなどの響きを観じて

自由自在にその心の姿の通りに顕れて世の中を救いとる菩薩様であります。

観世音菩薩は単なる『因果の法則』、

あるいは『心の法則』のようなものではありません。

それは神、佛が一切衆生、有情非情生きとしいけるもの

ありとしあらゆるものを救いとる『大慈大悲』のおはたらきの一面なのであります。

『因果の法則』・『心の法則』を超越した“今“此処に置かれた場所に『神恩』がある。

悲しみを捨てよ、怒りを捨てよ、憎しみを捨てよ、

そしてみずからを祝福し、みずからを歓喜せよ、そこから天国浄土が実現する。




いかならむ ことある時も うつせみの 人の心よ ゆたかならなむ

                明治天皇御製 明治四五年 御製 『心』



感謝すべき点をさがしたら無数にあるのである。
感謝すべき点を探し出して感謝せよ。



我を捨てること。我こそ一切の不幸の根因である。



潔く生きると云うこと。
潔く生きるとは我と云うものが無くなることである。

軽やかな心・・・今のほかに時はない!

2020年07月04日 15時19分18秒 | コラム・人文
スーパーの入り口に七夕が飾ってあり、

そこに小学生達が立ち止まって備え付けの用紙に嬉しそうに願い事を書いていました。

子供たちの『今、此処の場所』で止まり素直に軽やかな心を表現している姿にひかれました。

年を重ねるにしたがい沢山のものを背負い、

それに引きずられ、『今』立ち止まって

素直な気持ちを軽やかに表現することを忘れがちであります。

県内随一の小野平野も田植えが終わり素晴らし田園が広がっています。

夜は『カエル』の大合唱であります。


院内も落ち着き患者さんも増えてきました。

コロナウイルスの時代への対応で

新しい検査室のシステムの構築等が進んでいます。

時々新型コロナウイルスの検体採取がありますが、

当院もとうとうPCR検査用の検体採取を

ドライブスルー方式で始めるようであります。


『今』を、全力を出して戦いとれ

今出来ることは、今出来るのであって、

ほかの時に出来るかどうかはわからない。

今の出来ることにぶつかれ。

『今』をあなたの思うままに占領せよ。

そこから未来の展望がひらけて来るのだ。

吾々は過去を動かすことは出来ない。

吾々は『今』という媒立を通さずには未来を動かすことが出来ない。

だから、吾々がもし過去のことを嘆いたり、

未来のことを思い煩わったり、

あらゆる種類の心のアセリを解き放つことが出来ないならば、

それだけ自分の『今』に集中すべき生命が浪費されるほかは無いのである。

自己と神と人との関係を信頼しなければならない。

それは仕事の三昧であり仕事の遊戯化である。




心が変われば制度も組織もおのずから変わる。制度も組織も人間がつくったものだからだ。



花はひとりでいきるのではない。根から養分を与えられて、生かされ咲かされているのである。
人間も亦その通りである。



 『何を食い何を飲もうと思い煩うな』  『口より入るものは汝を穢さず、却って口より出づる言葉汝を穢す』
                                             イエスキリスト


 


忍辱(にんにく)の功徳・・・・・共に苦難に耐え忍び、がんばりぬくという忍辱の功徳によって災難から逃れる事が出来ると言われています。

2020年04月11日 20時27分37秒 | コラム・人文
廻る廻る季節に万朶の花を咲かせ、風と共に散りゆく。

初々しい若葉が芽生え葉桜と変化し、変化無常である。

その変化無常の奥に一枝に永遠の歓びを托す桜の真心。


東京に息子と娘が生活していますが居酒屋に勤めている息子が5月6日まで休業だと言っています。

経済は人の動きで生みだすものですが、コロナウイルスの出現で

経済的損失と尊い人命の損失が天秤にかけられています。


人間は自然界の生物、植物、鉱物等と置かれた場所を侵さない限りにおいて共生していますが

互いに動物と動物、植物と植物、細菌とウイルス等においても同様なのではないでしょうか。

無意識のうちに互いの領域を侵し、互いに損失を被っているように思えます。

人間、動植物、細菌、ウイルス等が互いに尊重し合い調和することが大切な事と思われます。

此のことによりアンビバレンス的な状況が改善され、

経済的な損失を被らず人命の尊重が守られるのではないでしょうか。

アンビバレンス・・・愛と憎しみなどの強い感情が同時に存在すること。
           同一の対象に向かって、相反する心的態度。


肥沃な土地で蒔かれた種は速やかに生長して美しい花を咲かせますが、

厳しい土壌に蒔かれた『種』は忍耐強くその土壌に堪え忍び、

打ち勝つ以外には美しい花の『種』は枯れてしまうのです。

花を咲かせる為には『愛』という肥料を与える努力を必要とします。

それにはたゆまない『忍耐』が必要であります。


最大の修養は『六波羅蜜』(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧. 布施)の中でも

『忍辱』が第一と言われています。

柔和忍辱心の功徳によって災難から逃れる事が出来ると言われています。

(法華経法師品第十)

柔和忍辱心(にゅわにんにくしん)・・・温順で怒らず耐え忍ぶ心。


弘仁9(818)年の春 弘法大師空海の勧めで嵯峨天皇は

一筆毎に『三寶禮』の真を尽くして御清書なされました

般若心経の写経と空海の祈りにより、満願を迎えずに奇蹟的に疫病が収まりました。

その嵯峨天皇の般若心経の写経は

真言宗大覚寺派大本山大覚寺(京都市右京区)に保存されています。


弘法大師空海は色々と人間味ある人生問題の相談に応じていたようです。

上司との折り合いの相談。(上司を諫めるか、従うかの否か)

昔も今もそうですが、忌憚(きたん)なく善悪を言って人を諫めるような者で、

その家が栄えたためしはありますまい。・・・・・・

それでもなお正義をつらぬきたい人は黙っていられないのです。

道理を通して諫めてしまうのです。

他人を直接いさめることが尊いのは、悪い行為をやめさせて善業に導くからであります。

けれども菩薩が心がける大切な徳目の一つに 『同事』というものがあり・・・・・

仏・菩薩が人々を救済する為に、本来の智慧の光を隠して世にあらわれ、

煩悩の塵にまみれながら人々を仏法に導くというものです。


同事・・・衆生と同じく仕事にたずさわって衆生を救うこと。

弘法大師空海 般若心経秘鍵



神は人間が浄まり、善美なる本性の顕現するのを希望される。


一人一人の生命が失われると云う事は 掛け替えのない尊い神の無限の表現体を失うことなのです。・・・新型コロナウイルスと環境問題

2020年04月04日 20時34分44秒 | コラム・人文
自粛によりめっきり朝の通勤は車が少なくなりました。

コロナウイルスの検体採取が徐々に増えてきていましたが。

此の地域にもついに陽性患者が出ました。

ガス滅菌消毒の部署であるが為にスタッフも緊張感が広がっています。

病棟も面会制限から禁止になりました。

いつもの喧騒が無くなり、静かな院内となっています。


新型コロナウイルスと環境問題

新型コロナウイルスの蔓延の影響が世界的に広がっていますが、

その裏で劇的に地球環境が改善されているようであります。

人の行動等が制限された為に自家用車、飛行機、観光用のバスでの移動、

また工場、商店、飲食店等の生産、経済活動等が制限された結果だと思われます。

一番の影響は個人の自家用車なのではないか思われます。


人の行動等が制限されると二酸化炭素が軽減されると云う実証でもあります。

温暖化と叫ばれる昨今でありますが、美しい霊峰富士山と讃えられる為には

人間の身近な一人一人の行動が大変影響していると思えます。


団塊の世代である吾々の青年時代は、経済発展時であり、

京浜、横浜等の工場地帯等の煤煙、車等の排気ガス等により

空にスモッグがかかり青空が見えなくなりました。

しかし東京地区にディ―ゼルエンジン車の乗り入れ等の制限を課したり、排気ガスの規制等

様々な環境への負荷を改善することにより東京から富士山が見えるようになりました。

今まで環境の保全の為に化石燃料の削減、自然エネルギーの活用等色々な活用を進めて来ましたが

今程、世界的に大気が改善された事は始めてではないでしょうか。

人の活動を自粛、制限する事で、今までは得る事が出来なかった

環境の保全に効果が有ることが実証されたことになります。


このように人間が行動する時に身近な事柄に 

適切に不可をかけると環境保全の効果が劇的に改善されると思われます。

環境問題だけではなく自ら進んで、謙虚に身近な目前の問題に対して

適切に迅速に行動することが大切な事であります。

此の事が他に利益を与え、ひいては自分自身の幸せにつながると思われます。


神は人間を萬物の霊長として、

天地一切のものを霊的に支配する権能を与え給うたのである。

それゆえに、如何なる物も、人間が義しき心をもって生活し、

他を害する心を起こさない限り、自分が害されるということはあり得ないのである。




形は商売であっても『儲ける』目的の商売と『奉公』の目的の商売によってその成敗が分かれる。



あなたの家の幸福は、まことに貴方の和顔と愛語とにあるのでございます。






新コロナウイルスと日本の民族性

2020年03月22日 00時19分07秒 | コラム・人文
まだこの地には患者が出ておりませんが。

私どもの病院でも、新コロナウイルス患者の受け入れの準備しております。



今まさに、新コロナウイルスが世界を席巻している。


この様な危機的なる時にはそれぞれの民族性が発揮される。

日本の茶事の食事の時には御膳、食器、箸も別々であり、

抹茶を頂くときにも茶碗を各々に回しますが

その際には懐紙で飲み口をふき取り相手にまわします。

人と人の距離間があり、相手を意識し、恥じらいが強い民族性があります。

神道にも穢れを忌み嫌いことがあり、それを浄める『禊の心』があります。

このような民族性が衛生面でもこの様な危機的な時に

発揮されているではないかと思われます。



また子供の姿は親の現身といわれていますが。

未知の新コロナウイルスの症状の特徴が最終的には

肺が冒され息苦しい症状が現れると言われています。

今世界を支配している風潮が人間の頭脳的な知恵で進歩してきた倫理観、道徳観で縛られた

息苦しい空間であるように思われます。


未知の新コロナウイルスの息苦しい症状が現代の風潮の現身のように観じられます。



もっと心を広く、広くして、

日本の精神である『和をもって尊し』のように寛容な心を持ち、

お互いに赦し、尊ぶことが肝要であります。



人間同士だけではなく、宇宙に存在する、

自然、動植物、細菌、ウイルス等に対しても同様であります。


なぜならすべての存在は創世記第一章に示されている

『初めに、神は天地を創造された。』とあるように


すべての存在は神が創造されたのであるが故に

宇宙に存在する、動植物、細菌、ウイルスと

吾々は同根であり一つの生命体であるからです。


一つ一つの外形に就き、それを善である、悪であると

形によって決めることは出来ないのであります。

善を形の上で判断するよりも、善の本質に入って判断しなければならない。

唯一の善は神のみである――善の本質は神なのであります。

人間の生命は『神の生命』が種から伸びて花が咲くように

咲き出でたのであります。

だから善は神からの賜物であります。







人間は霊的存在である。



本に報い始めに反る。

日本民族のオリジナリテイー・・・・・君民一体の『ムスビの心』

2019年11月04日 18時40分59秒 | コラム・人文
先日『ノ』の意味を辞典で調べていると直ぐ横に『ノアの箱舟』の記載がありました。

日本は古代から地形と気候条件により、長い歴史の中で常に治水という問題と戦って来ました。

自然界で偉大な力をもっている水の問題は

土木技術が進んだ現代社会では

一見安全だと思われていて、忘れがちになります。

以前は山や川と向き合って厳しい生活をしていました。


現代では電車から勤務先、また車から自宅へと

山や川と出合う機会も薄れ、

気象状況もメデア等に頼り、

身近な山や川の四季の移り変りや気候の変化にも鈍感になりました。

都会では川も暗渠化され、川が何処にあるかも知らない人が多くなりました。

水の力がどんなに偉大な力をもっているのさえ忘れています。





日本民族のオリジナリテイー


神話を含めると今年は皇紀2679年になります。

このように皇統が長い間引き継がれているのは世界で稀なことであります。

先月22日に『即位礼正殿の儀』が行われ、

外国からも沢山のお客さんが招かれました。

そして儀式が始まると雨雲の間から太陽の光が射し、

皇居近くに虹が出ました。

まさしく皇室の祖先神であり、

太陽神といわれている『天照大御神』の顕れであるかのような光景でした。



天照大御神が祀られているが伊勢神宮であります。

最も古い、最も新しい、久遠の今を生きているのが伊勢神宮であります。

そして今上天皇陛下の国民に寄り添う『大御心(おおみごころ)』が

2679年引き継がれているのです。

吾々国民が『皇尊(すめらみこと)』の此の『大御心』を長い歴史の中で仰いで来たのです。

これが君民一体の『ムスビの心』であります。

この『ムスビ』の原理はキリストの『愛』であり、仏陀の『慈悲』でもあります。

『ムスビ』は単なる愛ではなく、日本書記ではムスビを産霊(むすび)と書かれています。

『産み出す霊』と書かれているのは

丁度『モチ米をむす』と上昇する陽である『火の力』と

穏やかに潤う陰の『水の力』がムスばれて美味しい『餅』が出来ます。

この『ムスビの原理』がものごと産み出す『創造の原理 』であります。

このように『陽』と『陰』が仲良くむすばれると

家庭が整い、国が正しくなり、世界の平和というものも此のようなことから生まれてくるのです。







幸福な表情を与えよう!




夢の翼に乗るとき老いも若きも向上し、若返る。





最後まで忍ぶ者は救われん。・・・ イエスキリスト



平和への道と民族のオリジナリティー(originality)

2019年09月08日 11時14分20秒 | コラム・人文
置かれた場所で毎年、素直で清らかに穏やかな顔を見せる朝顔。

人間も国もこう在りたいものです。



神より与えられた場所で自立自存の気風を保持して、

民族のオリジナリティーを失わず、その外径より新しき芽を出し

そして自由闊達に隣人に対して献身的な愛の広がる建設的な道を見出すことが、

互いの利害と衝突しない穏やかな平和の道を歩むことが出来るのではないかと思えます。


神が或る土地に或る

独特な文化を持った民族を生み出して

国を建てさせた以上、その民族には使命があるのです。

強国があらわれて、一時どんなに圧迫したり、

武力を持って征服したりして、自国の属領にしてみて、

どうしても、永久にはそれは属領にはならないものです。





仁徳天皇のお歌に
   それ天の君を立つるは、これ百姓の為なり


外国の ふねつどへり 四方の海 なみしづかなる としのはじめに
    
御製 明治天皇 明治36年

 
あらたまの 今年を千代の はじめにて いやさかゆらむ 伊勢の杉

昭憲皇太后最後のお歌 大正3年





世界に生き残っている生物は、皆な周囲と調和し得た生物のみである。





萌え出る若芽を愛せよ。その生き生きとした汚れない様をみて、自分の心とせよ。




自力に行き詰ったとき、他力に目覚める。







人生の主人公となる為に・・・『自己の人生』と境遇、環境は互に牽制し、影響する。

2019年07月21日 23時53分03秒 | コラム・人文
永遠の包容

降りしきる雨の足元に

小さな草々の初々しさ、

健気に生きる逞しさ。

銀河にひろがる一粒の星、

その光が輝くとき

永遠が奏でられる。

浄き生命の讃歌、

魂がわななき、

甘やかな包容。

鳴り響く調べ、

此のひと時に

優しさ広がる。



どのようにすれば自分の環境、境遇を改善することが出来るのであろうか。


地獄も天国も我が心の内あると申します。

心で想うことが現実の世界に実現するのです。

まるで磁石のように

悪を想えば悪が現れる。

喜べば喜びが現れる。

私たちの人生は自分自身の心の想念の力で

創り上げるているのですから、

その想念の力で悪しきにも、善しきにも

人生を築くことが出来るのです。

自分自身の悪しき環境は外からの印象及び影響は受けますが

それを受け入れるか否かは自分自身で決定するのですから

最終的には自分自身が責務を負うことになります。

ですから全ての事物は己が心の反映で造り上げたものです。

求める幸福は外の環境から来ないのである。

悪しき想念は何処から来たのかを自問自答して、深く内省し

そして自分が欲する新しい明るい環境、

希望を自分の心に強力に描くと

貴方は希望成就の道へと歩み始めるのです。




欠点を見つけるな。彼のために祈れ。




物質そのもは無力である。この物質に人を支配する力を与えるのは人自らの力である。





働かぬ者にさえ施すものが愛の行為でる。









46億年前の真実は今此処にあり・・・・・人間の生命は『久遠』即『今』を永遠に生きるなり。

2019年07月11日 22時09分41秒 | コラム・人文
 『はやぶさ2』の成功

マクロとミクロの世界がひろがる

広大な宇宙の46億年前の真実を小さな

『はやぶさ2』が『今』此処に運んで来ました。

 

龍宮城の浦島太郎が玉手箱を開け、

無時間の世界から、時間空間の世界へ舞い戻り


一瞬にして老いた姿に変貌しましたが、


『はやぶさ2』は46億年前の真実を今此処に見せつけました。



如来の性は、実は消滅なきなり・・・・人間の生命は永遠なり。



本当の自分は今まで天地と共に生き通してきた、

これからも天地と共に生き通して、

朽ちず、老いず、苦しまず、病まず、悩まざる

『円相的妙楽』の存在であり、金剛身、不可壊身である。



不治の病を持つ病弱な肉体に乗っている貴方は名騎手である。・・・

名騎手は却って駄馬を乗りこなそうとする。自信を持て



子供をあまり束縛するな、神に委ねよ。・・・

家庭より外が楽しいようになった時、子供は危険の淵にたつ。

令和元年・・・神の御前にひざまずき、御心の天になるが如く。地にもならしめ給え。

2019年04月03日 23時40分57秒 | コラム・人文
もう直ぐ、令和天皇の時代が開かれます。

老いも若きも皆さんが新しく生まれる時代に

希望をもち、歓んでいる様子を見ていますと

私も嬉しくなりました。

久しく用いられて来た日本の元号は

素晴らしい存在であることを再認識しました。

此のことを大変有難く思い、皇祖皇宗の御神霊に

深心の感謝を申し上げる次第であります。



『令和』という元号は『言霊』であり

宇宙に満ち満ちている魂の振動であり、

新しい生命の響きであり波動であり、

宇宙大生命の脈動そのものであります。


元号発表の日に帰宅して『令』を、文化勲章を受けられた

『諸橋 轍次(もろはし てつじ)』監修の廣漢和辭典(全4巻)。

中村元著の仏教語大辞典(全3巻)、宇井伯壽の佛教辭典でも調べました。

人名、熟語で色々と使われていました。


廣漢和辭典(全4巻)では

① 命ずる。
② みことのり(君主の命令)。
③ のり。おきて。
④ いましめ。教訓。
⑤ おさ。君。(長官)
⑥ よい(善)。りっぱな。すぐれた。
⑦ よくする(りっぱにする)令色。
⑧ 敬称。
⑨ めす(召す)。
⑩ まったい(完)。
⑪ 皇后、太子、諸候などの命令文。

この他にも熟語、詞牌、曲牌、人名、地名、鳥の名など色々挙げられています。


『会意』は

甲骨文、金文、篆文の箇所であつめるの意とも、頭上にいただく冠の象形であるという。

人がひざまずいて神意をきくさまを表し、いいつけるの意を表す。

と説明なされています。


これを読み当たり、聖書の『主の祈り』が想い起こされました。

御心の天になるが如く。地にもならしめ給え。


祈るときには

あなたがたの父は願う前から、あなたがたに必要なものをご存知なのだ。

だからこう祈りなさい

天におられるわたしたちの父よ、

御名が崇められますように。

御国が来ますように。

御心が行われますように、

天におけるように地の上にも。

わたしたちに必要な糧を今日与えてください。

わたしたちの負い目を赦してください。

わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。

もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。

しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。
      
マタイによる福音書 第6 9~14


言霊の神秘

『言霊』は宇宙に満ち満ちている魂の振動であり、

生命の響きであり、宇宙大生命の脈動そのものであります。

『心の想念』の波が宇宙に広がり、

やがてその想念の波が結実して物事が成就するのです。

テレビの放送局が発した映像、言葉を、


肉眼では見ることが出来ない電波という

波動を通して私たちがスマホやテレビの受信装置で

見たり聞いたりすることが出来るということとよく似ています。


心の想念は『コトバ』であります。

ヨハネ傳に『大初に言あり、言は神と偕にあり、言は神なりき』とあります。

丁度人名のように『A』さんと呼べば『A』さんが現れます。


日本の五十音の一つ一つの『音』は

天地及び自然の韻きを受けたものであります。

その一つ一つの『音霊』を探るとき

その音霊であるコトバの語源

又はそのコトバの本質を知る手懸りとなります。




イの言霊
生命(いのち)、又は祝(いわ)う、威厳(いげん)の『イ』であります。
生命的刺激をもっていて、人間に積極的に拍車をかける力をもっています。




ワの言霊
『ワ』というのは『輪』であり、『和』であり、丸みをもった意味をもっています。




愛はあたえるばかりである。愛は何ものも失わない。







キラキラと光る砂の川、輝く銀ハヤ(鮠)、空で遊ぶ雲雀・・・ワクワクと心ときめく愛を『今』此処に

2019年03月25日 20時40分48秒 | コラム・人文
福島県本宮市にある映画館『本宮映画劇場』の番組を見て、

昭和32年頃の私が小学5年生の時、佐賀県基山町で

父が映画館を経営していました頃を思い出しました。

私も2台のカーボン式映写機がある映写室に興味津々出入りをしていました。

映写技師の指示でカーボンの光が低下しないように調節したり、

フイルムの巻き時間が10分程しかないので、2台の映写機で切り換えて運転していました。

またフイルムを元に戻すために巻き返し等の手伝いをしていました。



孟母三遷

当時、朝鮮戦争が終結した直後に、外人バー等が集まり、

ネオン輝く退廃的な米軍の海兵隊の基地佐世保より、

見渡す限りに平野がひろがる筑紫平野(佐賀平野)の小さな町に転居しました。

無限と思える程ひろがる麦畑、川底の砂が透きとおる川の流れ、雲雀の鳴き声、

私にとっては全てが初めての新鮮な経験でありました。

雲雀、銀ハヤ((鮠)を追いかけ、

麦畑、川、山、草スキーなどの自然の中で我を忘れ夢中に遊びました。

劣等感で満ち溢れ、荒れていた心を癒す為には素晴らしい場所であり、

機会であり人生を左右する運命の大転換期でありました。

今、其のことを思い出しますと

私のことを常に見守り導いて頂いた父母の愛に深心の感謝を捧げます。




人間の老いを遅らすために


老いて朽ち果てると云うようなネガテイブな心を捨て去り、

私は永遠なるものであるというポジテイブな心を持ち続け、

『今』私は生まれたのであると思い、

幼児のごとく、すべてのものに神秘性と興味を持ち、

若々しい夢と希望、新鮮さを持ち続けることです。





愛せよ、少しも求めずに愛せよ。
無償の愛は平安と祝福に満たされる




隠れたるところで人を讃嘆せよ。  (佐世保海軍橋付近)




晴れやかに笑え、晴れやかな笑いはすべての栄養剤である。








純粋なる日本的な伊勢神宮の『神饌』・・・かたじけな おごそかにして したはしき 大御祭も 今しつかえぬ  女性初の神宮祭主 北白川 房子親王

2019年03月19日 23時18分43秒 | コラム・人文
いよいよ御代がわりが近づいてきました。

30年前に病院が建て替わり、当時の管理職に誘われ

この総合病院の仕事に就きました。

月日が過ぎ去るのは早いものでね!

当時は新館でしたが、

30年も過ぎて旧館もうソロソロ御代がわりの時期です




御代がわりに 神風の伊勢神宮を慕いて 持統天皇御製


高照らす日のみ子
    おもい
いかさまに念しめせか

神風の伊勢の国は
     
沖つ藻も靡みたる波に
    かお
潮気のみ香れる国に
うまこ          とも
味凝り あやに 羨しき 

高照らす日の御子



伊勢神宮の神饌

        
神饌(しんせん)はその神社が鎮座している土地やその時代、時代に、

人々が簡単に手に入れることの出来る旬の食物を人々が好んだ調理法で調理したものです。

直会(なおらい)と云われている神と人間との共食という考えから、

人間の食べる物、食べる量を基準に考えられている。

すぐ食べられるように火を通した熟饌(じゅくせん)に

箸を添えて供えるのが習わしでありました。

明治以降、生ものも加えられるようになりました。



新米は神嘗祭(かんなめさい)で神に供え、

新嘗祭で天皇陛下がお召し上がってから

国民が食べるのが、かっての習わしでありました。

神宮(伊勢神宮)の神嘗祭の30品の神饌の中でも

最も大切なのは、米と酒と塩、そして水、魚です。

魚のなかでも熨斗鮑(のしあわび)、鯛(夏は乾鯛)が重んぜられます。

春日大社、上賀茂神社談山神社、白山神社、などの『百味御食』の神饌は寺院の影響を受けていますが、

お伊勢さんの神饌は寺院や外国などの他からの影響を殆ど受けていない

純粋な『日本的な神饌』です。




情(こころ)を天地とひとしくし、想いを風雲に乗せ もって心神をを痛ましむることなかれ



ふかく入りて神路の奥をたづぬれば また上もなき峯の松風   西行法師





目にみえない世界・・・物質とは何か、力とは何か!因果律を破る? 超対称性!

2019年03月15日 21時20分29秒 | コラム・人文
帰宅時に突然春雷が鳴り響き、

横なぐりの激しいい雨が車に打ち付けました。

5月の10連休は日程のやり繰りで悩ましい限りです。


五官の認識について

舌や鼻や触覚で感じるよりも、又耳で聞くより、

目で見たことの方が記憶に残ると云われています。

五官の中でも目で感じ取る『視覚』は最良の器官であります。

日本の懐石料理はこの視覚に最も重きを置いています。


物質について


視覚や触覚で感じ取れる物質は突き詰めていきますと、

最後は目では感じ取れない光の波動であると云われています。



因果律を破る?

非対称性の中にも対称性が存在するという『超対称性』

この超対称性と云うのは正に因果律を破ることなのか?

因果律を破るということは因縁が無いということではないか?

因縁が無いということは極楽世界であるということか?


湯川秀樹博士は『因果律を破る』と云う問題に

生涯をかけたそうであります。




目に見えないもの

物質とは何か、エネルギーの源泉は何処にあるか

物質と精神とは如何に関係しているかという様な問題を

現代物理学の立場から出来るだけ平易に手短に語ることは充分な意味があるであろう。

物理学の研究法に二通りある。

一つは吾々の目に見える事物の間の関係を忠実に辿って行くやり方である

これを『現象論的方法』といわれる。

いま一つはあらゆる自然現象をすべて、目に見えない原子や電子などの相互作用の結果と解釈しようとする立場であって、

これを『原子論的方法』と呼ばれる。

今日の物理学にとっては、原子の存在は黴菌(バイキン)の存在に少しも劣らぬ確実性を持った事實である。

水は凍った時に初めて手で掴むことが出来る。

それは恰かも人間の思想が心の中にある間は水のように流動して止まず、

容易に捕捉し難いにも拘わらず、

一旦それが紙に印刷されると何人の目にもはっきりした形となる。

まことに書物は思想の凍結であり、結晶である。


芥子粒の中に須弥山が蔵されるという喩へのように

日本最初のノーベル賞 理論物理学者 湯川秀樹  昭和18年12月





自我と知識から生まれるのは不平不満、権利の主張であり、



無我と知識からは『ありがとう』『おかげさま』という感謝の心が生まれます。



傷ついた花々にも慈しみを・・・愛は神なり

2019年03月03日 16時13分39秒 | コラム・人文
クラシック音楽の中でも最も『霊感的』な協奏曲である

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番を聞いていると

末っ子の7男の二人の孫娘たちがやってきました。

喜び満ちたお雛様たち、今年新1年生になる孫娘が

小さな付箋に小さな文字をコツコツと書いている姿が

博多に居る次女の雰囲気に似ている事に驚きました。

相寄る人々は因縁があり、

同じ雰囲気を持っている『親和の法則』が働いているという

言葉を思い起こしました。




存在している全てのものが支えあっている荘厳なる世界



無機物である物質そのものは主観的な価値観を物質自ら主張しませんが、

各々人間の心によってそれぞれの物質の価値観が決まります。

そのように吾々が五官で感じとっているこの現象世界の価値観は

各々人間の想念で創りだした価値観の世界であります。


一粒の砂自身がダイヤモンドよりも人間よりも価値があるとは叫びません!!


一粒の砂、一個の岩石、一握りの土と1カラットのダイヤモンドの価値観は

人間が定める価値観では大きな違いがあります。

しかし違う視点で比較すると1カラットのダイヤモンドだけで、

また一人の人間だけで地球が成り立つことが出来ません。

言い換えると無機物である鉱物等、水、植物、生物、動物、昆虫、人間などの

存在するものの全てが支えあって成り立っているのが地球です。



一切れの菜っ葉でも粗末にすることは大いなる神の恵みを失ったことになります。

また現象的には醜い、哀れみ深い、罪深い、弱い立場の人達も尊い存在であります。

その存在を危うくすることは大いなる神の多大なる恩恵を喪失することでもあります。



どんな小さな恵みにも感謝せよ


どんな小さな恵みの奥にある神の愛を見なければならないのである。

そして感謝の念(こころ)を起こすとき、自分自身の心が浄まるのである。




女性の直観はしばしば男性の高慢な知識の自負を凌ぐ
マハトマ・ガンジー(インドの宗教家・政治家・アメリカのソローに影響を受けた。)




慈悲深い白木蓮よ、高潔ならしめ給え

新しい時代の夜明け・・・偶然は信念で必然にかわる。

2019年02月24日 12時07分01秒 | コラム・人文
愈々新しい時代の夜明けが近づいて参りました。


先日皇太子殿下の誕生日でお言葉がありました。

その最後のお言葉に・・・

私も、過去の様々なことを学び、古からの伝統をしっかり引き継いで行くとともに、

それぞれの時代に応じて求められ皇室の在り方を追い求めていきたいと思います。


私共も皇太子殿下の御心を御心として有り難く拝受して

殿下の御心に報い奉らんと心より願います。



岩かげに したたり落つる 山の水 大河となりて 野を流れゆく

                             
                               皇太子殿下 歌会始





偶然は信念で必然にかわる。



『中心帰一』・『一円相の理念』の日の丸