夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

捨て去る勇気(捨無量心)、そして微笑み・・・自己破壊からの救い(攻撃性』)其の③

2018年10月14日 12時37分37秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
花園

 
陽だまりの花園に

蝶が遊んでいる。

ふと時間をわすれ

温かさに包まれ

しなやかさが広がり

悠久の抱擁が蘇り

慈しみが満ち満ちる。




自己破壊からの救い(攻撃性』)其の③


子供は遊びという技法を用いて、

攻撃的な意味で、ものを汚すことと、

創造的な意味で何かを描くということ

とのあいだに橋渡しをするものである。

子供は無心にその遊びを楽しむ、

そしてある種の自慢等の態度を放散させる。

科学的な方法で遊びを巧妙に利用し、

それによって攻撃の鉾を収めて自己破壊から再建を計る


一見愛の対象のようであって実は憎悪の対象になっているものがある。

このような愛は『愛』と『憎しみ』がうらはらとなっていることがある。

このような愛の対象は強制的に放棄することが賢明である。

このような愛の対象を心の奥に秘めておくことは、

いたずらに紛糾を生じるさせるだけである。

なぜならこの愛の対象を守り貫こうとする色情的な結合力が、

いくら努力しても繕いきれないほど攻撃性が破裂するからである。

この攻撃性はその対象に直接的向けることが困難であるが故に、

自分自身に向けられ、被害を蒙るのは本人自身である。

このような憎しみの対象は人生の初期に現れた人物を

子供心に猛烈に憎みその憎んだ人の代理になっているのです。

ですからその憎しみが強大なので置き換えたり、

放棄することが困難となるのです。

このような人が憎しみの為に

自分が病気になることは極めてあるうることである。



機知とユーモア、笑いの効果とは

相手次第で敵意に満ちた衝動を解消する利益がある。

ユーモア、笑いという変装を着せられ心を解放されると、

抑圧された敵意の感情を持っている人は

すべて途端に明るい良い気持ちになる。








山道をあるく・・・自己破壊からの救い(攻撃性』)其の②

2018年10月13日 22時46分28秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
朝靄の 谷間にけむる 初穂かな

小さな沢を登りました。

考えていた以上に、変化に溢れた坂道を登るのは息があがり、

バランスを保つのが大変でした。

年月を感じさせられました。




攻撃性と対抗して闘う手段



攻撃性を食い止めるには攻撃性の直接的表現に対抗するには

ただ拘束(restrsin)あるのみと考えてはならない。

自己破壊(攻撃性)の手段は容易に別のものに取り換えるることができる。

当人自身が攻撃を認識しなければならない。

一旦攻撃性に含まれている自己破壊性が認識されると、

それを自分向けたり、また無害な攻撃をしかけてこない(ionffensive)対象物に向けたりせず、

別の方向に向け直し、攻撃しても差し支えのないもに振り返ることである。

悪口三昧などの攻撃性を周りの者や近親者に向けることは、

はた迷惑なものであるがこれは喜ぶべきことなのである。

このような攻撃性の傾向が差し支えの無い対象に吐き出されさえすれば

その攻撃性は癒されるのである。

攻撃性エネルギーを応用して、ゴルフで歩いたり、隣人の悪口を言ったり、

妻の平和を乱したり、畑を耕したり、討論会で意見を述べたり、工場で働いたりすることが

攻撃性の昇華(sublimation)を意味していて、はるかに賢明なことである。

われわれの憎悪のうち、もっとも深刻なものは子供時代に形成されたものであり、

攻撃性を処理する手段のなかでもっとも効果的なものは

本質的には子供じみたものであるという事実を忘れてはならない。

これこそは遊びの主な機能なのである。

ヴァン・ゴッホは芸術に自己を傾注して、

情熱をカンパスにぶつまけた為に自殺を延期することが出来たのである。


入院中のある婦人が糞便を壁になすりつけて、

医者や看護婦の悪口を書き散らしたる

ある婦人が回復をするにつけて、ペンとインクで美しい詩句が書けるようになった。

このことはわれわれの原始的な攻撃手段が、

初歩的であるが社会的に是認される形態の様々な活動に置き換えられいく有様を見ることが出来る。










自己破壊からの救い(愛を憎しみに変え、おのれを傷づける死の本能からの救い)・・・・・其の①

2018年10月08日 15時42分30秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
久しぶり穏やかな日差しが戻り、

柿の実が色づき素晴らしい秋日和です。

私共が小学生の時分は

此の10月に運動会があり、

肌寒い中での駆けっこでした。


地震、台風、大雨等の災害等が毎回繰り返されますが、

自然災害の被災者は生活環境の進歩等により

80年前よりも40分の1程に減少しているそうであります。

災害を肌で感じていると以外であります。

温暖化と言われますが、

人類の自己破壊・自己懲罰の姿のようであります。





人間は自己破壊に平衡して自己再建が常に行われている。


自殺からはじまって、種々の慢性的、間接的形態などの

ある種の肉体的疾患等は臓器上の間接的自己破壊である―

われわれは内部的および外部的諸勢力が、自己破壊の諸傾向に対抗して働き、

その結果、実際に起こる事柄が生きようと願う意志と、死にたいと思う意志と―

すなわち生本能と、死本能―とのあいだに行われる妥協が臓器上の間接的自己破壊である。

しかし人間は自己破壊に平衡して自己再建が常に行われている。


自己破壊性を認識することは、

実に多様な自己破壊に抵抗し、

生本能の闘いを激励・支持する目的を持っている。


『精神分析』は自己破壊的な諸傾向の仮面をひんむいた。

自己破壊が実際に成就されるありかたをみると、

三つの要素―

『攻撃性』

『自己懲罰』

『色欲』

を動機とする諸活動ならびに機能がそこに働いている。



カール・A・メニンジャー(Karl  Augustus  Menninger)