夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

フロイドの夢の分析・・・⑤ (夢の改作・削除・寸断)―潜在意識を赦し和解の道へ

2016年02月17日 20時30分22秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
フロイドの夢の分析・・・⑤(夢の改作・削除・寸断)

天の愛と地の愛と。父の愛と母の愛と。天の生気と地の生気と。
両々そろって万物は育成するのである。


失敗は大したことでない。損も大したことでない。自分の心を乱すか乱さないかの方が大切だ。

あらゆる言葉、あらゆる行動ことごとく未来に果(み)を結ぶ種となる。



夢の改作・削除・寸断

ある女が数年前に自分の姉の最初の子が死んで横たわっているのを見た光景と同じのような光景の中に
今度は姉の生き残っていた一人の子供が死んで横たわっている所の夢を見たのです。
その夢を見ても彼女は何ら苦痛を感じなかったというのです。
フロイドははその夢を分析して、彼女は姉の子供が死ぬことを望んでいる欲望を表しているのであるとだと解釈したのであった。
しかし彼女はそんな筈はないと否定した。
よく分析してしてみると、数年前に姉の最初の子供が死んだ葬式の席上で
彼女は自分の愛する男と相会うことが出来て逢引を楽しんだのであった。
彼女はその愛人とそれ以来合ったことがないのである。
もし二番目の子供が死ぬことになれば、その愛人は会葬のための姉の家に来るだろう、
彼女はその男と合うことが出来るのである。彼女は愛人に合いたいのだが、この感情を不純なものであるとして、
表面の心で認識すべきでものでは無いとして意識の検閲官が改作を命じているのである。
彼女はその男に合うことは喜ばしい感情であったが、それを悦びの光景そのままに表現することは検閲官が承知しないのである。
だから喜ばしくない、悲しい光景にその感情を夢の中で改作して、自分の本当の感情を押し隠したのである。
このように意識の検閲官は夢の内容を、改作して、削除して、秩序性もなくして様々な断片を一つの光景に凝縮してしまうのであります。
そしてその本当の事実を思い出さないようにカムフラージュして夢を完成するのです。




現在意識の心は善い心と悪い心が同居していて、心が動揺して悩みますが、
悪い心を表面の心で認識しているとその悪い心は時間が解決してくれます。
明るい善の心を持ち続けてポジティブな生活していく中で
『悪い心は本来実在しない』のでありますから消えていきます。
しかし潜在意識に抑圧されている、自分自身がコンプレックスと感じている感情は表面の心(現在意識)が認識するまで開放されることが困難になります。
例えば鉄の箸を真っ赤に熱せられいると知って握るのと、知らないで握るとでは
火傷の度合いが甚だ違いが出て来る事と同じようなものであります。
このように悪い事でありながら悪いと認識していないのは心に歪みがでることになります。
自分の表面の心(現在意識)と隠された心(潜在意識)とが相対立するのでなく
両面の心が共に和解して調和することが大切であります。
先ほどのフロイドの話でも、自分自身の潜在的な醜い心を分析により、
表面に浮かび上がらせ客観的に認識するとその感情は次第に消えるものでありますが、
その隠された自分自身の内面の心を排他し責める(自己処罰)のでなく、
自分自身の内面の心を温かく抱擁して愛し、赦すことが大切であります。
その赦す心は自分自身の深い心に内在している『仏の心』『如来の心』「神の子」が赦すのであります。


・・・続く





2月16日(火)のつぶやき

2016年02月17日 04時48分59秒 | 日記・エッセイ

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