「マインドマップ」というノート術のことは前から聞いていたし、それを解説した本やCDも前から読んだり聞いたりしていました。
基本的には、情報を、キーワードで整理するというものです。
つまり、「文章」ではなく、それぞれの内容を表すキーワードを取り出して、そのキーワード間のつながりを線で引いて、内容を把握するというもの。そうすることで文章を読む煩わしさから解放され、そのキーワードと線のつながりを見ることで、瞬時に記憶を掘り起こして内容を理解できる、ということです。
それだけを聞くと、とてもいいアイデアのように思えるのですが、自分でやろうとすると、どうもヘンなマップになってしまって、誰でも使えるというわけではないのかなぁ、と挫折気味に感じていました。
でも、『マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』という本の課題を実際にやってみて、少し印象が変わりました。
これは、マインドマップを小学生向けに解説したもので、学校で学ぶ内容をマインドマップを用いてノートに取ると、勉強が楽しくなるよ、というものです。
国語・算数・理科・社会・英語それぞれについて、マインドマップの作り方の例が載ってあり、自分で試しに作ってみる課題も用意されています。
そこで、この本の指示通りに、色鉛筆を使ってマインドマップを作ってみました。すると、あらら思ったよりも簡単にマップが作れるじゃありませんか。これまで「上手くいかないなぁ」と悩んでいたのはなんだったんでしょ。
というように、小学生向けという体裁は取っていますが、これはマインドマップの初心者にはとてもよい入門書のようです。
私が今回この本でマップを作っていて思ったのは、マップを作るうえで重要なのは、キーワードとキーワードを線で結ぶのではなく、線の流れの上にキーワードを置くという感覚なのだな、ということ。
単にキーワードを線で結ぶのでは、キーワード間の内容のつながりを感じることができず、結局はキーワードそれぞれが別々の内容を表しているだけのように感じます。
それが、線の流れの上にキーワードを置くようにすると、キーワードとキーワードが同じ内容の流れにあることが感じられて、情報のつながりがまとまっている印象を受けるのです。
これだと、ひたすら苦痛な文字情報の処理も、一つの流れ・イメージ・まとまりとして処理できそうな気がします。
もう一つ思ったことは、マインドマップはあくまで自分で作らなければ意味がないこと。つまり、線を色鉛筆で引いて、その上にキーワードを載せるという作業をする中で、情報の筋が感覚的に感じ取れるようになる、というようになる必要があるということです。他人が作ったマップを見るだけでは、その情報を処理していく感覚がつかめないんですね。あくまで処理過程が大事なように思います。
これまでの勉強とは違い、情報をイメージ・流れとして処理できるので、暗記の苦痛がかなりなくなるように思います。
「…すればすべて上手く行く!」という自己啓発的な言い方には注意する必要がありますが、逆にそれで効果的なメソッドに眼をそむけてしまうのもつまらないことのように思います。
私自身も、まだマインドマップのことはよくわからないし、この本を読んで可能性を感じる、という程度です。でも、もう少し探求してもいいように感じます。
“Mind Mapping” Michale J. Gelb(著) 2 joy - a day of my life -
“Mind Mapping” Michale J. Gelb(著) joy - a day of my life -
基本的には、情報を、キーワードで整理するというものです。
つまり、「文章」ではなく、それぞれの内容を表すキーワードを取り出して、そのキーワード間のつながりを線で引いて、内容を把握するというもの。そうすることで文章を読む煩わしさから解放され、そのキーワードと線のつながりを見ることで、瞬時に記憶を掘り起こして内容を理解できる、ということです。
それだけを聞くと、とてもいいアイデアのように思えるのですが、自分でやろうとすると、どうもヘンなマップになってしまって、誰でも使えるというわけではないのかなぁ、と挫折気味に感じていました。
でも、『マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』という本の課題を実際にやってみて、少し印象が変わりました。
これは、マインドマップを小学生向けに解説したもので、学校で学ぶ内容をマインドマップを用いてノートに取ると、勉強が楽しくなるよ、というものです。
国語・算数・理科・社会・英語それぞれについて、マインドマップの作り方の例が載ってあり、自分で試しに作ってみる課題も用意されています。
そこで、この本の指示通りに、色鉛筆を使ってマインドマップを作ってみました。すると、あらら思ったよりも簡単にマップが作れるじゃありませんか。これまで「上手くいかないなぁ」と悩んでいたのはなんだったんでしょ。
というように、小学生向けという体裁は取っていますが、これはマインドマップの初心者にはとてもよい入門書のようです。
私が今回この本でマップを作っていて思ったのは、マップを作るうえで重要なのは、キーワードとキーワードを線で結ぶのではなく、線の流れの上にキーワードを置くという感覚なのだな、ということ。
単にキーワードを線で結ぶのでは、キーワード間の内容のつながりを感じることができず、結局はキーワードそれぞれが別々の内容を表しているだけのように感じます。
それが、線の流れの上にキーワードを置くようにすると、キーワードとキーワードが同じ内容の流れにあることが感じられて、情報のつながりがまとまっている印象を受けるのです。
これだと、ひたすら苦痛な文字情報の処理も、一つの流れ・イメージ・まとまりとして処理できそうな気がします。
もう一つ思ったことは、マインドマップはあくまで自分で作らなければ意味がないこと。つまり、線を色鉛筆で引いて、その上にキーワードを載せるという作業をする中で、情報の筋が感覚的に感じ取れるようになる、というようになる必要があるということです。他人が作ったマップを見るだけでは、その情報を処理していく感覚がつかめないんですね。あくまで処理過程が大事なように思います。
これまでの勉強とは違い、情報をイメージ・流れとして処理できるので、暗記の苦痛がかなりなくなるように思います。
「…すればすべて上手く行く!」という自己啓発的な言い方には注意する必要がありますが、逆にそれで効果的なメソッドに眼をそむけてしまうのもつまらないことのように思います。
私自身も、まだマインドマップのことはよくわからないし、この本を読んで可能性を感じる、という程度です。でも、もう少し探求してもいいように感じます。
マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術トニー・ブザン,神田 昌典ダイヤモンド社このアイテムの詳細を見る |
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